ダークな世界でカバンの中身を整理整頓! 人気タイトルから着想を得た非同期型オートバトラー『Wretch: Divine Ascent』ブースレポート【BitSummit the 13th】

朝比奈 / Asahina

2025/08/10

2025年7月18日~20日に、京都市勧業館みやこめっせにて開催された「BitSummit the 13th Summer of Yokai」の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。

なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。

BitSummit the 13th
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ダークな世界観で繰り広げられるオートバトラー

Wretch: Divine Ascent』は、バックパックに詰め込んだアイテムを駆使して1対1の3Dオートバトルに挑む、デッキ構築型ローグライト対戦ゲームだ。中国・深圳を拠点とするゲーム開発スタジオ"Ogopogo"が手掛ける。

バックパック・バトル』にインスパイアされて制作が進められている本作では、非同期型のオートバトラーとして、手持ちのバックパックの中にあらかじめ組み上げたアイテムによる戦略・ビルドに基づき、プレイヤーキャラクター同士が自動で戦う様子を見守ることとなる。

比較的明るい印象の中世ファンタジー風ビジュアルで描かれる『バックパック・バトル』に対して、本作は3Dグラフィックで表現されたリアル寄りのダークで重厚な中世風のビジュアルが特徴だ。

Steam:Wretch: Divine Ascent
「Wretch: Divine Ascent」は、「Backpack Battles」からインスピレーションを受け、ローグライク要素を取り入れたバッグ管理と格闘を融合させた1対1のオートバトルゲーム。Unreal Engineで高画質な白兵戦兵器を描画するダークファンタジー風のアートスタイルが特徴です。本作では非同期バトルシステムを導入しました。プレイヤーはバッグ内にアイテムを配置し、スキルチェーンを作りながら、自分ならではのビルドを構築していきます

本作の目標となるのが"試練"と称した対戦を勝ち抜くこと。ゲームモードとして、相手の強さがこちらとほぼ互角で勝敗がポイントに影響する「ランキングモード」と、相手がこちらよりもやや弱く勝敗がポイントに影響しない「フリーモード」があり、戦いに10回勝利するか、3回敗北することで対戦は終了となる。

ここで10勝すれば最高峰の「天頂のアリーナ」にも挑戦でき、よりハイレベルな世界中の達人プレイヤーたちと競い合うことも可能だ。

体験版では「ナイト」「浪人」「アサシン」というステータスが異なる3種類の「クラス(職業)」が用意されており、ナイトは重厚な両手剣による高いダメージを繰り出し、浪人は刀で強靭度を削りやすく、アサシンは素早い二刀流の短剣で追加効果を与えやすいところが特徴。

そして、戦いの準備に必要となるのがバックパックの中身。容量はクラスで共通の7×9マスの横長方形。そこにショップから「攻撃スキル」「防具」「アクセサリ」「ルーン」「ポーション」のカテゴリからなる、さまざまなアイテムを購入して充実させていく。

いずれも形やサイズが異なるので配置を工夫していくのだが、ここで重要になるのがシナジー(相乗効果)だ。基本的に攻撃スキルは隣接させることでコンボとなり、それ以外のアイテムは配置場所から特定の方向、または、一定範囲内のスキル・アイテムに対して強化作用を持っている。

いずれも単独でも効果を発揮するが、シナジーを意識していくことで戦闘力は段違いに高まり、試練を勝ち抜いていくためには必須になる。ショップにどのアイテムが並ぶかは戦闘ごとで運が絡み、報奨金で買える/買えないケースもあるが、自身が考え抜いた戦略・ビルドによって狙いどおりに勝利する。それこそが本作の醍醐味だろう。

なお、準備を整えたらあとはキャラクターを戦いに送り出して結果を見守るだけとなるが、戦いを終えた後には、1戦ごとに戦いの流れを0.1秒単位のコマ送りで振り返ることが可能。さらに、互いのキャラクターがどのアクションを取り、どのようにアイテムが効果を発揮したのかテキストベースのログも表示される。

相手がバックパックの中にどのようなビルドを構築していたのかを視覚的にチェックすることも可能なので、自分のキャラクターだけではなく、相手の戦い方も参考にしたいというプレイヤーにとって非常に助かる機能ではないだろうか。

テンセント出身のベテランが挑む"見る"戦闘体験の追求

今回、BitSummitの出展ブースでは開発チームにインタビューの機会を得られた。

本作を手掛けるOgopogoは、テンセントのモバイルゲーム部門プロデューサーとして12年務めた後に独立して2021年に立ち上げたもので、これまでに中国とグローバル市場に向けてモバイル/PCの無料タイトルをリリースした実績があるが、Steamでの配信は本作が初タイトルになるとのこと。

昨年5月からスタートした本作のプロジェクトは、専任3名に他プロジェクトとの兼任1名を加えた3.5名体制で進められており、現在Steamにて配信中の体験版のビルド完成までに約7ヶ月ほどを要しているのだそうだ。確定ではないが、今年10月の製品版リリースを目標に開発が進められている。

バックパック・バトル』と『Sekiro: Shadows Die Twice』から多大なインスピレーションを得ており、前者からはゲームシステムを、後者からは金属がぶつかり合うような重厚なアクション要素が取り入れられている。

その最大の魅力は、3Dグラフィックで表現される「映画を観ているような感覚」をプレイヤーに提供すること。直接アクションを操作することが苦手なプレイヤーであっても、ビルド構築を通じた達成感と、オートバトルによる"見る"楽しさを味わってほしいのだそうだ。

Wretch: Divine Ascent』は、PC(Steam)にて2025年10月リリースを目標に鋭意開発中。将来的にはコンソール(Nintendo Switch, PlayStation)などのプラットフォームへの展開も検討したいとのこと。

現在Steamでは3種類のクラスと、200種類のスキル・アイテムが実装された体験版が配信されているので、プレイしてみて魅力を感じたならば、ウィッシュリストに登録してリリースを待ってみてはいかがだろうか。


基本情報 Wretch: Divine Ascent
開発 Ogopogo
販売 SapStaR Games
配信日 2025年10月
言語 日本語有り
価格 未定(Steam

この記事で紹介されているゲーム

バックパック・バトル

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¥1,700

Sekiro™: Shadows Die Twice - GOTY Edition

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Wretch: Divine Ascent

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