ドローし続けて1ターンでリーサルを決めろ! 奥深い戦略が鍵を握るデッキ構築PvEカードゲーム『One Turn Kill』正式リリース!

しわしわ

2026/01/23

カードゲーマーでなくとも、“ワンターンキル”という言葉を一度は耳にしたことがある、という人は多いだろう。カードゲームにおいて最初の手番で相手を倒しきる行為を指す言葉であり、それをタイトルに掲げる本作『One Turn Kill』は、その名のとおり1ターン以内に敵を倒していくことをテーマとしたデッキ構築型カードゲームだ。DenDenが開発し、Waku Waku Gamesがパブリッシングを担当する本作は、2026年1月16日に正式リリースを迎えた。

弊誌では、以前にもデモ版の内容をお伝えするかたちで本作を取り上げている。本稿では、製品版のプレイ体験をもとに、主にデモ版からアップデートされた要素を中心に紹介していこう。

Steamで20% OFF:One Turn Kill
「One Turn Kill」は、カードドローとデッキコントロールが勝負の鍵を握るPvE型カードゲームです。1ターンに制限されたバトルには、緊張感とカードを展開し続ける爽快感があります。ピクセルアートで描かれる荒廃した世界のなかで、主人公と共に強敵に立ち向かい、物語の結末を見届けましょう。

戦略的なデッキを練り上げて強敵に挑め

本作の大きな特徴は、1ターン以内に敵を倒しきれなければゲームオーバーという思い切った構造だ。それにともない、カードの使用コストが山札からの“ドロー枚数”となっていて、自身のターン中にデッキを回し続けられるシステムになっている。

例えば、3コストの強力なカードを使用したくても、山札に3枚以上のカードが残っていない状態では使用できない。計20枚という多くはないデッキ枚数と、コストや効果・カード同士のシナジーなどを考えて、上手くカードを活かしきれるデッキを構築していく必要がある。

▲使用カードに応じた戦闘モーションも豪華で楽しい

一般にワンターンキルと言うと一方的な状況を連想するが、本作においては「成功させなければ死」という追い詰められた状況でもある。もちろん主人公は相手に何もさせず勝利するため圧倒的な強さを見せてくれるが、プレイヤーは一手ごとにコスト計算や引きの運などが絡んでくるので、かなりヒリついたプレイ体験を味わうことができる。

何より、敵も一方的にやられるばかりではない。それぞれが特殊能力を持っていて、その効果はカードの使用回数などに応じて発動していく。デッキの回転を阻害するものやカードの使用を封じるものなど、どれも手痛い能力である。これらのギミックを乗り越えるため、どんなデッキをどのように回すか、プレイヤーの腕とアイデアの見せどころだ。

▲使用できない「過負荷」が追加されると、コストの心配は弱まるもののコンボが決まりにくく、事故率が上がってしまう

また、戦闘に勝利するたび、次回の戦闘で使用可能なアイテムも獲得できる。カードを引き直すものや敵にダメージを与えるものなど多種多様だ。敵のHPと自身のデッキで出せるダメージ量や、どの敵までにどのアイテムを拾っておきたいか、というような思考も必要になってくるため、本作は非常に多くの要素を考える戦略性の高いデッキ構築ゲームとなっている。

正式リリースでの大幅なアップデート

今回の正式リリースでは、デモ版にはなかった要素がいくつも追加されている。カードの種類が増えたのはもちろんのこと、それにともなうルールの明確化、戦闘BGMの追加など、その内容は多岐にわたる。

なかでも特筆すべきは、新要素であるカード強化だろう。ストーリーを進めると解放される「強化施設」では、敵を倒すごとに入手できる「強化パーツ」を使って、解放済みのカードを強化することが可能になる。与ダメージが強化されるものや効果が追加されるものなどさまざまで、強化後・強化前どちらで使用するかも同施設で変更可能だ。使ってみると意外に強化前のほうが回りが良かった、ということもあるので、デッキごとに調整できる仕様はありがたい。

また、デモ版では周回を進めるごとにカードが追加されていたが、製品版では追加のタイミングや内容が明確に可視化。敵のレベルを選択できるようになり、高レベルに挑み勝利するほど「BIAS」と呼ばれる段階が上昇、一定値に達するとストーリーやカードの解放がおこなわれるかたちに整理された。低レベルで周回して強化パーツを集めたり、解放されるカードが欲しいものでなければ苦手な敵のレベルを低くしておいて、ほかのカードを解放・強化してから挑むこともできたりと、よりプレイしやすくなった印象だ。

加えて、アイテムも複数種類追加されている。デッキから特定のカードを選択して手札に加えるサーチ機能や、3枚プレイするあいだ敵の能力発動までのカウントダウンを止めるものなど、どれも非常に強力である。そのぶん敵もどんどん手強くなっていくので、惜しみなく使って有利に立ち回りたい。

デモ版時点でも非常に完成度の高い作品だったが、正式リリースでのブラッシュアップでさらに深みを増した本作。筆者個人としては、カードプールが広まり、さまざまなコンセプトのデッキを試せるようになったことが特に嬉しかった。また、敵の妨害が激しさを増すほどリーサル時の爽快感も高まるという、昨今盛り上がりを見せる高難易度ゲームの魅力も兼ね備えている印象がある。

対人ではないぶん考える時間も十分にあり、ほかのデジタルカードゲームとは一味違う体験を味わえることから、興味があればカードゲームの経験がなくても手に取ってみてほしい作品だ。

One Turn Kill』は2026年1月16日よりPC(Steam)にて製品版を発売中で、大幅な内容変更につき、正式リリースから一週間をめどにデモ版の配信は停止される予定だ。対応言語は英語、日本語、中国語(簡体字, 繁体字)で、Nintendo Switch版も発売予定とのこと。Steamでは1月30日まで20%オフのリリース記念セールが開催中なので、興味のある方はぜひチェックしてみてほしい。


基本情報 One Turn Kill
開発 DenDen
販売 Waku Waku Games
配信日 2026年1月16日
言語 日本語有り
価格 1,200円(Steam

ライター:しわしわ 編集:LayerQ

この記事で紹介されているゲーム

One Turn Kill

ストラテジー

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