2023年7月14日〜16日に京都みやこめっせにて開催された「BitSummit Let’s Go!!」出展タイトル『グレイシャード』のブースレポートをお届けしよう。
同タイトルは、インディーゲームパブリッシャー「PLAYISM」の取り扱いタイトルとして発表されているもので、今回イベント会場ではデモ版を試遊することができた。
氷の下に広がる大海で脅威に立ち向かえ
『グレイシャード』は、クリエイター渋谷啓氏による個人開発スタジオ"Studio Snowblind"が手掛ける、ソウルライクな要素がある遠未来海中アクションアドベンチャーだ。
本作の舞台は6500万年後の地球。そこでは、大氷河期によって地球全体が凍りつき、生命は分厚い氷の下の海に活路を見出していた。プレイヤーは鳥類の末裔として高度な進化を遂げた"トゥアイ"の一羽となり、海中の脅威に立ち向かっていく。
今回、ブース内の試遊台ではチュートリアルの一部である「静かの海」のステージ冒頭を体験することができた。海中だが、水の抵抗による動きの制限のようなものはなく、上下左右に素早く自在に動けるので(慣れは必要だが)ストレスのないアクションが楽しめる。
敵対生物と相対すれば、自身の翼を使っての近接攻撃と遠距離攻撃を使い分けたり、クールダウンのあるアビリティを使ったりしながら戦っていく。どの敵も歯ごたえがあり、特性を理解して動きを見極め、回避アクションも駆使して堅実に戦うことが重要という感触だった。
敵を倒すことで得られる「栄養素」を使ってステータスを強化することもでき、キャラクターを成長させながら、水中ならではの多彩なアクションを楽しめるところが本作の魅力だろう。
開発者インタビュー
ここからは、ブースにいらっしゃった開発者の渋谷氏から伺った内容をあわせてお伝えしたい。
【質問】現在の進捗はどの程度でしょうか?
30~40%といったところです。試遊していただいたプレイヤーの皆さんの反応も良く、改善点も見えてきたので、これからさらに作り込んでいきます。
【質問】マップ構成はどのようなものになりますか?
特定の目的を達成することで次のマップへと移動する形です。今回の試遊ステージは比較的狭いリニアなものとなっていますが、より開けた広いマップも用意しています。
【質問】ボリュームはどの程度になるのでしょうか?
メインストーリーのみで10時間以上を想定しています。サブクエストなど、やり込み要素的なものを含めればそれ以上になります。
【質問】実際にプレイしてみて、よく動く軽快なアクションという印象でした。Steam Deckで試遊しましたが(試遊台はPCとSteam Deckが用意されていた)、激しいアクションでも処理落ちがありませんでしたね。
本作はUnityで制作しているのですが、Steam Deckでも50fps程度は出せるように最適化を進めています。トレーラーはすべてインゲームの映像なので、実際にあのまま動くアクションと思っていただいて大丈夫です。
※追記※
渋谷氏より、「50fps前後出るように最適化したのは今回出展させていただいたデモ版になります。正式なSteam Deck対応と目標FPSは現時点では検討中となっております」と情報を頂きました。
【質問】難易度設定を実装する予定はありますか?
この手のアクションゲームに難易度調整が可能なシステムを入れることに賛否両論があることは理解していますが、開発サイドとしては入れたいと考えています。
なお、出血表現や、倒した敵がバラバラになるといったものはないので(実際に倒した敵は分解されるように消えていった)、そういった表現が苦手な方やお子様でもその点は安心してプレイいただけると思います。
【質問】対応言語は?
現在Steamストアページでは、日本語・英語・中国語(簡体字/繁体字)のサポートとなっていますが、フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語にも対応予定です。
基本情報 | グレイシャード |
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開発 | Studio Snowblind |
販売 | PLAYISM |
配信日 | 未定 / 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |
基本情報 | グレイシャード |
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公式サイト | glaciered.com |
公式X(旧Twitter) | @GlacieredGame |