ヴァイキングを率いて強敵に立ち向かえ! アクションと2Dリアルタイムストラテジーの融合『Sons of Valhalla サンズ・オブ・ヴァルハラ』先行プレイレポ

朝比奈 / Asahina

2024/04/05

2024/09/14

本稿は事前にレビューキーをご提供いただき、執筆しています。

Sons of Valhalla サンズ・オブ・ヴァルハラ』は、ヴァイキングが活躍した時代をテーマとした「戦闘」と「拠点構築」の両方の要素を併せ持つ横スクロールアクションゲームだ。ドイツを拠点とするゲーム開発スタジオ"Pixel Chest"が手掛ける。

2022年3月に追加の開発資金を募ってKickstarterで実施されたクラウドファンディングでは、「アクションアドベンチャー要素のある2Dリアルタイムストラテジー」がコンセプトに掲げられており、複数の要素を1つの作品に落とし込んだ意欲作となっている。

今回事前にプレイする機会を頂いたので、本稿ではその内容と魅力についてご紹介しよう。

Steam:Sons of Valhalla サンズ・オブ・ヴァルハラ
『Sons of Valhalla』は、ヴァイキング時代を舞台とした「戦闘」と「拠点構築」の両方の要素を併せ持つ横スクロールアクションゲーム。戦士を集めてロングボートに乗り込み、拠点を築いて、敵の砦を包囲せよ。自らイングランド各地を襲撃し、死闘を繰り広げるのだ。

ローンチ前のレビュービルドの時点で一部表記ゆれと見られる箇所があるため、本稿における固有名詞は各プラットフォームのストアページ上の表記ではなく、ゲーム内テキスト表記に準拠している。

ヴァイキングの世界に漕ぎ出そう

本作の主人公はヴァイキングの戦士"ソラルド・オラヴソン"。彼の住む集落は敵対勢力の"ヴァルガード"によって襲撃され、首長である父を殺され、愛する妻までもが連れ去られてしまった。

敵を追う道半ばで倒れてしまうも、主神オーディンによって再び生命を得たソラルドは、授かった神秘的な力を武器に、敵地イングランドを舞台に拐われた妻を取り戻すための戦いに身を投じることになる。

本作の舞台は北欧。8~11世紀頃の西ヨーロッパ沿岸部を中心に、海賊行為だけでなく、交易など幅広い活動を行っていた「ヴァイキング」をテーマに描かれる。その姿は史実に則っているが、彼らの信じた北欧神話の神々が登場する要素も含んだ世界観となっている。

さまざまな作品の題材に取り上げられる「ヴァイキング」には強い魅力がある。ファンタジー世界の出来事のようにも感じられ、史実以上のイメージがついているようなところもあるものの、彼らの文化や生き様、精神性が現代に生きる私たちを惹きつけて止まないのだろう。

陣地を広げて敵地を占領しろ!

本作のゲームシステムは、横スクロールのステージを舞台に拠点となる「」を築いて拡張・発展させ、仲間のヴァイキングたちと共に敵陣地を攻略して占領していくことだ。

拠点には、以下のような設備を建設することが可能。設備名から想像できるように、建設やアップグレートに必要な資源を集めたり、味方の兵士(ユニット)を増強したり、敵陣地を攻める際に効果的な兵器を開発したりとさまざま。

  • 木こり小屋
  • 釣り小屋
  • 兵舎
  • 射撃場
  • 鍛冶屋
  • 攻城兵器工房
▲伝統的なロングシップも登場。ドット絵のアートワークが美しい

最初は獲得できる資源の量や、引き連れられる兵士の数や種類には限りがあるものの、アップグレードすることで効率が良くなっていくあたりは定番。そして、充分に戦力と防備を整えたら、敵陣地の攻略を目指し打って出るのだ。

主人公は兵士たちに攻撃・防御・追従・陣地防衛という簡潔な命令を出せるが、彼らは自律的には動いてくれない。死こそ名誉と言わんばかりに死ぬまで命令に従う様子は、ある意味ヴァイキングらしいのかもしれないのだが――

▲攻城兵器を使うことで敵陣地を効果的に攻めることが可能

そこで、自由に動かせるプレイヤーキャラクターが肝となる。主人公は1人だけアクションゲームばりの動きができるので、強力な敵兵士を集中して倒したり、戦いを味方に任せて敵陣地の物資を漁ったりと効果的に立ち回れる。

