2024年10月27日に東京都立産業貿易センター 浜松町館で「東京ゲームダンジョン6」が開催された。本稿では、筆者が本イベントで試遊して気になったタイトルをご紹介しよう。


日本古典・文化が題材の2Dアクションゲーム
『雨夜行』は、日本中世の文化がテーマの2Dアクションゲームだ。開発は門田めいあ氏が手掛ける。
主人公である久海財二(くかいざいじ)は、ある夕暮れ時に神隠しに遭い、気づくと人里離れた山の神社にいた。彼は旅の青年坂斉薫に出会い、元の世界に戻るべく薫と共に敵を倒しながら進んでいく。
道中では宝物を集める少女や、目的も正体も謎に包まれた人物と出会う。彼らと関わっていくなかで、財二は次第に深く神秘的な世界へと引き込まれていくようだ。


本作は、2Dの横スクロール型のアクションゲーム。アクションゲームが苦手な方や、気楽にゲームをプレイしたい方向けの設計となっており、操作が非常にシンプルだ。移動方法としては、歩きやダッシュの他にハイハイが可能。このハイハイがなんともかわいらしい。
攻撃手段としては、短刀や弩(いしゆみ)などの時代劇で出てくるような武器が用意されている。敵に当たるとダメージを受けるので、ジャンプで回避したり、武器で倒したりして進んでいく。また、さまざまなギミックを解き明かすために、これらの武器を使う場面もあるようだ。
アクションゲーム初心者向けの設計とはいえ、ステージごとにベストタイムが記録されるので、タイムアタックのようなやりこみも可能となっている。


ステージには資材と呼ばれるアイテムが落ちている。集めた資材の数が直接ストーリーに影響するわけではなく、自由気ままに集められる気軽さを楽しめるようだ。筆者が当日プレイしたときには、浮世絵のような役者絵という資材を見つけることができた。日本の方はもちろん、日本文化に興味がある海外の方も好きそうな要素だ。

開発者インタビュー
本作を手掛けるのは、門田めいあ氏。宣伝美術・モーションロゴ・音楽以外すべて門田氏が担当している。
門田氏が本作の開発を始めたのは約8年前。今回の「東京ゲームダンジョン6」が初めてのプレイアブル展示とのこと。学生の頃に学んだ日本文学の知識を生かし、平安時代後期から戦国時代の頃の世界観を作品の中で構築しているようだ。具体的には、古典の引用や『源氏物語』の表現を踏まえた台詞が登場し、キャラクターの宗教観も細かく設定しているとのこと。
ゲーム本体以外でも、随所で門田氏のこだわりが感じられた。当日配布されたポストカードには『新古今和歌集』の一句が引用され、登場キャラクターのぬいぐるみも用意されていた。

日本神話といえば、アマテラスなどの古代神話がゲームの題材として取り上げられるケースが多い。一方で、宗教の影響を受けた日本中世の神話が題材のゲームは比較的少ないそうで、本作ではそのようなストーリーや世界観を大いに感じてほしいとのこと。アクションがやさしめの設計になっているのは、そんな日本中世の雰囲気を多くの人にじっくり味わってほしいという思いもあるそうだ。
本作の発売時期は未定だが、プレイ時間は3~4時間を想定しているとのこと。以下のリンクで開発版が公開されているので、気になった方はぜひチェックしていただきたい。


基本情報 | 雨夜行 |
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開発 | 門田めいあ |
販売 | 門田めいあ |
配信日 | 未定 / 日本語あり |
定価 | 未定(Steam)※ストアページ未公開 |