昼はカフェ経営、夜は夢の世界で押し寄せる敵と戦うローグライトアクション『HIPS N NOSES』ブースレポート【TGS2025】

2025年9月25日～28日に、千葉県・幕張メッセにて開催の「東京ゲームショウ2025（以下、TGS2025）」の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。

なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。

TGS2025にて、ローグライトアクションゲーム『HIPS N NOSES』の試遊機が世界初出展された。開発元は、韓国に拠点を置くインディーゲーム開発スタジオのPepperStonesだ。

本作は『Vampire Survivors』系の見下ろし型ローグライトアクションとカフェ経営を組み合わせたハイブリッドなゲームだ。昼のカフェでは記憶を失った人々に効く不思議な飲み物を提供し、夜は夢の中の世界で押し寄せるモンスターを倒して貴重な素材を集めよう。

店舗経営とアクションゲームのサイクルが楽しい！

筆者はTGS直前にデモ版をプレイさせていただくことができたので、ゲームシステムをもう少しご説明しよう。

カフェの運営はリアルタイム進行のミニゲームになっている。画面右下にある3つのボードを見てお客さんの好み・苦手を確認しながらレシピを選ぼう。飲み物を選んでから、ミルクや砂糖などを選んで味をカスタマイズ。調理を開始してから少し待って、完成した飲み物をお客さんのところまで運べば代金を受け取れる。

カフェの営業を終えたら、夜になり夢の中の世界へ。押し寄せるモンスターたちを倒しながら、できるだけ長く生き延びよう。経験値をためてレベルアップすると、武器や攻撃スキルなどのアップグレードを3択で選べて、ときには共に戦う仲間が増えることもある。仲間は主人公についてまわり、それぞれ異なる武器やスキルを使って自動で攻撃してくれる。

倒したモンスターの種類と数によって報酬が決まり、カフェでの調理に使う燃料となる「記憶の花」が手に入る。燃料が多いほど、翌日のカフェ営業でたくさん調理して、こなせる注文も多くなるというわけだ。

慣れないうちは少し忙しく感じるものの、カフェ営業とローグライトアクションを交互にプレイするサイクルを回してどんどんお金を稼いでいくのが楽しい。アクションゲームと店舗営業の組み合わせは『デイヴ・ザ・ダイバー』で体験済みの方も多いだろう。本作のようにまた趣向の変わったタイトルが出てくると期待せざるを得ない。リリースされて遊べる日を楽しみに待とう。