自然に囲まれた場所に、自分だけの特別な隠れ家を建てよう。コージーなログハウス建築シミュレーション『Log Away』プレイレポート

しわしわ

2025/12/21

都会の喧騒を離れ、自然に囲まれた静かな場所で、深呼吸しながらゆったりと自由な時間を過ごしたいと思う現代人も多いのではないだろうか。まさにそんな体験を提供してくれる『Log Away』は、自由に理想のログハウスを建て装飾していく、カジュアルな建築シミュレーションゲームだ。好きなロケーションを選び、自分だけの隠れ家を作ろう。開発・パブリッシングともにThe-Mark Entertainmentが手がけ、2025年12月5日よりPC(Steam)にて発売されている。

リリースと同時に、クリスマス関連のアイテムが追加されるDLCも配信された本作。本稿では、筆者がプレイした体験をもとに、本作の魅力をお伝えしていこう。

Steam:Log Away
家のようにくつろげる、小さなログハウスを建てましょう。移りゆく季節や天気の中で静かなくつろぎの場所を旅し、自分のペースで飾りつけをして、やさしい物語が添えられた思い出の品を集めていきます。作業プレイもプレッシャーもなし。あるのは、自然と動物たち、そして深く息をつくための時間だけです。

ゆったりとした癒やしの時間のなかで建築

本作は、時間制限やタスク進行の必要などがなく、プレイヤーの気の向くままのんびりと建築・装飾を楽しむことができる。9箇所のロケーションのほか、「釣り」「ガーデニング」など10個の「興味」が用意されているので、好きなロケーションと3つの興味分野を選んで建築を始めよう。興味の選択内容によって、使用できる装飾の種類が変化するかたちだ。

ロケーションごとに建築可能な範囲に指定があり、まずは建築モードでそのマス目にあわせてクリックかドラッグで床を敷き、壁を貼っていく。材質や色味もいくつかから選べるので、ロケーションの雰囲気と合わせて見比べてみよう。

小屋の中だけでなく、もちろん庭まで自由に飾りつけが可能だ。池を置いて草花を生やすことも、作業場として実用性に重きを置くこともできる。これにはロケーションや興味の内容、プレイヤーの好みと気分などが大きく影響してくるだろう。木々のざわめきや鳥の声など、自然を感じてリラックスしながら、自分だけの空間をデザインしていける。

そうして満足できたら、カメラモードでスクリーンショットを撮ることも可能だ。時間や天候、さまざまなフィルター効果などを切り替えつつ、ベストなアングルを探して写真に収めよう。写真を眺めて振り返ったり、データに再訪して模様替えをしたり、新たなロケーションで建築を始めたり……本作は自分だけの楽しみ方で、いつでも存分にリラックスできる癒やしの建築シミュレーションだった。

▲ゲーム内のパーツをうまく使えば、建築可能マスの外にガゼボを造れてしまう

「興味」によって広がる遊び方

筆者が本作の魅力と感じたのは、「興味を選べるのは3つまで」という点だ。たいていの建築シミュレーションにおいて、使用できるアイテムに制限がかかり続けることはほとんどない。ゲームを進めるにつれ徐々に解放されていくケースが多いだろう。本作の「選んだジャンルに応じたアイテムだけが使用できる」システムには、単にプレイの幅を狭めるわけではないいくつかの利点がある。

ひとつは、アイテムの数が抑えられスッキリすることだ。本作のアイテム数は興味ごとに分かれることを加味しても決して多くはない。この手のゲームでは、もちろん選択肢が多いほどわくわくとはするものの、アイテムが増えるほど「ソートをかけてなお目当てのアイテムに辿り着きにくい」「好きだと思った家具を置いていったら、まとまりのない仕上がりになってしまった」といった悩みも起きやすい。

その点、はじめから分野によってアイテムが絞られている本作は、何があるかをざっと把握しやすく、スムーズな判断とプレイが可能になっている。さらに、全体の雰囲気がある程度統一されるため、思いつくまま配置してもテーマが大きくはぶれにくいのだ。気に入ったアイテムを気楽に配置できる敷居の低さに繋がっている。

そしてもうひとつ、リプレイ性が高まるという点もある。ほかの興味を選んだら何ができるだろう、次はこういった人物が住んでいる設定で建ててみようなど、一軒建て終わってもアイデアが尽きにくい。どのロケーションも魅力的なので、やってみたいことや試したいことが一度で終わってしまわないのは、ゲームを隅々まで満喫できるメリットにほかならない。

とはいえ、基本的には遊び尽くすようなゲームではなく、ふと思い出して起動したときに静かに寄り添ってくれるような、そんなささやかな癒やしの作品だと感じた。すでにある隠れ家を季節に合わせて模様替えするもよし、毎回新たなテーマでデザインしなおすもよしと、自分のための穏やかで落ち着いた時間がほしいときの一助となってくれるだろう。

自然の音、鳥の声、アコースティックなBGMなど、サウンドの心地よさも相まって、起動しているだけでも安らげる本作。個人的には興味そのものの種類がさらに増えたらと思うものの、クリスマスDLCのように、季節のアイテムをワンコイン程度で拡張できるようになっていくかもしれない。今後の動向にも期待して注目していきたい。

