カルト教団を狙撃するための弾丸は1発のみ! 新感覚パズルシューター『Children of the Sun』先行プレイレポ


朝比奈 / Asahina

※本稿はDevolver Digitalとのタイアップ記事となっています。

Children of the Sun』は、邪悪なカルト教団に立ち向かう1人の少女の復讐劇を描いたパズルシューターゲームだ。ドイツのベルリンを拠点に活動する、個人ゲーム開発者のRené Rother氏が手掛ける。

カルト教団信者を標的にして少女が放つのはたった1発の弾丸。だが、弾丸が命中すれば次なる標的に目がけ、再び弾丸が飛んでいく特殊な狙撃スキルを操れる。さまざまなロケーションからなるステージは複雑に入り組み、建物や障害物が弾丸の行く手を阻むが、教祖をその手にかけるまで復讐は止まらない。

自分だけの正解ルートを見つけ出し、ステージ内に点在する信者たちを弾丸でひと繋ぎに撃ち倒して教団を壊滅させよう!

Steam:Children of the Sun
激しい怒りを一発の銃弾に込め、弾道を辿って次々に敵を倒していくパズルシューターゲーム。闇をかき分け、凶悪なカルト教団を追う少女——人生を破滅に導いた者たちへの復讐劇がここに始まる。

ワンショットですべての敵を仕留めろ

本作のゲームシステムは、ステージクリア型で点在している教団信者たちをスナイパーライフルで狙撃して倒すというもの。一見シンプルだが、先述のとおり、1ステージにつき1発しか弾丸を撃つことができないというユニークなシステムとなっている。

なぜ主人公が1発しか撃たないのか、なぜ1発ですべての敵を倒せるのかという原理的な部分はネタバレとなるため説明を避けるが、それはテクニック以外の何かであるということだけを記しておこう。

ともかく、まずは狙撃準備をしよう。ステージに突入すると中心部から十分に距離を置いた場所に立っての索敵から始まる。主人公はステージ内を自由に動き回れるわけではなく、遠巻きに左右に移動できるだけ。位置を変えながらスナイパーライフルに備え付けられたスコープを覗き込み、敵の配置を正確に把握していこう。

発見した敵にはマーキングが可能。敵の人数はあらかじめ判明しているので、すべて見つけ出したら、いよいよ狙撃体勢へと移る。

変幻自在な狙撃スキルを駆使せよ!

主人公が放つ弾丸は、命中した対象から次の標的へと再び飛んでいくという特性を持っている。単純な跳弾ではなく、着弾したその位置から再び照準を合わせて放たれる。

ただ、その場からはまったく動くことができないという制約があるため、射線が通ることが重要。次の標的との間に障害物があれば弾丸は阻まれ、ミッション失敗となり最初からリトライとなってしまう。

舞台となるステージのロケーションはさまざま。木々の生い茂る森の中、寂れた田舎町、列車の走る市街地。障害物となりえるものは枚挙にいとまがなく、その難易度はどんどん増していく。何度でもトライアル・アンド・エラーで挑み、敵をすべて撃ち倒せばクリアだ!

リトライとなってもマーキングは外れないので、再び索敵から始める必要がなく、何度も繰り返し挑む際のストレスが少ないことはありがたいポイントだろう。

▲『Sniper Elite』シリーズのように弾丸が飛んでいく演出がまた気持ちいい

なお、ストーリーが進むにつれて新たな特殊な狙撃スキルを操れるようになっていく。プレイヤーの楽しみを奪わないようすべては紹介しないが、例えば、狙撃地点からは見えない位置の敵に対して弾丸の軌道を空中で変化させられる、まるで映画『ウォンテッド(原題: Wanted)』ばりの射撃も可能。

当然それに応じてミッションもより困難になっていく。車のガソリンタンクを撃って爆発でまとめて倒すギミックや、一筋縄では倒せない敵も登場するようになっていくのだが、考えに考えを重ねて狙撃するという文字通りの「パズルシューター」は、新たな境地が開拓されたかのような面白さがあるのではないだろうか。

世界中のプレイヤーとスコアを競おう

ステージクリア時には、一定の条件から算出されたスコアが表示される。これは世界中のプレイヤーと比較可能なオンラインランキングにも対応しているため、ハイスコアを狙って競い合えるコンテンツとなっている。

スコア対象となる条件はさまざまで、例えば以下のようなものだ。

  • 距離
  • ヘッドショット
  • ステージチャレンジの達成
  • 移動している標的の狙撃
  • クリアタイム
  • 射撃回数

ちなみに「ステージチャレンジ」はシークレットとなっているのだが、ステージ名の下に記されたサブタイトルがヒントとなっている。例えば、ステージ1「崩壊した家庭」のサブタイトルは「邪神は脳を侵す」。これはつまりヘッドショットで敵を倒せということで、想像を巡らせていろいろ試すのも面白い。

各ステージは何度でもリプレイ可能。ストーリーとは無関係なコンテンツとして挑むことができるので、初回は気にせず攻略し、ひと通りクリアしたらハイスコアを狙ってランキング上位を目指してみるのもいいだろう。

復讐の物語はアーティスティックに描かれる

ストーリーは各ステージの開始前に短いカットシーンのみで描写されていくが、テキストの類は登場せず、絵によってのみ見せるアーティスティックな方式となっている。

目で見たままとなるのでプレイヤーの想像の余地も含むが、十分に読み取れる内容となっていて、そこには主人公の少女の生い立ちや、なぜ彼女が特殊な狙撃スキルを操れるのかも語られている。

この鮮烈に描かれる復讐劇をあなたも目撃してみてはいかがだろうか。


基本情報 Children of the Sun
開発 René Rother
販売 Devolver Digital
配信日 2024年4月10日 / 日本語有り
定価 1,700円(Steam
Indie Freaks

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