何度死んでも戦い続ける精密射撃アクション『Revenant』


Masa Kei
Masa Kei

2023.04.07

Revenant』は、義体の女エージェントが敵を殲滅するガンアクションゲームだ。日本語翻訳を担当した私から、ゲームの紹介もさせていただければと思う。30~40分ほどでクリアできる短編で、無料配信されているので気軽にプレイしてみてほしい。

このゲームは韓国の大学生チームによる卒業制作だ。青江文化産業大学ゲームコンテンツスクール(School of Game, ChungKang College of Cultural Industries)の展示会「ChungKang Chronicle 2022」に出展されてから、2023年3月29日にSteamで無料公開された。

敵の弱点に撃ち抜く快感!

『Revenant』をプレイすると、適当に撃っただけでは敵にダメージを与えられないことに最初は戸惑う。「精密照準」という独特なシステムで、カーソルを敵の弱点に正確に合わせて撃ったときのみ命中するようになっているのだ。

メイン武器は拳銃で、7発撃つごとにリロードに時間がかかる。押し寄せる敵に対処するには、一発ずつヘッドショットを狙っていく必要がある。これがうまく決まると、気分は完全に「射撃の名手」「凄腕のガンマン」だ。

▲照準がずれていると命中しない

一瞬で命を落とす緊張感

敵の攻撃を受けると一撃でやられてしまうシビアさ。これがゲームを面白くしている。一発も食らわずに敵を殲滅せよ、ということだ。チェックポイントが細かく用意されているため、リトライはあまり苦にならない。繰り返しながら、隙のない動きを追及していこう。

本作ではディストピア的な近未来が描かれ、主人公の「ベータ」は組織のエージェントとして過酷な任務に就いている。何度死のうとも、量産された義体にサーバーから意識を転送されて蘇り、延々と戦い続けるしかない。

▲組織に従うか、自由を求めて死ぬか

戦いの舞台も殺風景で、全体的に灰色がかっている。無骨な工事現場から地下鉄に入って駅の構内を降りていき、トンネルを通って進む。これは暗がりで神経を研ぎ澄まし、命のやり取りに興じるゲームだ。この世界観に惹かれた方にぜひプレイしてほしい。

▲地下鉄の廃墟でギャングと撃ち合う

続々と無料ゲームが登場

「ChungKang Chronicle 2022」に出展されたゲームは、2023年2月以降に次々とSteamで無料配信されている。見下ろし視点のアクションゲーム『SkyIsland』は多数のユーザーレビューを獲得し、日本語対応しているのでおすすめ。

他にも、ボスラッシュの2Dアクション『HellFurnace』、3Dアクションの『Abyss Of Fire』(日本語有り)と『ToyLand』、飛び出す絵本風の横スクロールアクション『PoPuP』がある。リンク先を見て気に入ったタイトルがあれば遊んでみよう。次回の卒業展示でも、Steamで配信されるゲームが出てくることに期待だ。


基本情報
開発 Mayfly
販売 Mayfly
配信日 2023年3月29日 / 日本語有り
定価 無料プレイ (Steam)
Indie Freaks

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