そうして占領した陣地は自陣として活用でき、新たな設備を建ててさらなる資源や戦力の獲得が可能。もちろん敵勢力も攻めてくるので、奪った陣地の防備を整えることも必要にはなってくるのだが、意外と敵は消極的でこちらが攻勢を仕掛けている割合が多い印象だった(難易度にもよるかもしれないが)。

この繰り返しで、ステージ上の敵陣地を次々と占領していこう。

敵ボスとの一騎打ち

そのステージすべての敵陣地を占領すると、最後に敵ボスとの一騎打ちが待っている。先ほどまでのストラテジー要素から一転、アクションに特化した戦いが始まるのだ。

味方兵士に注意を払う必要がないので集中できるものの、その難易度は本格的なアクションタイトルと同様の手強さ。ボスの体力も動きもステージ上の雑兵とは比較にならず、お互いの手を尽くした熾烈な戦いを繰り広げなければならない。

もはや別ジャンルのゲームと言ってもいいぐらいの変わりようだが、これこそ複数の要素を兼ね備えた本作らしい特徴。拠点設備をアップグレードしておけば、主人公のHPやスタミナにボーナスを加えられるので助けとなるだろう。

そうして強敵に勝利すれば、晴れて新たなステージへと進むことができる。妻が連れ去られた理由、本当の敵、神々の思惑――思いも寄らない方向へと展開していくストーリーにも要注目だ。

『Kingdom』シリーズからのインスパイア

お気づきの方もいらっしゃると思うが、本作は『Kingdom Two Crowns』などの『Kingdom』シリーズに強くインスパイアされたアートワークとなっている。では、そのゲームシステムも同様かというと手触りは異なる。

大きな違いとしては、間接的に命令を下していくことが主軸である同シリーズに対して、先述のとおり、『Sons of Valhalla』は主人公自らがアグレッシブに打って出るアクション性の高さが特徴。味方兵士に命令は下しつつも、自ら剣をふるい、ボス戦ともなれば一騎打ちでの戦いを繰り広げるあたりはヴァイキングらしい。

一方、そもそも異なるジャンルが組み合わされているので、ストラテジー要素とアクション要素の両方に慣れていないと攻略のしにくさを感じてしまうという一面もある。拠点構築は得意でも、ボスに勝てないとなれば次に進めないのだが、難易度設定が用意されているのでその点もある程度フォローはされている。

『Kingdom』シリーズへのリスペクトと、本作ならではのオリジナリティが感じられる物語に魅力を感じたならば、このヴァイキングの世界にぜひ飛び込んでみてはいかがだろうか。


基本情報 Sons of Valhalla
開発 Pixel Chest
販売 Hooded Horse
配信日 2024年4月5日 / 日本語有り
定価 2,480円(Steam
2,480円(Epic Games Store
$19.99(GOG

この記事で紹介されているゲーム

Kingdom Two Crowns

アドベンチャー

インディー

シミュレーション

ストラテジー

日本語対応
¥2,300

Sons of Valhalla サンズ・オブ・ヴァルハラ

RPG

ストラテジー

アクション

シミュレーション

日本語対応
20%¥1,984
Loading...
Loading...
発売日2024年4月5日
ジャンル
ストラテジー
シミュレーション
アクション
RPG

カテゴリ
シングルプレイヤー
Steam実績
フルコントローラサポート
Steamクラウド
ファミリーシェアリング
Steamトレーディングカード
ストアページリンク

Sons of Valhalla サンズ・オブ・ヴァルハラ

『Sons of Valhalla』は、ヴァイキング時代を舞台とした「戦闘」と「拠点構築」の両方の要素を併せ持つ横スクロールアクションゲーム。戦士を集めてロングボートに乗り込み、拠点を築いて、敵の砦を包囲せよ。自らイングランド各地を襲撃し、死闘を繰り広げるのだ。

HOODED HORSEの他のストラテジーゲームもウィッシュリストに加える

https://store.steampowered.com/app/1336490/Against_the_Storm/


ゲームについて


『Sons of Valhalla』は美しいピクセルアートで描かれたヴァイキング時代を舞台に、横スクロールと基地建設戦略が一緒に楽しめる作品です。主人公のソラルドとなり、故郷を燃やし恋人を奪っていった者の後を追ってイングランドに向かいましょう。

兵隊と要塞を作り上げ、自分たちの戦略で復讐の旅を完遂してみましょう。


ゲームの舞台は北海から遠く離れた場所。本格的な攻撃を開始する前に、拠点の構築が必要です。復讐を完遂するには、資源と兵力、慎重な作戦が必要です。お金と資源を獲得していろんな施設を建設し、大規模の兵隊を作って前へ進みましょう。戦略的な作戦を立てないと、隣の拠点の敵との戦いにすぐ敗れてしまうでしょう。効率よく戦闘を続け、敵の資源を獲得しましょう。

