HYPER REALが新パブリッシングタイトル『DIGITAL EXORCIST』を発表 。プロローグ版が日本語に対応し、本編は「BitSummit」に試遊出展

Masa Kei

2025/07/13

ゲームレーベルHYPER REALが、新たなパブリッシングタイトルとして『DIGITAL EXORCISTデジタルエクソシスト)』を発表。本作はサイバー悪魔が人類を脅かす世界を舞台に、悪魔祓いで超常犯罪に立ち向かうアドベンチャーゲームだ。「BitSummit the 13th」に試遊出展される。

開発元は、ラテンアメリカ出身のメンバーを中心にした多国籍インディーチームCOOL BEANS PRODUCTIONS。彼らは『スナッチャー』『シルバー事件』といった日本のゲームや、80/90年代のアニメに強く影響を受けて育ったという。『DIGITAL EXORCIST』は、PC-98風のピクセルアートと、社会的なテーマにも切り込むシナリオなどが特徴とのことだ。

プロローグの日本語版が無料配信

プロローグにあたる『DIGITAL EXORCIST case_(0);』はSteamにて無料で配信中で、7月10日のアップデートにより日本語に対応した。プロローグ版の日本語翻訳は武藤陽生氏が担当。武藤氏は、本作と同じく『スナッチャー』をリスペクトした『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』の翻訳を手掛け、『ゲームデザイナー 小島秀夫論』(ハーツハイム・ブライアン・ヒカリ著)の訳者でもある。リスペクト元の『スナッチャー』をよく知る武藤氏によるローカライズにも注目だ。

Steam:DIGITAL EXORCIST case_(0);
サイバー悪魔が人類をおびやかす暗い世界。ミシシッピののどかな田舎街で、無惨な死体が次々と発見される。機関の元エージェントで絶賛引きこもり中のソーヤーは、この惨劇を引き起こした悪魔を祓えるだろうか? ストーリーに重きを置いたPC-98風ADVゲーム。

デジタルエクソシストとなってサイバー悪魔を祓え

DIGITAL EXORCIST』の舞台となるのは、オカルト魔術によって駆動する高度なシステムと20世紀末のテクノロジーが融合した世界。

プレイヤーは機関の元エージェントでデジタルエクソシストの「ソーヤー」を操作し、超常犯罪を解決してサイバー悪魔を祓う。悪魔との対決では、プロローグ版と同様に、拾ったアイテムや武器を選んで互いの体力を削るターン制戦闘となるようだ。ソーヤーは、デジタルコンパニオンの「トモダッチ」と共に犯行現場を調査をし、証拠を集め、事件に隠された真実を追う。

Steam:DIGITAL EXORCIST
あるスーパーアイドルが謎の死を遂げた。機関を追われたエージェントのソーヤーは教師として高校に潜入しつつ、ミシシッピの田舎街を悪魔の影響から守らなければならない。これは彼にとって、過去最大の試練となるだろう。

プロローグ版では職務から離れていたソーヤーだが、本編では教師として高校に潜入しつつ、新たに担当官となった「新田逆儺(しんだ さかな)」やトモダッチと共に事件を捜査する。ストアページによると、生徒たちの個人的な悩みを聞き、解決に力を貸して絆を深めるという社会的なつながりが物語に大きな影響を与えるという。

「BitSummit the 13th」に試遊出展

HYPER REALは、2025年7月18日~20日に京都みやこめっせで開催される「BitSummit the 13th」に出展する。ブース番号はIP2-16(会場マップ)。

『DIGITAL EXORCIST』の世界初公開となる試遊デモが日本語でプレイできるほか、『SAEKO: Giantess Dating Sim』『SKY THE SCRAPER (スカイ・ザ・スクレーパー)』のデモ展示や、『Telebbit』での賞品付きタイムアタックチャレンジを予定している。

ブースを訪問する前に、プロローグ版の『DIGITAL EXORCIST case_(0);』を遊んでみてはいかがだろうか。


基本情報 DIGITAL EXORCIST
開発 COOL BEANS PRODUCTIONS
販売 HYPER REAL
配信日 2026年
言語 日本語有り
定価 未定(Steam

この記事で紹介されているゲーム

DIGITAL EXORCIST case_(0);

インディー

アドベンチャー

RPG

日本語対応

SKY THE SCRAPER (スカイ・ザ・スクレーパー)

アクション

インディー

アドベンチャー

日本語対応

Telebbit

アクション

日本語対応

DIGITAL EXORCIST

アドベンチャー

インディー

日本語対応

SAEKO: Giantess Dating Sim

インディー

アドベンチャー

日本語対応

VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action

インディー

シミュレーション

アドベンチャー

日本語対応
¥1,500

シルバー事件

アドベンチャー

日本語対応
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発売日2016年6月21日
ジャンル
アドベンチャー
シミュレーション
インディー

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VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action

美しくも儚い芸術的な世界観、独特のゲームシステムが融合したゲーム性、他のゲームに例を見ない、まったく新しいサイバーパンク・ストーリーを体験しよう!

荒廃した世界にあるバー『VA-11 HALL-A(ヴァルハラ)』のバーテンダーとなって様々な人々と交流していくビジュアルノベル。

主人公が住むディストピアの住民達は、権力の支配から逃れるためにヴァルハラにやってくる。バーテンダーであるあなたはこの闇の世界の住民達にカクテルを提供して、様々な情報を入手していくことになる。

それらの情報から紡ぎだされるディストピアの日常とは…。

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「台詞選択式アドベンチャーではないVA-11 Hall-Aに、ここまで心を捕らえられるストーリーを味わわせられるとは思わなかった。多くのゲーム評論家が論じるように、物語はゲームメカニックの添え物としてあるのだとしたら、このゲームは数少ない例外と言えるだろう。」- Kill Screen

「その他大勢のナラティブなゲームがやっているような『ゲームっぽい何か』と『物語』を行ったり来たりするだけのゲームだと思ってはいけない。むしろ、プレイヤーがやること全てが展開していくストーリーに関わっているのです。」 - Moe Gamer

「このサイバーパンクバーテンダーシミュレータのプレイを通してフランクで無防備な会話が少しずつあなたに提供していくストーリーは、ディストピアの世界を表したものではない… そこに住んでいる人たちを紡ぎ出す。」 - PC Gamer

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  • サイバーパンクディストピア、『グリッチシティ』での日常を知る
  • よくある台詞選択でのストーリー分岐とは違い、提供するドリンクで変化するという独特のストーリーテリング
  • PC98時代の古き良きアドベンチャーゲームへのリスペクトを、現代のテクノロジーで表現
  • 客の好みを熟知し、彼らの一日を変え、一生を変えるカクテルを提供しましょう!

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