2025年5月4日に、東京・浜松町にて開催された「東京ゲームダンジョン8」の出展作品より、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップしてご紹介しよう。
なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。


お化け屋敷を運営してホンモノの恐怖を届けよう
『HauntedManager』は、お化け屋敷の支配人となってホンモノのお化けスタッフと共に、お客さんが出口までたどり着けないように運営するタワーディフェンスを主軸としたリアルタイムストラテジーゲームだ。日本のゲーム開発サークル"魔女の脳"こと、旧古(Kyuko)氏が手掛ける。
お化け屋敷の当主である父から事業を任された主人公。そして当然、受け継いだからにはお客さんが簡単に出口までたどり着いてしまうような、生半可なお化け屋敷ではいけない! スタッフを効果的に配置して、ホンモノの恐怖の力でお客さんを途中退場させよう。


本作のゲームシステムは、お化け屋敷を舞台にルートに沿って出口へと進んでくるお客さんを脅かし、途中退場させることが目的の見下ろし型のタワーディフェンス。お化けスタッフを配置して、脅かすことでお客さんのHPをゼロにすると退場させることが可能だ。
配置できるスタッフの種類は、試遊した時点で「ドッペルゲンガー」「ブラクラ」「八尺」が実装されることが明かされていて、彼らはよく知られている怪異や都市伝説をベースとした存在となっている。
彼らはそれぞれユニークな能力を持っていて、その姿を見せて直接脅かしたり、声によって脅かしたりとさまざま。例えば、目をおおって歩いてきたお客さんには声で脅かさなければならない――といった効果的な役割を担っているわけだ。

お化けという存在なだけあって、同時に何人でも配置することが可能だが、それにはお金が必要。お客さんを退場させるとリアルタイムにお金を獲得できるので、それを使って次々と配置し、能力をレベルアップさせることで、どんどんその勢いを増してくるお客さんの波に対抗していく。
基本的にはお客さんは勝手に退場してくれるが、その場で泣き出して止まってしまうお客さんもいる。そんな時は、支配人自らが能動的に誘導して退場させなければならず忙しさが加速していくが、それもまたタワーディフェンスの醍醐味だろう。

ゲームとしてはステージ制となっていて、攻略が進むにつれてストーリーが進行し、父の元から様子を見に来たエリートお化けがルートを進んでくるボス戦的なステージも発生。見事倒すことができればスタッフとして協力してくれる展開も待っており、バリエーションが増えつつ、より困難で忙しいシチュエーションのステージが待ち受けることとなる。
ホラーだがキュートにデフォルメされたキャラクターや、小気味良いストーリー展開が楽しい印象を受ける『HauntedManager』は、PC(Steam)にて近日配信予定で鋭意開発中だ。
基本情報 | HauntedManager |
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開発 | 魔女の脳 |
販売 | 魔女の脳 |
配信日 | 未定 |
言語 | 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |