2023年9月21日~9月24日に千葉県の幕張メッセにて開催されている「東京ゲームショウ 2023(以下、TGS2023)」に出展された、日本・アジア産の個性的なインディー作品を中心に取り扱うゲームレーベル「HYPER REAL」のブースレポートをお届けしよう。
今回TGS2023では、同社が取り扱う4タイトルが出展された。
※リンク先はいずれもSteamストアページ
9月10日に配信された「PLAYISM Game Show 2023.9.10」でもアナウンスされたが、今回『34EVERLAST』はトレーラーのみの出展となる。

いずれも魅力的なタイトルだが、今回『青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署』の体験版の内容が、2023年7月に京都みやこめっせで開催された「BitSummit Let’s Go!!」で出展されたバージョンからアップデートされた内容となっているとのことなので、こちらをピックアップしてお届けしよう。
青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署
『青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署』は、日本のインディーゲーム開発スタジオ"Furoshiki Lab.(フロシキラボ)"が手掛ける、1999年の日本が舞台のジャパニーズホラーノベルアドベンチャーだ。
本作は、都市伝説に登場する怪異が具現化することによる事件が多発している日本が舞台。それらの怪異を究明しようとする組織「青十字病院」の一員としての日々が描かれる。

ストーリーはエピソード形式になるとのことで、「民俗学」「都市伝説」「怪異」といったさまざまな要素が絡まり合っていくが、やがて真相へ向けて収束していくのだという。
ビジュアルノベル形式となる本作では、テキストを読むことを基本としてストーリーが進行していくが、タイトルからも想像できるように「怪異を観察して解剖する」ことでその生態を突き止め、事件解決の糸口とするというパートが登場する。


体験版では、未確認動物の一種とされる"スカイフィッシュ"の解剖シーンを体験できるのだが、今回こちらのシーンが「BitSummit Let’s Go!!」で出展されたバージョンから、よりプレイのしやすさに重点を置いたアップデートが行われていた。
具体的には、以前のバージョンでは解剖台に置かれた怪異を手探りで解剖しなければならなかったが、内部を透かして見ることができるレントゲン機能が追加されたことで、どこを切れば良いか当たりをつけることができるようになった。
開発者の田平氏によれば、より手術らしい手応えを感じられるようメスや鉗子といった道具を扱うビジュアル面の強化も予定しているが、今回の体験版ではまだ未実装とのこと。さまざまな怪異もプレイヤーを待っているので、完成を楽しみにしてほしいとのことだ。
2024年予定とリリースはまだ先となるが、その完成を期待して待ちたい。


基本情報 | 青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署 |
---|---|
開発 | Furoshiki Lab.(フロシキラボ) |
販売 | HYPER REAL |
配信日 | 2024年予定 / 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |
基本情報 | HYPER REAL |
---|---|
公式サイト | hyperreal.jp |
公式X(旧Twitter) | @HYPERREAL_jp |