2025年9月の注目のインディーゲームをピックアップしてご紹介しよう! 今月は計11タイトルの情報をお届けする。
Hollow Knight: Silksong
プレイヤーが操るのは、拘束され、見知らぬ土地へと連れ去られた女戦士ホーネット。シルクと歌が支配する王国を舞台に、彼女は強大な敵と戦いながら古の謎を解き明かし、危険な巡礼の道を踏破して王国の頂を目指す。
全世界で高い評価を受けたメトロイドヴァニアの金字塔『Hollow Knight』。その続編が、前作から約8年の時を経てついに登場する。新たな世界を旅し、新たな力を手に入れ、さまざまなムシやケモノたちとの戦いを通じて、自らの資質と過去の秘密へ迫ろう。
日本語有り


けものティータイム
ケモミミがあたり前に存在する世界を舞台にしたブレンドティー・シミュレーション。喫茶店を訪れるケモミミのお客さんにオリジナルのブレンドティーを提供し、KAWAIIで癒やされるひとときを共に過ごそう。
紅茶9種&ハーブ15種に隠し味を組み合わせ、乳鉢で茶葉をすり潰す音まで再現したブレンドシステムを搭載。ASMR(バイノーラル)による効果音や、来店するキャラクターに応じて変化するBGMが、喫茶店を癒やしの空間へと変えていく。
お店の営業期間は最大3週間。限られた時間の中で、どんな出会いと別れが待ち受けるのか。そして、なぜこの喫茶店が期間限定で存在するのか。その答えを自分自身のティータイムで確かめ、癒やしと別れの物語を体験しよう。
日本語有り


Star Birds
小惑星群を舞台にした、陽気なベースビルド&資源管理ゲーム。プレイヤーは宇宙を旅する鳥たちのリーダーとなり、群れを率いて未知の宇宙を切り拓いていく。
氷や金属、未知の物質を採掘し、資源を加工して供給。需要に応じて取引やクエストをこなしながら生産ネットワークを構築し、新たなテクノロジーを解放して群れを銀河の果てへ導こう。
360°自由に建築できる小惑星基地や自動化された生産チェーン、自動生成による探索要素が毎回違った冒険を生み出す。『Dorfromantik』のToukana Interactiveと映像スタジオkurzgesagtが手掛ける、現実の科学をヒントにした資源・生産システムと鮮やかなアートの世界で、鳥たちと一緒にカラフルでユーモラスな宇宙開拓に挑もう。
日本語有り
早期アクセス


Shape of Dreams
MOBAスタイルの操作とアクションローグライトを融合させたユニークな冒険RPG。
舞台は夢と現実の狭間に存在する「急流」と呼ばれる世界。プレイヤーは記憶を編集し、エッセンスを装着して能力をカスタマイズしながら、自分だけの英雄を育て上げていく。自動生成される世界には、住人やイベント、200種以上のコレクション、そして隠された秘密が待ち受ける。
極限の操作を求めるアタッカーや堅実なタンクなど、多彩なキャラクターを操り、自分のプレイスタイルを突き詰めよう。難易度選択と永続的なアップグレードにより、初心者からベテランまで楽しめる。ソロで試練を乗り越えるもよし、最大4人で協力プレイに挑むもよし。仲間と力を合わせ、夢の果てを目指そう。
日本語有り


No, I'm not a Human
これは警告だ。外に出てはならない。ドアを開けるな。窓を閉めろ。迎え入れていいのは"人間"だけ。来訪者を排除せよ――。終末の時代に広がるパラノイアを描いた、不安と恐怖のホラー体験が始まる。
世界は滅びの黄昏を迎えている。太陽に焼かれた街路には黒焦げの死体が並び、空気は焦げつく臭気で満ちている。外を覗くだけで命を落とす、夜こそが唯一の避難所だ。だが、その夜は「来訪者」たちのもの。ドアを叩き、避難を求める声は人間のそれと区別がつかない。白すぎる歯、汚れた爪、血走った目――わずかな兆候を見抜けるかが鍵となる。
本作では、訪問者を家に迎え入れるか拒むかをプレイヤーが判断する。人間を拒みすぎれば孤立し、来訪者を招きすぎれば命を落とす。昼に備え、夜に選択を迫られるその繰り返しの中で、疑念と恐怖の狭間に揺れながら生き残ろう。
日本語有り


