Lo-FiなBGMとチルなドライブ風景が流れる無料デスクトップユーティリティ『Chill Drive』

『Chill Drive』は、車のドライブシーンに合わせてリラックスしたサウンドトラックが流れるデスクトップユーティリティソフトだ。

ご存知の方もいらっしゃると思うが、Steamで配信されているものはゲームだけではない。ユーティリティというジャンルもそうしたものの1つで、例えば、ゲーム配信などで広範なシェアを持つ『OBS Studio』もそうだ。

それぞれが何かしらの目的に特化した機能を持ったソフトウェアがあると思ってもらえればいいだろう。

リラックスして作業したり、休憩したりしよう

本作の機能はシンプル。横スクロールで流れていく車のドライブシーンを背景に、あらかじめ用意されたサウンドトラックがBGMとして流れるというもの。

ドライブシーンの背景は、夕暮れ時のマイアミシティや湖畔のハイウェイ、ネオン輝くサイバーチックな街並みなどの8種類。サウンドトラックは、落ち着いたLo-Fi（ローファイ）な楽曲があらかじめ19曲用意されている。MP3をトラックリストに追加すれば、好みの楽曲を流すことも可能だ。

つまり、作業に集中したい時や、休憩中にリラックスしたい時に役立つものとなっているのだが、同様の目的を持った「作業用BGM動画」がYouTubeにもあるじゃないか？と言われればそのとおりだ。

ただ、本作はユーティリティソフトならではのカスタマイズ性がある。

作業に集中するための「Focus Time」、休憩のための「Break Time」や「Long Break Time」を任意の時間で設定してユーザーに知らせてくれる機能が備わっている。

例えばこの機能を駆使すれば、25分の作業時間と5分の休憩時間を繰り返す「ポモドーロ・テクニック（Wiki）」を、リラックスした音楽とともに簡単に実践できそうだ。また、ホワイトノイズとして「鳥のさえずり」や「雨音」を加える機能も付いていたりする。

こうしたポイントを見ると、なかなか使い勝手も良いのではないだろうか。

今回は『Chill Drive』を取り上げる形でデスクトップユーティリティを紹介したが、最初に触れたように、さまざまな機能に特化したソフトウェアがSteamでは配信されている。

本作のように無料のものを含めて、比較的安価なものがラインナップされる傾向にあるので、興味があれば探してみてはいかがだろうか。日々の生活を彩る素敵な出会いがあるかもしれない。

0:00