Log Away』はクリスマスDLCとあわせて2025年12月5日よりPC(Steam)にて配信中。建築・内装シミュレーションが好きな人はもちろん、現実でキャンプなどを趣味とする人にもおすすめできそうな一作だ。気になった人はぜひウィッシュリストに追加してみてほしい。


基本情報 Log Away
開発 The-Mark Entertainment
販売 The-Mark Entertainment
配信日 2025年12月5日
言語 日本語有り
価格 1,200円(Steam

ライター:しわしわ 編集:LayerQ

この記事で紹介されているゲーム

Log Away

インディー

シミュレーション

カジュアル

日本語対応
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発売日
ジャンル
シミュレーション
カジュアル
インディー

カテゴリ
シングルプレイヤー
Steam実績
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ファミリーシェアリング
カメラの快適性
カスタム音量調整
ステレオサウンド
サラウンドサウンド
マウスのみのオプション
時間制限付き入力なしでプレイ可能
いつでもセーブ可能
キーボードのみのオプション
ストアページリンク

Log Away

家のようにくつろげる、小さなログハウスを建てましょう。移りゆく季節や天気の中で静かなくつろぎの場所を旅し、自分のペースで飾りつけをして、やさしい物語が添えられた思い出の品を集めていきます。作業プレイもプレッシャーもなし。あるのは、自然と動物たち、そして深く息をつくための時間だけです。

家のようにくつろげるログハウスを建てよう

移りゆく季節と天気の中で、静かなくつろぎの場所を巡る旅に出ます。建てて、飾って、家具をそろえながら、自分のペースで空間を整え、そっと語られる背景をもつ思い出の品を集めていきましょう。作業プレイもプレッシャーもありません。あるのは、自然と動物たち、そして深く息をつくための時間だけです。

ここで過ごす時間

息をゆっくり吐き出せる静かな場所たち──海辺の入り江、内陸の草原、山あいの隠れ家。秋・冬・夏それぞれの季節ごとに、光と天気が変われば、目の前の風景の表情もがらりと変わります。

ランプの明かりがぽっと灯り、部屋の隅々にぬくもりが溜まっていくと、まわりの空気も少しずつあたたかくなっていきます。小さなひと手間を重ねるたびに、くつろぎの場所はますます居心地のよい空間へと育っていきます。

あなたが何を好きかが、大切に扱われます。選んだ「興味」によって画面に現れるものや、そっと浮かび上がる静かな物語が変わり、見つけていくものが自然とあなた自身に寄り添ったものになっていきます。

思い出の品の中には、「ささやかれた思い出」として静かな語りが添えられているものもあります。それらはやがて思い出の品コレクションに並び、必要なときにいつでも開いて確かめられる、小さなアルバムのような場所になります。

穏やかなアコースティック音楽と自然の環境音が、気分をゆっくりほぐしながら、この世界への没入感を高めてくれます。

できること

  • まずは1つのくつろぎの場所を選び、時刻と天気が静かに移ろうのを眺めながら腰を落ち着けます。

  • 10種類の「興味」の中から最大3つまで選びます。選んだ興味は、最初から用意されている家具や飾り、のちに見つかるもの──どんな思い出の品に出会うかまで──をやわらかく変えてくれますが、どれか1つの遊び方を強要することはありません。

  • 自分のペースで飾りつけ。ランプや椅子、植物などを置いたり、回転させたり、配置を微調整したりしながら、室内と屋外のどちらにも雰囲気を作り出していきます。

  • ぬくもりの心を満たしましょう。空間が本当にあたたかく感じられるようになると、ぬくもりの心がいっぱいになり、その合図として新しい思い出の品が詰まったトラベルバッグが届きます。中身を開けて好きな場所に並べましょう。それはあなたにプレッシャーをかけるためのゲージではなく、どれだけくつろげる場所になったかを映してくれる指標です。

  • 好きなときに思い出の品コレクションを開き、これまでに見つけたものを眺めたり、やさしい語りをもう一度聴き直したりできます。

  • 思い立ったときにいつでも戻ってきて、くつろぎの場所を片づけたり、少し模様替えをしたり、ただ静けさに身をゆだねたりできます。あるいは、新しいくつろぎの場所を一から始めることもできます。

  • Chris Haugen が作曲した20曲以上のアコースティック・サウンドトラックに耳を傾け、現実の世界の時間が少しゆっくり流れていく感覚を味わいましょう。

  • ぬくもりの道具を使って、過ごすひとときを自分好みに彩りましょう。フォトモードで息をのむようなスクリーンショットを撮ったり、天気や時間帯を切り替えたり、ビジュアルスタイルを変更して、そのときだけの特別な雰囲気を作り出せます。

自分自身へのラブレター

『Log Away』は、自分のもとへ帰ってくるためのゲームです。何でもない瞬間やささやかな安らぎ、窓を打つ雨の音、黄昏どきにぽっと灯るランプの明かり……。追いかけるべきゲージも、急かすタイマーもありません。息苦しくなったときにいつでも戻ってこられる、あなたのためのくつろぎの場所が、静かに待っていてくれます。