2025年11月の注目のインディーゲームをピックアップして紹介しよう! 今月は計10タイトルの情報をお届けする。
Tavern Keeper
温かなファンタジー世界で、自分だけの酒場を育てられる経営シミュレーション。内装づくりや仕入れ、スタッフ採用、住民との触れ合いまで、思い描く“理想の一軒”を形にしてみよう。物語を彩るキャラクターたちの掛け合いも、酒場の日々に味わいを添えてくれる。
日々の営業には事件がつきもの。スタッフが倒れたり、酔客が騒いだり、厨房で火事が起きたりと、予測不能なトラブルが次々発生する。そんなドタバタを笑いに変えながら、にぎわいある店づくりを楽しめる。
家具はパーツを自由に組み合わせて自作でき、サイズ調整や配置の工夫で店の個性を表現しよう。さらに、魔法のエフェクトを加えたオリジナル家具を作って、作品を共有することもできる。ストーリーモードで物語を追ったり、自由に遊べるフリープレイで気ままに経営したり、自分好みの酒場を開く一歩を踏み出してみよう。
日本語有り


Vivid World / ビビッドワールド
宝石になった仲間を集めて冥界のダンジョンに挑む、パーティ構築型ローグライク。キャラクターたちをジュエルとして編成し、シナジーを生み出しながら、自分らしい戦い方を組み立ててみよう。
バトルはオートで進行する一方、手に入れたジェムをどう組み合わせるかが腕の見せどころ。同じ宝石を重ねて強化したり、売買してリソースを整えたりと、限られた選択肢の中で最適解を探す戦略性が光る。冥界の奥に眠る秘密に触れ、仲間たちとの旅路が物語を彩っていく。
さらに「オーブ装着」でカスタマイズ性が一段と拡張。キャラごとの役割や相性を見極め、戦術の幅を広げてみよう。完成させたパーティで挑む一戦は、きっとあなたの思い描く冒険を形にしてくれるはずだ。冥界の深淵で、自分だけの一手を見つけてみよう。
日本語有り


UNBEATABLE
音楽が禁じられた世界で、バンド仲間と共に駆け抜けるリズムアドベンチャー。リズムに乗って戦い、叫び、音楽への衝動を爆発させながら、逃避行の物語を追ってみよう。
操作はシンプルながら、曲ごとに異なるノーツの配置と演出が走り、アニメのような躍動感とライブ感が全身を揺さぶる。キャラクター同士の会話劇や日常パートもあり、音楽にすべてを懸ける彼女たちの“今”が鮮烈に描かれていく。
物語を楽しむストーリーモードに加え、腕試しが尽きないアーケードモードも収録。数多くの楽曲に挑み、自分のプレイスタイルでビートを刻もう。音を奪われた世界で、あなたのリズムを響かせてみよう。
日本語無し


Kentum
西暦1万年の地球で目覚めたクローンのケントとなり、未知の大地を生き抜く“クラフターヴァニア”アドベンチャー。探索で素材を集め、拠点を築き上げながら、広がる世界と自分の存在理由に触れていく物語が始まる。
植物や動物、気候など、環境そのものが生存に影響する世界が待っている。農業や工作、設備の自動化で暮らしを整え、行動範囲を広げるほど、新しい出会いや発見が生まれていくはずだ。
手にした技術と工夫で拠点を発展させ、時には想定外の自然トラブルにも向き合うことになる。少しずつ自分だけの居場所を築きながら、この奇妙でどこか美しい未来世界へ踏み出してみよう。
日本語有り


Million Depth
深き100万階層の地下世界「ミリオンデプス」へと降り立つ、深層墜下アクションストラテジー。武器を組み立て、時間を止めながら敵の群れを制し、未知の世界へと足を踏み入れていく。
時間を制御する技術《ビオトープジャマー》、ブロックを組み合わせて自在に武器を生み出すクラフトシステム、商人との物々交換で資源をやり繰りする地下世界の経済――ルート分岐とマルチエンディングが用意され、選択と行動が未来を変えていく。
地下に広がる世界では、環境だけでなく時間軸も揺らぎ、平行世界が絡み合う物語が待つ。階層ごとに変わる景色と出会いを楽しみながら、未知の地下世界を旅してみよう。
日本語有り