  • 建設とアップグレード:資源の獲得、兵士の募集、装備アップグレードまで。すべて復讐の旅に欠かせないものです。拠点が最強の場所になれるか否かはすべてプレイヤー次第です。
  • 一番重要な防御態勢:敵はプレイヤーの拠点を絶え間なく襲撃します。故に、あなたが前へ進んでいる間にもあなたの拠点が攻撃される可能性は十分あります。占領した拠点だけで出現する放火狂、ベテランハンターのような傭兵たちを雇い、拠点を守らせましょう。
  • 適切な資源分配:使用できる資源には限度があります。故に、資源の使い道はとても重要になってきます。レベルの低いユニットをいっぱい募集しますか?それとも前へ進むのに役立つ強いチャンピオンを雇いますか?もちろん、装備アップグレードも欠かせません。いくら強いチャンピオンでも、アップグレードをしないとすぐ倒されてしまうかもしれません。




戦術戦闘で特殊能力と陣形を活用して兵力に命令を下しましょう。ただし、命令だけ下しては真の戦士とは言えないはずです。剣を握り、兵力や傭兵たちとともに最前線へ立ちましょう。

  • 様々な兵士種:定番の剣士と弓兵、戦闘鍛冶屋、盾の乙女まで。ユニットにはそれぞれ長所と短所があります。戦闘に勝利するには、適切な状況で適切な兵力を動かす必要があります。治癒の力を持つシャーマンと長期戦に備えることも、早い攻撃の狂戦士と短期戦で終わらせることもできます。
  • リアルタイムで変わる戦況:戦場の状況は一瞬で変わります。攻撃、後退、前進などの具体的な命令をリアルタイムで下し、戦場から生き残りましょう。素早い判断力と兵力の配置、兵隊の構成まで…戦闘と戦術に影響を与える要素をできるだけ有効活用し、復讐を完遂しましょう。
  • すべてはプレイヤーの思うがまま:近距離攻撃と遠距離攻撃、飛び道具を活用した戦術とルーンを活用した戦術…すべてはプレイヤーの手にかかっています。長い戦闘で疲れてしまった兵隊を拠点に残し、一人で旅立つことだってもちろんできます。




敵の拠点や要塞を破壊して味方を守るには攻城兵器が必要です。投石器や破城槌を使って城門や城壁を破壊し、誰よりも早く前へ進んで敵の投石器を破壊しましょう。




もちろん、復讐の旅を手伝う様々が助力者もいます。しかもオーディンは「不滅の力」と「ミズガルズからの贈り物」でプレイヤーを直接手伝ってくれます。彼らの助力のもと、効率よく敵を倒しましょう。

  • ルーン:旅の途中で様々なルーンを獲得します。ルーンを活用すると攻撃力を上げることはもちろん、兵隊の構成を極大化することもできます。HP、スタミナを向上させて戦場での滞在時間を少しでも延長してみてはどうですか?ルーンを適宜に活用して、様々な場面に対応してみましょう。近接攻撃を行う兵隊のHPやスタミナを上げたり、弓兵の回避能力や夜間戦闘能力を上げる、または攻城兵器の威力や正確度も上げることができます。すべてはプレイヤー次第です。
  • 不滅の力:命を失うと、オーディンが現れてプレイヤーを復活させてくれます。ただし、その代価としてルーンを1つだけ差し出さなければなりません。ルーンがなくなると戦略も異なってくるので、どのルーンを差しだすかも慎重に考えなければなりません。
  • 一人での戦い:兵隊単位ではなくプレイヤーが一人で戦闘に挑まなくてはならないときもあります。復讐劇の裏で繰り広げられる物語は様々なボスのもとへプレイヤーを誘います。このボスに対抗できるのは、兵隊ではなくあなたのみです。兵隊とプレイヤーをバランスよく成長させ、ボス戦などの一人での戦いにも備えましょう。




新コンテンツの「ホードモード」では波のように押し寄せる敵を相手にすることになります。ヴァイキング戦士を直接指揮して、プレイヤーと兵士たちの限界を試してみましょう。


『Sons of Valhalla』はピクセルアートとヴァイキング時代へのロマンを込めて作ったとある兄弟の作品です。戦闘と戦略とともに美しいグラフィックも鑑賞してみてください。素敵な建物と水の上を泳ぐカモ、ペットの犬、昼と夜、太陽から嵐まで…様々な景色がプレイヤーを待っています。