おっさんが宝物の美少女フィギュアを取り戻すために奔走するアクションADV『OG World』ブースレポート【東京ゲームダンジョン7】

2025年2月15日～16日にかけて、東京・浜松町にて「東京ゲームダンジョン7」が開催された。今回は2日目の16日に展示された作品の中から、魅力的なタイトルをピックアップしてご紹介しよう。

東京ゲームダンジョン 7 ► 2025年2月15日(土)・16日(日)、東京・浜松町でコスパ最強のインディゲーム展示会を開催！

「東京ゲームダンジョン」は個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲーム（インディゲーム）の展示会です。手頃な出展料と充実した設備で、気軽に作品を出展・試遊できるイベントを目指しています。主催者も個人でゲームを作っているインディ開発者です。みんなで国内のインディゲームを盛り上げましょう！

東京ゲームダンジョン ► 2025年2月15日(土)、16(日)、東京・浜松町にてインディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン7」を開催！iwski

インパクト抜群のビジュアル

『OG World』は、おっさんが大切な美少女フィギュアを取り戻すために時空を超えて冒険するアクションアドベンチャーゲームだ。開発はDameninGamesが手掛ける。

本作は、三人称視点のアクションアドベンチャーゲーム。主人公である50代のおっさんとなり、相棒である妖精おっさんと一緒に海底や洞窟、ピラミッドなどの多種多様なステージをクリアし、美少女フィギュアを取り戻していくのが本作の目的となる。

Steam：OG World

『OGWorld』は、50代のハゲたオタクが主人公の異次元冒険アクションゲーム！ 彼の大切な美少女フィギュアが奪われ、妖精おっさんと共に多次元の世界を旅して取り戻す。 荒廃した都市や宇宙、不気味なホラー館など、多彩なステージを探索！ さらに、野生のおっさん「オジモン」を捕まえて仲間にし、戦闘や労働に活用しよう！ 謎の「浮遊現象」によって世界が混乱する中、唯一浮かない主人公を活かしたユニークなアクションを楽しめる。 今すぐウィッシュリストに追加して、おっさんと共に異次元の世界を冒険しよう！

STEAM

今回プレイさせていただいたデモ版では、2種類のステージを体験できた。1つ目のステージでは、スマホのカメラで撮影されるプレイヤーの表情が、おっさんの表情にリアルタイムで反映された。自分と同じ表情のおっさんを愛でながらステージを歩き回るのだ。

本作を発売した後も、スマホなどのカメラを接続することでプレイヤーの表情をおっさんの表情に反映できる予定とのこと。プレイヤーの顔が取り込まれるのを体験してほしいということで、今回このステージを用意されたそうだ。筆者はマスクをしていたが、自分の眉毛を動かすと、おっさんの眉毛もピクッと動いた！ 個人的にはプレイ中の自分の表情を見る機会はないので、そういう意味でも興味深い体験だった。

2つ目のステージは、天空のステージだ。空に浮かぶ場所にロッククライミングをするような壁が並んでいる。おっさんは突起をつかんで壁を登って進んでいく。おっさんの大きなリュックを背負った背中を見ながらプレイをしていると、自然と愛着がわいてきて「おっさんがんばれ！」と応援したくなってきた。宝物の美少女フィギュアを取り返すべく奔走するおっさんの姿は実に美しい…かもしれない。

今回のデモ版では体験できなかったが、今後もさまざまな要素を実装予定とのこと。例えば、オジモンという暴れ回るおっさんが登場するステージでは、彼らを落ち着かせるとOGボールに変化しておっさんの仲間になり、敵との戦闘時に活躍するそうだ。

本作を開発中の駄目っち氏にお話を伺った。本作は、駄目っち氏にとって初めてのゲーム開発とのこと。普段はゲームとは全く関係のないお仕事をされているのだそうだ。

ある日、サンドイッチマンのコントを見ているときに、「おっさんが一生懸命がんばる姿」は愛らしいなと感じ、おっさんをメインキャラクターにしたそう。「面白いと思ったものをゲームに盛り込みたい」という思いから、オタクのおっさんが美少女フィギュアを取り戻すべく奔走するというアイデアが浮かんだのだそう。

メインキャラクターのおっさんには特定のモデルはおらず、自身がキャラクターデザインをする過程でこうしたら面白いんじゃないかという感覚を突き詰めていったら最終的にこのデザインが出来上がったとのこと。

そんな「おもしろい」がいっぱいの本作『OG World』の発売は2026年末頃を予定。気になる方はウィッシュリストに登録して発売日を待とう。なお、現在クラウドファンディングを実施しているので、気になる方は併せてチェックしていただきたい。