【TIGS2024】「聞くと呪われる怪談」の取材記録。フリーライターの身に起き た出来事を実写VRで追体験せよ『Project_Y:Working Title』ブースレポート
2024年3月2日~3日に、東京・吉祥寺で「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2024(以下、TIGS2024)」が開催された。
TIGSは2023年に初めて開催されたインディーゲームの新たなイベントだ。第2回目となるTIGS2024では「武蔵公会堂」と「吉祥寺東急REIホテル」をメイン会場に、133のゲームタイトルが出展された。
本稿では、筆者が本イベントで試遊して気になったタイトル『Project_Y:Working Title』をご紹介しよう。
フリーライターが残したVR動画の謎を解明しよう
『Project_Y:Working Title』は、フリーライターが取材した360°のVR動画を見ながら、彼の身に起きた出来事を追体験する実写VRホラーゲーム。開発は、プロジェクト・ワイ製作委員会が手掛ける。
フリーライター流川は、「聞くと呪われる怪談」について複数の人物に取材し、360°のVR動画にそれらを収めた。本作は、プロジェクト・ワイ製作委員会が彼の取材記録を公開不可の経路で入手し、VRコンテンツとして再構成したものである。
プレイヤーは、流川氏による取材記録を見て、彼の身に起きた出来事を解明することが本ゲームの目的である。
目の前に広がる360°の恐怖
本作の開発者であるプロジェクト・ワイ製作委員会の意向により、ゲームの詳細は伏せさせていただく。上記のトレイラーとこれまでにオフラインイベントで本作を体験した方々の様子を収めた動画が公開されているので、そちらをチェックしていただきたい。
筆者がプレイした際は、あまりの恐怖に汗が止まらず、体験後に風邪をひかないように気を遣ったほどだった。おそらく、自宅のように静かな場所で(さらに部屋も暗くして)プレイをしたら、なおさら怖いだろう。ちなみに、これまで出展してきたオフラインイベントでも、恐怖のあまりゲームを中断した方がいらしたそうだ。
実は、筆者がこのゲームをプレイした数日後、ちょっとした不思議な現象に遭遇した。ベッドで本を読んでいたとき、突然まくらの上のほうが、まるで何かが落ちてきたかのように大きく沈み込んだのである。筆者がゆっくりとそちらに目をやったが、そこには何もなかった……ということにしておいた、正気を保つために。
『Project_Y:Working Title』は、2024年初春に発売予定で、プレイ時間はプレイヤーにも左右されるが数時間を想定しているとのこと。トレイラーを見て興味を持った方や、心霊ホラーが好きな方はぜひチェックしてほしい。
発売日まで、プロジェクト・ワイ製作委員会の公式Xをフォローして待とう。
基本情報 | Project_Y: Working Title |
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開発 | プロジェクト・ワイ製作委員会 |
販売 | プロジェクト・ワイ製作委員会 |
配信日 | 2024年初春 / 日本語有り |
定価 | 未定 |