『8番出口』を手掛けた開発者より、類似作品の実況動画に同作の画像等を使用しないようコメントが出される


朝比奈 / Asahina

2024年1月10日、地下道を舞台としたホラー要素のあるループ型ウォーキングシミュレーター『8番出口』を手掛けた個人ゲーム開発者のコタケノトケケ氏より、自身のX(旧Twitter)にて、同作の類似作品を扱う実況動画に対して注意を促すコメントがポストされた。

特定のスタイルを掲げて大きくヒットした作品の後には、それに類似した作品(いわゆるフォロワー作品)が他所から続けてリリースされる傾向がある。コタケノトケケ氏も「既存のものの新しい組み合わせ」によって新しいゲームが生まれるという思いから、単純な模倣でなければそれ自体は歓迎するコメントを以前出されていたが――

今回行われた注意喚起は、そうした「類似作品を取り上げた実況動画のサムネイルなどに『8番出口』の画像やキャラクターを使用することをやめるよう」注意を促すもの。

それは、あくまで別の開発元が手掛けた作品についての動画であるという大前提を考慮すれば、至極当然のことだろう。

類似作品であることを強調するためであったり、単純な比較の意図だったり、そちらのほうが目に止まりやすかったりするなど、動画を公開する側にもさまざまな理由があるものと思うが……どうか真摯に受け止めてもらえれば幸いだ。

追記:動画タイトルについても言及あり

コタケノトケケ氏より、先のX(旧Twitter)でのポストに続く形で「動画のタイトルにも『8番出口』というワードを使わないように」とのコメントも出された。

動画を公開する側にその意図がなくとも、あくまで別の開発元の類似作品の動画において、『8番出口』の続編であったり、同じ開発元の新作であるかのように視聴者が受け取れてしまう恐れがあるためとのことだ。

他方、ソウルライクやローグライクと同様の「8番出口ライク」や「8番出口風」といった表現であれば問題ないとする見解も添えられている。こちらは、一般的なジャンルの枠に当てはまるということだろう。


基本情報 8番出口
開発 KOTAKE CREATE
販売 KOTAKE CREATE
配信日 2023年11月29日 / 日本語有り
定価 470円(Steam
Indie Freaks

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