90年代の雰囲気が再現された舞台で、人とふれあうナラティブなコンビニシミュ『inKONBINI: One Store. Many Stories』ブースレポート【TOKYO SANDBOX 2024】

ばんじーよこすか

2024/06/26

2024/09/14

2024年6月22日に東京のベルサール秋葉原にて、「TOKYO SANDBOX 2024」が開催された。本稿では、筆者が実際に試遊して気になったタイトルをご紹介していこう。

▲新しいゲームがあなたを待っている!
TOKYO SANDBOX
2015年から始まって以来、TOKYO SANDBOXは常に個人開発者やインディゲームスタジオが開発しているゲームやプロジェクトを披露できる場を提供してきました。 TOKYO SANDBOX is recognized as the premier indie game show in Japan. Hosted at Akihabara at the centrally located Belle Salle Akihabara, TOKYO SANDBOX is a “pure” and unadulterated Japanese indie video game e

舞台は90年代の日本のコンビニ

『inKONBINI: One Store. Many Stories』は、日本のコンビニが舞台のナラティブなシミュレーションゲームである。開発はNagai Industriesが手掛ける。

物語の主人公は大学生の早坂真琴。叔母が経営するコンビニを手伝うために小さな田舎町にやってきた。彼女はコンビニ店員として、レジ打ちや商品管理などのさまざまな作業を行いながら、常連客と心を通わしてゆく。

Steam:inKONBINI: One Store. Many Stories
『inKONBINI: One Store. Many Stories』で1990年代初頭のほのぼのしたコンビニの店員になってみよう。商品のラインナップを覚えたり、商品を棚に並べたり、お客さんの話を聞いたり・・・あなたの日々の決断がお客さんの生活をどう変えていくか見てみよう。
▲90年代の日本の田舎町にあるコンビニが舞台

プレイヤーは叔母さんからの電話の指示やメモをチェックしながら、コンビニのさまざまな業務を行っていく。基本的な仕事は経営に関連するものというより、開店準備、商品の棚卸しや棚の整理、レジ打ちなどの実作業である。

コンビニ店員の仕事を体験するシミュレーションゲームとしての面白さもさることながら、コンビニに訪れる常連客との接客体験も非常に魅力的だ。プレイヤーが働くコンビニには、個性的な客がたくさん来店する。客一人一人の性格やクセに合わせた対応をすると、ストーリーが変化し、主人公の人生にも大きな影響を及ぼすことになる。

▲「ピッ!」とレジ打ちも

筆者が実際に試遊してみて印象的だったのは、商品の棚卸しや看板出しなどの単純作業だ。デモ版の中で、叔母さんからの「明日は暑くなるからソーダを棚に出してほしい」と指示を受けて、ソーダを冷蔵庫に並べる場面があった。このとき、きちんと商品の前面がお客さん側になるように並べないといけない。

筆者はコンビニでアルバイトをしたことがないこともあり、天候に合わせて商品を出すという発想は新鮮に感じられた。さらに、陳列時の商品の向きについては、普段全く意識したことがなかったので、ちょっと今からコンビニに行って商品棚を見に行こうかなという気持ちにもなった。

▲常連客が求める商品を一緒に探してあげる場面も

他に、90年代のコンビニの雰囲気が丁寧に再現されている印象を受けた。雑誌棚にはちょっと古さを感じるデザインの雑誌が、冷蔵庫にはビンの飲み物が並ぶ。レジも今ではなかなかお目にかかれない古いタイプのものだ。

最近は、セルフレジを導入しているスーパーやコンビニも多く、客や店員としてやりとりをする機会が減ってきた方が多いのではないだろうか。セルフレジなどの技術の進歩とともに私たちの生活は確実に変化していることにあらためて気づかされた。

▲「昭和」を感じるデザインのポスター

開発者インタビュー「スマホのない時代を描きたかった」

開発スタジオNagai IndustriesのCEOであるクリューエフ ドミトリー氏にお話を伺った。

Nagai Industriesは、数年前から日本を拠点に活動中の8名のチームで、日本が大好きな海外出身のメンバーが集まっているとのこと。ドミトリー氏は、子どもの頃からセーラームーントランスフォーマーなどの日本のアニメやゲームが好きで、いつか日本に来たいと思っていたそうだ。ドリームキャストの『シェンムー』などもプレイしていたとのこと。