Moonlighter 2: The Endless Vault
店舗経営とローグライトアクションが融合した名作『Moonlighter』が帰ってきた! 恐れを知らない冒険者としたたかな商人、ふたつの顔を楽しみながら、お宝と危険がひしめく異次元を探索し、村の中心に店を育てよう。
ローグライク要素入りアクションRPGとしてさらなる進化を遂げている。進めば進むほど報酬もリスクも高まるダンジョンで、財宝を集めて持ち帰れ。失うか稼ぐかはあなた次第だ。
村では住人のビジネスに投資し、武器や防具をアップグレード。装飾した店舗に訪れる客と交渉し、利益を最大化しよう。トレスナを繁栄させ、再び賑やかな街へと変えていこう。
日本語無し 早期アクセス


Demonschool
“動いた分だけ世界が動く”――移動がアクションに直結する新感覚の戦略RPG。大学1年生でありデーモンハンターの末裔でもあるフェイが、個性豊かで頼れる仲間たちと力を合わせ、人間界と魔界の狭間に現れる巨大な魔物に挑む。
計画フェーズでは、移動や攻撃、地形との連携を自由に組み立てられる。リワインドで行動を巻き戻し、最適な手順を練り直しながら、コンボやスキルを重ねて一気に敵を崩す奥行きある戦略が味わえる。仲間との絆を深めることで、15人それぞれの能力も伸びていく。
謎めいた島にある大学で過ごす日々――授業、課題、仲間との時間、そして魔物との戦いが交錯する。学園生活とバトルが溶け合うこの世界で、自分だけの青春と戦いを体験してみよう。
日本語有り


Berserk B.I.T.S
デスクトップ上の小さな仲間たちが、サイバー世界で戦いを繰り広げる放置型RPG。B.I.T.(Battle Intelligent Teammate)と呼ばれるユニットを集めて育成し、ウイルスがはびこるネットの深層へ送り出していく。
バトルはオートで進行し、チップの装着や編成、相性しだいでチームの力は大きく変わる。手に入れたチップを組み合わせて性能を引き出し、ボスに挑む流れを少しずつ整えていく過程を楽しもう。プレイを重ねるごとに、B.I.T.たちの頼もしさが増していくのを感じられるはずだ。
作業中やほかのゲームの合間でも進めやすく、短いサイクルで少しずつ広げていけるのも特徴。自分だけのB.I.T.チームを編成し、サイバー世界の侵食に立ち向かってみよう。
日本語有り


Constance
色鮮やかでありながら、どこか崩れかけた心象世界を舞台にした、手描きアートが息づく2Dアクションアドベンチャー。筆を握るアーティストのコンスタンスが、現実から逃げ込むように踏み入れた世界で、自分自身と向き合っていく。
壁やキャンバスのような足場を駆け抜け、絵筆で道を描き、敵を断ち切るうちに、閉じていた景色が少しずつ開き、新たな場所へと導かれていく。色彩と衰退が折り重なる領域を越えるたび、彼女の感情や記憶の断片がそっと姿を見せてくれる。
内面を映すこの不安定な世界では、選択によって描かれる景色も変化する。散りばめられたイメージを拾い集めながら、コンスタンスの物語を辿ってみよう。
日本語有り


Detective Instinct: Farewell, My Beloved
列車の旅路で出会った女性が忽然と姿を消し、乗客たちは誰ひとり彼女の存在を覚えていない──ただ、自分だけが“確かにいた”と感じている。違和感を手繰り寄せながら、証言や手がかりを集めて真相に近づいていくミステリーアドベンチャー。
会話や調査を軸に進むコマンド選択式で、乗客の何気ない一言や視線の揺らぎといった、小さな不一致を見逃さない観察力が鍵になる。ピクセルアートで描かれたキャラクターと、味わいのある3D背景が重なり、ジャズやオーケストラが物語を彩る演出も魅力だ。
車両を移るたび、状況は静かに姿を変えていく。列車に漂う違和感の正体を追いかけながら、自分の“探偵の勘”を働かせてみよう。
日本語有り


ライター:朝比奈 編集:LayerQ










