木緒なち氏が代表を務めるゲームメーカー「メシードソフトウェア」設立を発表。1作目は年内リリース予定


朝比奈 / Asahina

2024年5月4日、木緒なち氏は自身のYouTubeチャンネルにて、新たにゲームメーカー「Messed Software(メシードソフトウェア)」を設立することを発表した。

木緒なち氏は、ゲームシナリオライター・グラフィックデザイナー・ライトノベル作家(MF文庫J 刊『ぼくたちのリメイク』など)・VTuberなど、多方面で活躍されていることで知られる。

Meseed Software
『わかりやすくて、おもしろい』ゲームソフト制作会社メシードソフトウェアです

事業説明会のスタイルで始まった今回の発表配信では、同社の方針・目標として「わかりやすい面白さを追求し、それをゲームとして開発、販売することを目指す」ということが語られた。

さまざまな経験を重ねた中で自身が次に目指す夢としてゲーム制作を志し、5年ほど前から準備を重ね、満を持して今回の設立に至ったとのこと。すでに第1作目は制作に入っており、詳細なアナウンスは2024年夏頃とのことだが、Steamを始めとする配信プラットフォームに年内リリースが予定されている。

複数名の固定スタッフ、および、プロジェクト単位の開発スタッフ体制。自己資金持ち出しでの完全自社開発・セルフパブリッシング。その他、IPを活用してのグッズ・イベントの開発・開催を行うとされており、そのような明言はなかったものの「インディーゲーム開発スタジオ」と認識して良いだろう。

なお、氏の経歴から、年齢制限のある作品が制作されるのかについて気になる方もいらっしゃることと思うが、CERO(特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構)における倫理規定レーティングに該当する内容となる可能性はあるが、性的表現を含むものの制作予定はないとのことだ。

その他、配信内での「所信表明プレゼンテーション」、および、視聴者とのQ&Aにて十分に語られているので詳しくは配信アーカイブをご覧いただきたいが、日本国内においてこうしてスタジオ設立の細部までが語られることは少なく、その点でも興味深い発表ではないだろうか。

新たなゲーム開発スタジオの一画として、これからの動向に注目していきたい。

noteにて会社設立の余談として、その背景や経緯といったものがあらためて語られているので、興味のある方は併せてご覧になってはいかがだろうか。

ゲームの会社を作りました、の余談|木緒なち
元々ここのnoteは、Twitterで書くには長すぎる話を書こう作ったものだったのですが、結局書いたのがゼノブレイドDEの感想文のみで、しかも2年前に書いたきり何もしていませんでした。で、改めて何か書こうという機会になったら、もうTwitterがXになって世の中もだいぶ変わって、なんか改めて書くのがちょっと恥ずかしい状況になってきたのですが、まあいいや。書きます。 おじさんの年齢は48歳なのですが、このぐらいの年齢の人、特に男性は、幼少期からゲームの進化を直撃で受けてきた、まさにゲームと共に成長してきた世代なんですね。僕もその例に漏れず、幼稚園の頃にappleII、小学校の頃にM
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