【BIC Festival 2023】今年は推理物がアツい! 注目の4タイトルを紹介『Staffer Case』『Connected Clue』『LumineNight』『The Guilty Hearts』

韓国最大級のインディーゲームの祭典Busan indie connect festival 2023(通称:BIC Festival)では、2023年8月25日から3日間にわたってオフラインイベントが開催された。
Steamに特設ページもオープンしているので、まずは展示タイトルを眺めて楽しもう。今年のBICでは推理アドベンチャーゲームの出展がよく目立っていた。その中から4タイトルをご紹介したい。

스테퍼 케이스: 초능력 추리 어드벤처(Staffer Case: 超能力推理アドベンチャー)
超能力による犯罪が横行する架空の1960年代ロンドンが舞台。超能力を持たない新人捜査官が事件に挑む! 容疑者の超能力に関する資料を参考に、捜査官たちの超能力を活用して事件を解決しよう。
全5話構成。例えば、第1話は超能力者のサーカス団で起きた殺人事件を捜査し、念動力を持ったピエロ、発火能力を持った手品師、冷却能力を持った曲芸師の中から犯人を見つける……といった内容だ。
すでに早期アクセスを卒業して正式発売され、Steamで韓国語のレビューが1000件以上集まっている人気作。BICのブースで質問したところ、今後、日本語を追加する計画があるらしい。正式な発表を楽しみに待とう。

Connected Clue
女性探偵のダイアナを操作して現場を歩き回り、集めた手がかりをつなげて事件の真相を暴く推理アドベンチャーゲーム。
物陰に隠れながら尾行したり、変装したり、ミニゲームで指紋検出や鍵開けをしたりと、探偵らしい要素が満載だ。一人で制作しているとは思えないほど芸が細かい。
『Wicce』『ネバエ(Nevaeh)』の開発元Alpheratzの新作。CFKがパブリッシングを担当し、日本語に対応することが発表されている。

LumineNight
1950年代アメリカの架空の都市を舞台とした推理アドベンチャーゲーム。刑事ケルヴィン・フォスターと、彼の一人娘で自称・探偵のセレンが10年来の未解決事件の謎に迫る。
本作には、捜査、パズルと暗号、潜入、尋問、推理の5つの要素がある。会話シーンはビジュアルノベル的な画面構成だが、街を歩き回って捜査するときは横から見た視点に切り替わる。監視の目をくぐり抜けるステルスや、尋問して得た証言に矛盾を突きつける場面もあるという。
早期アクセスは実施せず、2024年3月に正式版として発売される予定。対応言語は英語と韓国語。発売後になるかもしれないが、日本語が追加されることを祈ろう。

The Guilty Hearts
罪悪感を見る能力を持つ、元警察の女性主人公ユ・ソヨンが関わる事件を描いた捜査/推理ゲーム(デモ版はソヨンが警察にいたときのシーンだった)。
元は『CardCase』というタイトルで開発されていたらしく、人物や手がかりの情報がカードの形で整理されていく。推理と追求のシステムはボードゲームに触発されたという。現場調査のシーンはミニチュアのような3Dグラフィックで表現されている。
開発元のSinglecore Gamesは『Exit the Gungeon』の開発にも参加。開発実績には『Frincess&Cnight』や『Dungeon Warfare』の名前も。これらのタイトルからすると、スタジオ最新作が推理ゲームとは驚きだ。まだ開発が発表されたばかりで発売は先のようだが、続報を楽しみに待とう。
