個人ゲーム開発スタジオ"MSBgamedev"ことまさぼ氏が、現在制作中のRPG『リンカネーション・ジャーニー - journey of reincarnation -』において、ゲーム内に登場させるアイテム名として「リンゴの銘柄(ブランド)」を募集している。
対象は実在するリンゴの銘柄(ブランド)となり、Xでポストされた募集内容には「リンゴを自家生産している農家」と書かれているが、商標の使用許諾を得るという前提において、正確にはその商標権者が対象となりそうだ。
多分いないと思うけど、弱小ディベロッパーのゲーム内で「リンゴ」をアイテムとして出すのですが、このアイテム名に自家生産しているリンゴの名前を使いたい農家さんいたりしますか?ある種の広告のような使い方になるので、報酬などは出ませんが、いちおう声にしておきます。
— まさぼちゃん🐸MSBgamedev(まさぼっくり) (@osatoMosato) June 21, 2024
なお、「報酬などは出ない」とのことなので無償での協力という形態に理解が必要だ。しかし、逆に言えば広告費も発生しない形となるため、その点においてメリットを感じられる方向けとなる。
最近では、2024年5月31日にリリースされた『8番のりば』においても、作中に登場する広告について実在の個人・法人を問わず、同様に無償提供/広告費無料で募集が行われたというケースもあるので、事例数は少ないながらも興味深い試みと言えそうだ。
転生して戦う2Dローグライク・オートバトルRPG
今回、そんなリンゴを登場させようとしている『リンカネーション・ジャーニー』は、ファミコンを彷彿とさせる8bitスタイルのレトロなアートワークと、ローグライク要素を持ったオートバトルを特徴とするRPGで、Steamにて2024年内リリースに向け鋭意開発中。
不慮の死を遂げた主人公が天界の慈悲を受け、転生してダンジョン攻略に挑むというストーリーで、行動パターンを設定する「宝珠」を組み合わせてオートバトルで戦っていくという、工夫が感じられるゲームシステムを備えた作品だ。


どのようなゲームとなっているか実際にプレイして確かめてみたければ、現在Steamにてデモ版が配信されているので気軽に体験してみよう。
そして、本稿をご覧になっている読者の中にインディーゲームに理解のあるリンゴ農家やその関係者がいらっしゃれば、コンタクトを取ってみてはいかがだろうか。
#リンカネーション・ジャーニー
— まさぼちゃん🐸MSBgamedev(まさぼっくり) (@osatoMosato) June 21, 2024
思ったより「リンゴ」の提案に応援してくださる方が多くてびっくりしています。それが登場するシーンを切り抜きました!このような形で「リンゴ」はこの世界には存在しない木の実ですが、その美味しさに人だけでなくモンスターまでも魅了する食べ物として存在します。 pic.twitter.com/AJMaG5pCd4
基本情報 | リンカネーション・ジャーニー |
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開発 | MSBgamadev |
販売 | MSBgamadev |
配信日 | 2024年 / 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |