あなたに“刺さる”キャラがきっといる! マッドサイエンティストたちが戦う簡単・爽快・ド派手なパズルゲーム『Science Explosion』ブースレポ【東京ゲームダンジョン10】

しわしわ

2025年11月26日

2025年11月9日に、東京・浜松町にて開催の「東京ゲームダンジョン10」の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。

なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。

東京ゲームダンジョン 10 ► 2025年11月9日(日)、東京・浜松町で都内最大級のインディゲーム展示会を開催!
「東京ゲームダンジョン」は個人や小規模チームが制作するデジタル・ゲーム(インディゲーム)の展示会です。手頃な出展料と充実した設備で、気軽に作品を出展・試遊できるイベントを目指しています。主催者も個人でゲームを作っているインディ開発者です。みんなで国内のインディゲームを盛り上げましょう!

本稿で紹介する『Science Explosion』は、“なぞるだけ”の簡単操作で爽快感を味わえるパズルゲームだ。武蔵野美術大学で立ち上げられたゲーム制作サークル、ムサビゲームラボのメンバーが開発をおこなっている。今回の試遊にて感じた魅力と、取材で聞かせていただいた制作のこだわりをお伝えしよう。

本作はすでに試遊版と同じバージョンが公式サイトにて公開中だ。現在はWindows, Macに対応しており、マウスでもプレイ可能だが、タッチ操作が可能なPCか液晶ペンタブレットがあるとより遊びやすいだろう。製品版ではiOSにも対応予定とのこと。

Science Explosion - ムサビゲームラボ
科学の力で相手のラボをフッとばせ!!!

お気に入りのマッドサイエンティストで大暴れ!

本作のシステムは非常にシンプルで、「同じ色のパズルをなぞって消す」だけ。より長く繋げば特殊な効果を持つボムが生成され、その内容は使用キャラクターごとさまざまなものが用意されている。試遊版ではスコアアタックが体験できたが、製品版では「ほかのキャラクターをすべて倒す」ストーリーモードも実装されるそう。

試遊にて最初に表示されていたのは、9名からなるキャラクターの選択画面だ。それぞれの能力にも注目したいところだが、何より目を惹くのは細部まで描き込まれたキャラクターデザインである。

ひとめ見ただけでそのキャラクターの人物像をパッと汲み取ることができ、みな個性豊かで偏りもなく、それでいてどのキャラにも“クセ”がある――非常にハイレベルなデザインの数々に圧倒されるようだった。色使いから表情、小物や背景に至るまで、すべてが「キャラクター表現」として巧みにまとめあげられている。インディーらしい尖りが感じられる点も嬉しいところ。

そして、キャラクター全員が“マッドサイエンティスト”であるという本作。どの人物も一筋縄ではいかないのだろうと興味をそそられ、非常に悩ましかったものの、筆者は美人で強そうなお姉さんが好きなので、カリスマあふれる『ヴィクトリア』を選択した。

▲背後に従えているふたりも個性にあふれ、同時にヴィクトリアの地位や威厳も感じ取らせてくれる

プレイ中の演出も華やかで、ボムの効果をまだまだ把握できていないながらも、効果音と相まって高揚と爽快感を感じながら楽しむことができた。手元のスマホで気軽にプレイできる日が待ち遠しい。

シンプルで直感的な分かりやすいゲームシステムと、多種多様に取り揃えられた個性的なキャラクターたち。すべての魅力がまっすぐに伝わってくる、インパクトのある作品だ。

▲筆者のスコア。褒められているのでよい成績ではあるとのこと。

誰でも楽しく遊び尽くせるような作品に

会場にて、制作責任者のひとり壺華(Yuri)氏にお話を伺うことができた。

以前制作に関わった作品は、難易度が高めの2人用対戦ゲームだったという。その作品では、片方が「難しくてできない」と感じてしまったり、プレイヤースキルによる差がうまれてしまったりと、ゲームで楽しく遊んでほしいのに、そこに辿り着けないケースが見受けられたことが悲しかったと聞かせてくれた。

そんなとき、ゲームをまったくやったことがない人でもスマホのパズルゲームにはハマっているところを見て、「シンプルなパズルゲームなら誰でも遊べるのでは」とひらめいたそう。なぞるだけの簡単かつ馴染みのある操作で1ゲーム目から楽しめる本作がうまれた背景には、過去の経験と実生活でのインスピレーションが深く関わっていたのだ。

また、魅力あふれるキャラクターデザインのこだわりについても尋ねてみた。美大生として画で魅せることへの意識や、キャラクターを入り口としてゲームにのめりこんでほしいという思いなどがあるそうだ。誰でもひとりは「使ってみたい」と思えるキャラクターがいるように、それぞれの個性がかぶらず、かつ見ただけで人物像の伝わるデザインになるよう気を配ったという。実際に『ヴィクトリア』が刺さった筆者としては納得のこだわりだ。

本作のストーリーモードでは各キャラクターとの対戦ができるそうだが、その際の掛け合いから伺える関係性にも注目したい。9人それぞれの組み合わせと勝敗ごとのすべてにセリフが用意されており、あわせてなんと162通りものセリフ差分があるとのこと。さらにスコアアタック専用のセリフも含めるとすさまじい数に。プレイを進めてそれらのセリフを見ていくことで、見た目で気に入ったキャラクターについてどんどん理解を深められるようにと作られているそうだ。

簡単操作と魅力的なキャラクターで誰でものめりこめそうな本作。前述のとおり試遊版と同じバージョンが公式サイトで公開中のほか、2027年3月までにはApple StoreまたはGoogle PlayにてiPad向けに無料配信予定とのこと。

Xには、同じく制作責任者でプログラマーのMiri氏と壺華氏との共同アカウントや、ムサビゲームラボ公式アカウントなどが開設されているため、気になった方はぜひチェックしてみてほしい。


基本情報 Science Explosion
開発 ムサビゲームラボ
販売 ムサビゲームラボ
配信日 2027年
言語 日本語有り
価格 無料

ライター:しわしわ 編集:LayerQ

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