Town to City
19世紀の地中海を舞台に、小さな集落をにぎやかな都市へ発展させよう。『Station to Station』のクリエイターが贈る街づくりシミュレーション『Town to City』では、グリッドに縛られず自由にレイアウトできるのが魅力。住宅やお店、公園や自然を配置して、自分だけの理想の街を作り上げよう。
人口が増えれば人々のニーズも多様化する。労働者から上流階級までを満足させるアメニティを整え、住民の要望に応えよう。研究を進めて新しい建物や装飾を解放し、街をさらに発展させよう。複数の街を建設し、交易や観光でコミュニティ全体を繁栄させるのも自由だ。
サンドボックスモードで気ままに街を飾り、フォトモードで美しいボクセルアートの景観を残そう。穏やかなサウンドトラックとともに、自分だけの理想の街を築いていこう。
日本語有り
早期アクセス


ヘンリー・ハーフヘッド
ハーフヘッドのヘンリーは、触れたものすべてに変身できる不思議なキャラクター。ベッドやリンゴ、紙飛行機まで250種類以上に姿を変え、日常を飛び越えた冒険に挑む。ナイフでトーストを切ったり、ジョウロで水をまいたり、遊び方は自由自在だ。
チャレンジをクリアすれば新しい部屋やオブジェクトがアンロックされ、探索するたびに新しい発見や小さな物語が広がっていく。同じステージでも別の攻略法があり、繰り返し楽しめるのも魅力。
ユーモラスなナレーションと共に人生のさまざまな場面を体験しよう。ローカル協力プレイではフレンドと力を合わせ、カオスな遊び方で笑い合える。さあ、ヘンリーと一緒に新しい毎日を歩んでいこう。
日本語無し


Strange Antiquities
前作『Strange Horticulture』から数年後を描く、新たなダークアドベンチャーが幕を開ける。舞台は再び、霧と雨に包まれた世界へ。
太古の森、ろうそくが揺らめく図書館、語り継がれる不気味な伝承――そして、雨が降るたびに訪れる奇妙な出来事。あなたは神秘的な古物を扱う店の店主として、力を秘めたアーティファクトを鑑定・収集し、不可思議な依頼を持ち込む住人たちの謎に挑む。
パズルと謎解き、そしてダークな物語が織りなす、不穏でありながら心地よい冒険へようこそ。
日本語有り


エーテルマンサー (Aethermancer)
死と再生が織りなす神話の冒険――モンスター育成とローグライトがここに融合!
刻々と姿を変えるダンジョンを探索し、3体の仲間モンスターと共に戦略的なターン制バトルを繰り広げよう。仲間が倒れれば永久に失われるが、「再生」によって魂はさらに強く蘇る。死と再生を繰り返すごとに、新たな力とシナジーが生まれ、冒険は加速していく。
4属性のエーテルを操り、強大なボスを打ち倒せ! プレイヤークラスを解放し、仲間キャラクターや伝承と出会い、世界の形を紐解こう。自動生成されるダンジョンを踏破し、敗北から学び、再挑戦でさらなる高みへ。仲間モンスターと共に、自分だけの戦略と物語を紡ぎ出そう!
日本語有り
早期アクセス


Baby Steps
35歳無職。何の取り柄もなく、自室に引きこもっていた男・ネイト。ある日突然、彼は霧に包まれた異世界へと放り出される。そこで彼が見出した"特別な力"とは――「片方の足を、もう片方の足の前に出す」という、ごく単純で、しかし彼にとっては驚異的な能力だった。
『APE OUT』や『Getting Over It with Bennett Foddy』の開発者たちが手掛けるのは、物理演算ベースの新感覚ウォーキングシミュレーター。転んで、立ち上がって、また転ぶ――その不格好な繰り返しの中に、人生の縮図を見出してしまう。ただ"歩くだけ"なのに、なぜか目が離せない。ネイトの一歩は、プレイヤーにとっても大切な一歩となるだろう。
さあ、ネイトと共に人生に新たな意味を見出そう。
日本語有り


▲弊誌では体験版レポートを公開中
CloverPit
このラウンドが最後になるかもしれない――緊張感あふれるローグライト体験。
『Clover Pit』は、『Balatro』と『Buckshot Roulette』を掛け合わせたような悪夢の産物。プレイヤーは自ら作り出した地獄に囚われ、否応なくゲームに巻き込まれていく。錆びついた独房にはスロットマシンとATMが置かれ、各ラウンドの終わりには借金返済が迫られる。支払いに失敗すれば、待つのは破滅のみだ。
スロットマシンを操作してコインを増やし、チャームや賞金で有利な状況を作り出せ。ビッグコンボを決めれば、幸運は雪だるま式に膨れ上がる。ルールを捻じ曲げ、システムを突破し、長き旅路の果てに捕獲者への借金を返済して自由を掴み取れ。
日本語有り


ライター:朝比奈
編集:LayerQ