ハクスラ最高峰タイトルの1つ『Grim Dawn』の新たな大型追加コンテンツ「Fangs of Asterkarn」が、2024年にリリース予定であることが発表された。
個人的には朝起きて我が目を疑うほどのビッグニュースであり、そして、同じように驚いてくれるであろう”乗っ取られ”の皆さんのために、フォーラムで公開されていた内容を日本語でお伝えしたい。
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第3弾DLCのまとめ
現在発表されている内容自体はそれほど多くないが、まずは、1枚の画像で箇条書きのように記されているDLCの概要について見ていこう。

- DLCのタイトル名は「Fangs of Asterkarn」(拙訳:アスターカーンの牙)
- 変身可能な10番目のマスタリークラス
- ケアンの新しい章の追加
- ポーションカスタマイズ
- レアとマジック装備のAffix(接辞)変換
- Crucible(坩堝)の拡張
- シャッタードレルムの成長
- 数百種類の新アイテムの追加
- エピック装備の覚醒
- 2つの新しい派閥の追加
この画像の内容だけで『Grim Dawn』の並外れた新たな広がりを予感し、ニュースを確認した早朝から震えてしまった。フォーラムでは、各要素についてさらに詳細が書かれているので、そちらも確認してみよう。
凄まじい拡張が予想される新要素たち
◆DLCの舞台◆
「Fangs of Asterkarn」と名付けられているとおり、ケアンの西部に位置するアスターカーン地方が舞台となっている。アスターカーン地方は雪が降る厳しい大地という印象で、雪山や氷の洞窟などを旅しながら、「Kurn部族」の血塗られた暗き歴史に足を踏み入れていくとのことだ。

◆10番目となる新しいマスタリークラス◆
クラス名は「Berserker」で、凶暴な獣のような姿へと変身して破壊の力を振るう戦士とのこと。キービジュアルを見ると、白いオオカミに変身できる近接向きクラスのような印象だ。この新クラスにより、マスタリークラスの組み合わせは計45通りとなる。
◆最大レベルと祈祷ポイント◆
両者も数値的な変更はない。ただ、クエスト報酬や後述のポーションカスタマイズで新たな力を手に入れられるとのことだ。
◆ポーションカスタマイズ◆
Ver.1.2からポーションは数量で所持することが廃止され、スキル枠に入るようだ。そして、第3弾DLCでは、体力を回復させるだけではなく、強力なユニークバフや効果を付与できる性能にカスタマイズできるようになる。
◆Affix(接辞)変換◆
マジックとレアの装備に付いている接辞をリロールできるようになる。『Grim Dawn』では、最終ビルドにレア装備が組み込まれることも多く、やや現実的ではないダブルレア品の入手もハードルがかなり低くなりそうだ。ただ、1ロールするために「クトーンの捕縛印とウグデンブルームが**個ずつ必要」とか言われてもおかしくはない。
◆Ascendant ゲームモードの追加◆
おそらく、ベテランモードのようにキャンペーンの難易度を変更するゲームモード。ダンジョンやボスがプレイヤーの限界を試すかのように変化するとのこと。
◆Crucible(坩堝)の拡張◆
坩堝モードに30ウェーブ追加。
◆シャッタードレルムの成長◆
新しい領域とボスエリアを追加。
◆数百種類の新アイテムの追加◆
新しいMI品、エピック、レジェンダリー装備品を数百種類追加。……本当なのか…?
◆エピック装備の覚醒◆
数多くのエピック装備の真の潜在能力を解放し、レジェンダリー装備に匹敵する力を与えられるようになる。
◆新しい敵◆
スーパーボスとネメシスボス(どちらも複数形表記)が実装される。
◆2つのローグライクダンジョンの追加◆
「Fangs of Asterkarn」の無料アップデートとして2つのローグライクダンジョンの追加を予定。
2024年は深淵を覗く年になりえる
冒頭でもお伝えしたが、リリースは2024年を予定しており、価格は「Ashes of Malmouth」「Forgotten Gods」と同価格帯を想定しているそうだ。
これまでもDLCが出る度に『Grim Dawn』の世界は広がり続けたが、第3弾ではビルドの選択肢が恐ろしく膨らむことは容易に予想され、今からどうなるのか想像するだけでも楽しい。
また、本筋とはややずれてしまうが、先日は『Titan Quest II』の発表もあり、『Path of Exile 2』も2024年6月7日からクローズドベータが開始されることがアナウンスされている。
もしも、これらすべてが来年発売されとしたら……2024年は「ハクスラの年」と呼んで差し支えないだろう。