リラックスできるシミュレーションゲームを作りたいという思いと、日本のアニメ好きの海外の方に向けて日本の雰囲気や精神を感じて欲しいという思いから本作の制作に至っている。

90年代の日本のコンビニを舞台に選んだ理由についても伺った。現代は、スマホを持ちストレスフルな毎日を送っている方が多い。そのため、スマホがなくて時間がゆっくり流れているような場所を舞台に設定することで、プレイヤーにリラックスして欲しかったからとのこと。

さらに、90年代のコンビニを再現するために、90年代になかった商品が登場しないように注意したそうだ。お菓子のパッケージは、今のデザインではなく当時のデザインを参考にしている。

本作は、海外の方はもちろん、慌ただしい毎日からちょっと離れて心の疲れを癒やしたい方にもおすすめだ。小さな街の1つのコンビニ店で繰り広げられる数々の物語が気になる方は、下記リンクからウィッシュリストに登録しておこう。

Steam:inKONBINI: One Store. Many Stories
『inKONBINI: One Store. Many Stories』で1990年代初頭のほのぼのしたコンビニの店員になってみよう。商品のラインナップを覚えたり、商品を棚に並べたり、お客さんの話を聞いたり・・・あなたの日々の決断がお客さんの生活をどう変えていくか見てみよう。
基本情報 inKONBINI: One Store. Many Stories
開発 Nagai Industries
販売 Nagai Industries
配信日 発表予定 / 日本語有り
定価 未定(Steam

この記事で紹介されているゲーム

inKONBINI: One Store. Many Stories

アドベンチャー

インディー

シミュレーション

カジュアル

日本語対応
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ジャンル
アドベンチャー
シミュレーション
カジュアル
インディー

カテゴリ
シングルプレイヤー
Steam実績
フルコントローラサポート
Steamクラウド
ファミリーシェアリング
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inKONBINI: One Store. Many Stories

「inKONBINI: One Store. Many Stories」は、90年代初頭の小さな町のコンビニエンスストアを舞台にした、第三者視点のシングルプレイヤーシミュレーションゲーム。商品を棚に並べ、お客さんと有意義な会話を交わし、あなたの選択が彼らの生活にどう影響を与えるかを見届けよう!

『inKONBINI: One Store. Many Stories』は、ほっこりできる物語重視の日常系ゲーム。シミュレーション要素を盛り込みつつ、人との繋がりと日々の何気ない瞬間を描く。

プレイヤーは大学生の早川真琴として、夏の間小さな町のコンビニで働くことになる。舞台となるのは、1990年代初頭の日本をイメージした色彩豊かな世界だ。

シンプルながら手応えのある仕事で、日々が形作られていく。棚に商品を出し、きれいに並べて、お客さんを迎える準備を整えよう。効率よく利益を出すためではない。自分にとって心地良いリズムを見つけるためだ。作業の合間に店内や周辺を探索し、小さなことにも目を向けて、常連さんたちと心温まる繋がりを育もう。

会話にどう答えるかでお客さんとの関係が変わっていく。親しくになるにつれ、互いに密接に関わり合って暮らす地域の人々の物語が明かされていく。

主な特徴

心休まるコンビニのルーティン作業

商品の補充や棚の整理、商品の注文といった簡単な業務に没頭しよう。複雑なタスクは何もない。気持ちを落ち着かせる単純作業が穏やかな流れを作り出し、そこから冒険心と物語が生まれていく。

ストーリー重視のやり取り

お客さんとの会話はプレイヤーの選択に応じて分岐していく。会話を通してお客さんの暮らしや日課、そして秘密が語られることになる。

郷愁に満ちた1990年代の雰囲気

日本をイメージした柔らかなビジュアル、温もりを感じさせる照明、細部まで作り込まれた空間が、懐かしく心地良い世界観を醸し出す。

驚きに満ちたガチャガチャ

コンビニにあるガチャガチャを回しておもちゃを集めよう。カプセルを開けるたびに訪れる小さな驚きが、日常に喜びをもたらし、その中にある宝物への好奇心を呼び覚ましてくれる。

癒し系ASMRサウンド

心を落ち着かせるASMRサウンドを楽しもう。日常に満ちている些細な音が「今、ここ」にいる感覚を高めてくれる。