手書きの2Dアニメとオリジナル楽曲が魅力。ユニークな20種類のミニリズムゲームを楽しもう『Bits & Bops』ブースレポート【BitSummit the 13th】

ばんじーよこすか

2025/08/04

2025/08/05

2025年7月18日~20日に、京都市勧業館みやこめっせにて開催された「BitSummit the 13th Summer of Yokai」の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。

なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。

BitSummit the 13th
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ユニークなミニリズムゲームが20種類収録

Bits & Bops』は、手書きのアニメーションとオリジナル楽曲によるバラエティ豊かなミニゲームが収録された2Dリズムゲームだ。開発はTempo Lab Gamesが手掛ける。

各ミニゲームは、オリジナル楽曲に合わせて設計されており、プレイヤーは音楽のビートに乗ってボタンを押すだけのシンプルな操作でプレイできる。

スコアシステムには、「Try Again」「Cool」「Amazing」「Perfect」というわかりやすい4段階評価を採用。上級者向けには、極めて厳格なタイミング判定によるもう一段階上の「Perfect」がシークレット要素として用意されているとのこと。

Steam:Bits & Bops
Bits & Bopsはオリジナルのリズムミニゲームのコレクションだ!キャッチーな音楽、素早いゲームプレイ、美しい手描きアニメーションが詰まったBits & Bopsは、あなたの一日を明るくする。

今回、筆者は3つのミニリズムゲームを試遊させていただいた。1つ目は、タイミング良くカメラのシャッターを押して、曲芸するアザラシを写真に収めていくFlipper Snapper(フリッパースナッパー)というゲームだ。

主人公は、カメラを持つネコ。ビーチボールで遊んでいるアザラシが、音楽のビートに合わせてリズムカルに海面から顔を出すので、ボールにタッチする瞬間を見計らって写真を撮ろう。途中、ネコとアザラシが入れ替わって撮影する場面も。3連続で技を決めるアザラシを上手く撮れると気持ちが良かった。

▲アザラシの見事な曲芸を見逃さないで!

2つ目のミニゲームは、リズムに乗って釘を打っていくHAMMER TIME!(ハンマー工作)というゲームだ。釘が板の上にリズムカルに並べられていくので、同じリズムで打ちこんでいく。たとえば、「トン、トン、トン」と釘を並べられたら、「トン、トン、トン」と打つ。直前に聞いたリズムをそのまま再現していくのが、音楽フェスのコールアンドレスポンスのようで楽しい。

グラフィックは黒い細線で描かれており、流れるマンガのようにコマ送りされていく。時に、次々と配置される釘が見えないような仕組みもあり、目だけではなく体でリズムを感じながらプレイしたほうが高評価を狙えそうだ。

▲マンガのような演出が特徴的
▲上手くリズムに乗れないと釘が上手く打てない

最後にプレイしたのは、Meet & Tweet(ミート&ピッピ)というミニゲームだ。プレイヤーが操作するのは、黄色い鳥。「ピッ、ピッ」と、「ピピピ…」の2種類のリズムで水色の鳥がしゃべるので、瞬時にどちらのリズムでしゃべっているか聞き取って、後に続いて返事をしていく。

リズムに合わせて会話を続けられると、吹き出しで表示される2羽の会話が盛り上がる。一方、ミスをしてしまうと、水色の鳥にものすごく怒られてしまう。

▲2羽の会話が盛り上がっている!
▲そんなに怒らないで…!

「プレイは簡単だが、極めるのは難しい」ゲームを目指して

開発チームTempo Lab GamesのディレクターEvan Andrews氏によると、『リズム天国』シリーズは一番好きなゲームの1つで、特にDS版『リズム天国ゴールド』には、大きな影響を受けたのだそうだ。本作では、リズム天国シリーズの「プレイは簡単だが、極めるのは難しい」という魅力にインスパイアを受け、各ミニゲームに新鮮さとオリジナリティを持たせることを目指している。

また、スコアシステムについて、「Perfect」を2つ用意したのは意図的なものだという。本作では、新規プレイヤー向けのわかりやすいシンプルなシステムを基本とし、卓越したプレイができた熟練プレイヤーが発見できる最高難度の「Perfect」も用意することで、どんなプレイヤーも楽しめるように設計されている。

実際に試遊してみると、そんなコンセプトが各ミニゲームにしっかりと反映されていることがわかる。アザラシの写真撮影、リズミカルな釘打ち、鳥たちの会話など、それぞれまったく異なる世界観を持ちながらも、どれもボタンを押すだけのシンプルな操作で楽しめた。

こうした快適なプレイ感を支えているのが、本作に搭載されている超高速レスポンスエンジンだ。今回のプレイ中も、ボタンを押したタイミングと画面上の反応がピタリと一致しており、もどかしさを感じることはなかった。「Perfect」を狙う方にとっても、技術的な制約に邪魔されず、純粋にプレイを楽しめる環境が整っていると言えるだろう。

このような魅力が評価され、先日終了したクラウドファンディングKickstarterでは、AU$ 60,000(約583万円)の目標に対し、3500人以上のバッカーによりAU$ 173,833(約1689万円)もの支援が集まった。多くの人が本作に注目していることがうかがえる。

『Bits & Bops』は、2025年8月~9月頃の発売を目指して鋭意開発中。PC版以外にも、Nintendo Switch、PlayStation 5、そしてXbox Seriesと幅広いプラットフォームでの展開が予定されている。リズムゲームが好きな方はもちろん、ご家族で気軽に遊べるゲームをお探しの方は、ウィッシュリストに登録しておこう。なお、現在Steamでは4種類のミニゲームがプレイできる体験版が公開中なので、併せてチェックしてほしい。

基本情報 Bits & Bops
開発 Tempo Lab Games
販売 Tempo Lab Games
配信日 2025年8月~9月
言語 日本語有り
価格 未定(Steam
価格 未定(Nintendo Switch)
価格 未定(PlayStation 5)
価格 未定(Xbox Series)

この記事で紹介されているゲーム

Bits & Bops

アクション

カジュアル

インディー

日本語対応