2024年3月13日、個人ゲーム実況配信者のガッチマン(ガッチマンV)氏が自身のXにて、ゲームに関する動画/ライブ配信についてのある呼びかけを行った。その内容は、実況者&配信者において以下の2点が遵守できているか、あらためての確認を促すものだ。
- 動画/ライブ配信のタイトルに、そのゲームのタイトルを含める
- 動画/ライブ配信の概要欄/説明欄にストアページのURLを記載する
実況者&配信者の立場からの注意喚起
ゲーム動画投稿やライブ配信というものが、コンテンツとして一般化している現在においては、それを行う上でのガイドラインが整備され、国内外問わずデベロッパーやパブリッシャーが公開するようになってきている。共通するフォーマットがあるわけではないので、例えば収益化・投げ銭の有無や、特定のチャプター以降は配信禁止、といったようにその内容はそれぞれで異なる。
ガッチマン氏の投稿は、そうしたものの1つとして最近は先述の2点がガイドラインに含まれていることが多いため、実況者&配信者においてはあらためて自己確認するよう注意喚起を行ったものだ。
投稿では「インディーゲーム」が主語に用いられているが、当然のことながら、インディーゲームだけに限った話ではない。
実際のところ、そうした不備は実況者や配信者の規模(いわゆる個人勢/企業勢)を問わずに散見されている。今そこに映し出されているゲーム作品が何なのか、また、どのプラットフォームで購入することができるのか、どこにも書かれていないということがままある。
たとえガイドラインに特別な記載がない場合でも、ゲーム作品に対するリスペクトとして表記されるべきであるように個人的に思う。
ガッチマン氏は、日本におけるゲーム実況という文化を黎明期から支え続けている1人として知られる人物だ。自身も最近になってようやく(実践はしていたものの記述があることに)気がついたとし、今回の投稿を行ったとのこと。彼のような先に立つ人物がこうして注意喚起を行うことで、ゲーム実況/配信という文化がより広く健全化していく助けになるだろう。