2025年2月15日~16日にかけて、東京・浜松町にて「東京ゲームダンジョン7」が開催された。今回は2日目の16日に展示された作品の中から、魅力的なタイトルをピックアップしてご紹介しよう。


電子化された人間となり、暴走するAIを鎮圧せよ
『RX10-40』は、電子化された人間となり、次々と現れるAIロボットたちを撃ちまくるハイペースTPSゲームだ。開発はカラカサ株式会社(英語表記:Karakasa Limited)が手掛ける。
本作の舞台は、2063年の東京。AIがめざましく発達したおかげで人類は労働から解放されていた。ある日、人類に代わってAIロボットたちが労働していたAI工業地帯で、原因不明の故障が相次いで発生。さらに「以下のアドレスに、電子化された人間を一人送り込め」というメッセージが届く…。
プレイヤーは、この電子化された人間となって単身でAI工業地帯へと赴く。次々と登場するAIロボットたちをスタンガンによるバトン攻撃や銃撃、盾などを駆使して倒しながら進み、最後にボスを倒せばそのステージがクリアとなる。ステージを次々にクリアして、AIの鎮圧を計るのが本作の目的である。


赤色と灰色を基調とした非常にスタイリッシュなビジュアルが映える本作のゲームシステムは実にシンプル。近接攻撃としては、スタンガンを使ったバトン攻撃がある。銃も1種類のみで、リコイル制御は不要、エイムの制御も水平方向のみだ。そのため、ジャンプ撃ちやしゃがみ撃ちが有効な撃ち方と言えるだろう。
強攻撃として、アクションポイントを消費して繰り出すスーパーアタックがあり、とりわけ敵に囲まれた際に有効だ。製品版では、4種類のスーパーアタックを実装予定とのこと。防御としては盾を使用可能。また、本作ではレベル上げの概念がなく、純粋にプレイヤースキルが試されるゲームとなっている。



本作のゲームモードには、Storyモード・Versusモード・Survivalモードが用意される予定とのこと。Storyモードは、本作のメインのゲームモードだ。Versusモードでは、1つのモニターでコントローラーを2つ用意して遊ぶローカル対戦プレイが楽しめる。最後のSurvivalモードは、無限に現れる敵をひたすら倒しまくるモードだ。なお、チュートリアルが用意されており、そこでエイムの感度や操作性は確認できる。

本作のシステムについて、開発のKarakasa Limitedの福田氏にお話を伺った。本作の開発は福田氏が1人で手掛けている。本作では、とにかく爽快感を重視したそうで、頭を空っぽにして撃ちまくれるような設計となっている。だが、簡単にクリアできる…というわけでもなく、なかなか歯ごたえがある難易度となっているので、本作のようなTPSゲームのプレイ経験がある方にぜひプレイしてほしいとのこと。
確かに、プレイ中に入手できる弾薬数も多めに設計されていたように感じた。次から次へと現れるロボットたちをバトン攻撃でしびれさせたり、スーパーアタックで周りのロボットを一蹴したりしたときのスカッとした爽快感がたまらなかった…!

また、キービジュアルでも印象的な角帽の人物は、「人間とコミュニケーションをとるために人間の姿をしたAI側の何か」なのだそうだ。個人的には非常に気になる存在だ。
なお、タイトル『RX10-40』は、グラフィックボードのような名前がいいなという思いと「10-40」は、かつてアメリカで使用されていたテン・コードで"Fight in Progress"(戦闘中)という意味があるそうで、それを採用したとのこと。

スタイリッシュなビジュアルが印象的な本作『RX10-40』の発売は、2025年末を予定。50ステージを実装し、約4~5時間のプレイ時間が想定されている。現在Steamにてデモ版が公開されているので、気になる人はぜひプレイしていただきたい。また、ウィッシュリストへの登録もお忘れなく。
基本情報 | RX10-40 |
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開発 | カラカサ株式会社 (英語表記:Karakasa Limited) |
販売 | カラカサ株式会社 (英語表記:Karakasa Limited) |
配信日 | 2025年 / 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |