2026年5月22日~24日に、京都府・京都市勧業館 みやこめっせにて開催された「BitSummit PUNCH(以下、BitSummit)」の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。
なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。


『おデの巣穴でレベル上げなんてさせない』は、ローポリゴンとピクセルアートを組み合わせたアートスタイルが特徴的な資源管理アクションゲームだ。プラットフォームはSteamを予定しており、リリース日は未定となっている。
本作は、経験値稼ぎのためにゴブリンの拠点を襲撃してくる人間たちを、モンスター側の視点から迎え撃つという独特な設定を持つ。本稿は、試遊で体験できたことと制作陣へのインタビューをもとに、その独自の魅力や特徴を紹介しよう。

『おデの巣穴でレベル上げなんてさせない』の目的は、経験値を求めて村へ襲来する人間(冒険者や勇者)を撃退し、ゴブリンの村を一丸となって日々守り抜くことだ。プレイヤーが操作するのは、戦闘能力を持たないゴブリンの斥候。しかし、正面切っては戦えない斥候には、自慢の足がある。村では力自慢の仲間たちが人間と死闘を繰り広げているので、彼らをサポートして勝利へ導かなければならない。
本作の操作方法はシンプルであり、主なアクションは「アイテムを拾う」「投げる」「移動・ジャンプ」の3種類だ。もし、仲間へのサポートが間に合わず、人間たちに敗北して村を守れなければ、迎撃は失敗となる。本作は一日の経過ごとに進行状況が自動でセーブされていき、ゲームオーバーとなった場合はその日の朝からやり直しとなる仕様だ。
村中を跳び回り、戦況をサポート
プレイヤーに課せられた役割は、交戦中の仲間のもとへポーションや装備などの物資を送り届けることである。人間との戦いは自動で進むため、少しの遅れが命取りになる。プレイヤーはジャンプを巧みに使いながら村を縦横無尽に駆け巡り、戦況を見極めながら仲間へのサポートアイテムの収集に奔走する。例えば、戦っているゴブリンに剣や鎧を投げつければ攻撃力や防御力を上げること可能だ。
また、ただ地上を走るだけでなく、村の段差を乗り越えたり屋根の上に飛び乗ったりすることも重要だ。地上からでは視認できない場所に隠しアイテムなどが配置されており、村の隅々まで入念に探索をおこなうことが戦況を有利に導く鍵となる。出現するアイテムの配置は固定されており、ゲーム内の日付が変わるタイミングでリセットされる仕組み。あらかじめ場所を記憶しておけば、次の戦闘時に迷わず目的のアイテムへ一直線に向かうことができる。

「考えながら走る」ことで得られる達成感
試遊後、開発者のBor Greve氏に本作に関するこだわりを聞いた際、非常に共感できる話題があった。その内容は、走りながら脳内で「次にあれを渡して、その後あのアイテムを拾いに行って……。いや、でも今はHPが減っているから、まずはポーションを渡した後にアイテムを拾いに行こう」など、プレイヤーに考えながら操作してもらうよう設計したということ。実際に試遊でも「あそこにポーションがあるけど、行ったことのない方面も探索してみよう」など脳内で独り言のように考えており、まさにBor Greve氏がこだわっていた要素を感じていた。
また、日を追うごとに敵が強くなっていくため、リソース管理が徐々に難しくなっていく。強敵と戦う際、プレイヤーはゲームの操作をしつつも、何手も先を考えながら行動しなければならない。そんな「考えながら走る」という行動が成功した時の喜びは、短い試遊時間の中でもとても強い達成感を感じられる瞬間となった。

本作は現在、Steamにてデモ版が配信されている。近日登場予定の本作に興味を持った人は、まずはデモ版をダウンロードし、その独自のシステムに触れてみてはいかがだろうか。
| 基本情報 | おデの巣穴でレベル上げなんてさせない |
|---|---|
| 開発 | Bor Greve |
| 販売 | Bor Greve |
| 配信日 | 未定 |
| 言語 | 日本語有り |
| 価格 | 未定(Steam) |
ライター:セン星人 編集:レイリー

