『ディープブルー:喰らう進化』は、2025年8月10日に「ZHOUZEMING」から、PC(Steam)にて正式リリースされた3Dアクションゲームだ。広大な海を舞台に、多種多様な海洋生物の生存競争を体験できる。
本記事では、『ディープブルー:喰らう進化』のゲームシステムと魅力を紹介しよう。


究極の弱肉強食体験
このゲームの目的はただ一つ。自分より弱い生物を捕食し、より強く、より大きな生物へと進化することだ。
プレイヤーはカクレクマノミのような小さな魚からスタート。始めは小魚や貝など、抵抗してこない生物を食べてレベルを上げていく。レベルが上がれば、攻撃力や泳ぐためのスタミナも上昇する。ある程度強くなったら、次はマンボウやカメといった少し大きな生物を襲う。これが、本作の基本的な流れだ。
操作は非常にシンプルで、攻撃、掴み、移動、ダッシュ(高速移動)、スキル発動といったアクションを、戦況に応じて使い分けて戦うことになる。掴みアクションでは、仲間にエサを渡したり、地底に落ちている鍵を拾ったりなどができる。


無限に広がる進化の可能性
捕食を繰り返してレベルアップすると、次に重要なのは卵を産むことだ。それを何度も繰り返すことで、仲間を引き連れて探索やバトルを行うことも可能だ。個体の強化だけでなく、群れを率いる戦略も重要になる。
フィールド内を群れで行動している、イカやイルカ、アザラシなどは、1匹では到底太刀打ちできない。そのためプレイヤーも群れを作り、仲間を成長させることで、どんな相手にも戦いを挑むことができるのだ。

また、敵を倒して得られるゴールドを使えば、メカジキやホオジロザメといったユニークな魚種をアンロックすることもできる。それぞれの魚種は固有のスキルを持っており、プレイヤーは自身のプレイスタイルに合った生物を選んで、弱肉強食の世界を戦い抜くことになる。
アンロックには「同種の魚を指定数狩る」「指定ゴールド数を用意する」などの条件があり、魚の種類により内容は異なっている。

美しい深海の世界と戦略的なバトル
鮮やかなグラフィックで描かれた美しい水中世界が、プレイヤーをゲームへとより引き込む。サンゴ礁が広がる浅瀬から、光の届かない深海まで、さまざまな環境が待ち受けている。しかし、美しいだけではない。そこは常に危険と隣り合わせの生存競争の舞台なのだ。
自分より大きな生物に狙われれば、一瞬でゲームオーバーになることも。敵の動きを見極め、時には地形を利用しながら、いかにして格上の相手を狩るか、あるいは危険から逃れるか、といった戦略が求められる。ダッシュや飲み込みといった基本アクションに加え、各種の魚が持つユニークなスキルをどう活かすかが、生き残りの鍵を握るだろう。
さらに、フィールドには鍵が落ちていて、それを宝箱まで運ぶと中のアイテムを獲得することができる。中にはコインや、一定時間強力な潜水艦に変化できるといったアイテムが入っていることも。これらをうまく利用すれば、強力な敵に低レベルの段階からでも一矢報いることができるかもしれない。

マルチプレイでさらに広がる弱肉強食の世界
本作はマルチプレイにも対応しており、他のプレイヤーを自身のワールドに招待したり、他のプレイヤーのワールドに参加したりできる。協力することも、時には捕食の対象として争うことも可能だ。予測不能な他プレイヤーの動きが、シングルプレイとは一味違った緊張感と興奮を楽しませてくれる。
『ディープブルー:喰らう進化』は、「捕食して進化する」という非常にシンプルなルールながら、仲間を増やして群れをなす戦略、そしてアイテムを利用した逆転劇など、奥深いゲームプレイが魅力の作品だ。強大な生物へと進化を遂げ、食物連鎖の頂点に立った時の達成感は格別である。気になったなら、ぜひこの弱肉強食の世界に飛び込んでみてほしい。
基本情報 | ディープブルー:喰らう進化 |
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開発 | ZHOUZEMING |
販売 | ZHOUZEMING |
配信日 | 2025年8月10日 |
言語 | 日本語有り |
価格 | 1000円(Steam) |
ライター:セン星人
編集:LayerQ