
少年と少女たちは、空と出会い、そして焦がれた。いつか、自分たちの翼で飛んでみたいと 舞台は、さわやかな風が吹き抜ける町――風ヶ浦。夢を失い、故郷へ帰ってきた少年・水瀬碧は、風車の立ち並ぶ丘で、車椅子がパンクして動けないでいた少女・羽々音小鳥と出逢うそして、ふたりがいる丘の上空を渡っていく、白い大きな翼――グライダーとも。まだその時、ふたりは気が付いていなかった。それがすべての始まりなんだと……。やがて彼らは、碧の幼馴染、姫城あげはも巻きこんで、廃部寸前だったソアリング部の立て直しを始める誰もが子供の頃、思い描いた夢――「紙飛行機に乗って飛んでみたい!」そんな憧れをかなえるために。見あげる空は、どこまでも高い。彼らが目指す場所は――遙か雲の彼方。