本稿は、BitSummit Driftに参加するパブリッシャー Kwaleeの注目タイトルをお伝えするタイアップ記事です。
2024年7月19日~21日(一般公開日は20~21日)にかけて、京都みやこめっせにて開催される日本最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit Drift(ビットサミット ドリフト)」の出展作品より、魅力的な注目タイトルをご紹介しよう。


古代神殿に潜む旧き神々と対峙せよ
『Voidwrought(ボイドロート)』は、宇宙的恐怖(コズミック・ホラー)の概念をテーマに取り入れた、メトロイドヴァニア要素のある2Dアクションゲームだ。スウェーデンのゲーム開発スタジオ"Powersnake"が手掛ける。BitSummit Driftでは、パブリッシャー Kwaleeのブース(3階IP-27)にて出展されている。
小説家のハワード・フィリップス・ラヴクラフトによって創造された「クトゥルフ神話」の世界観にインスパイアされたもので、古代神殿を舞台に目覚めようとしている旧き神々を打ち倒すことが目的となっている。


本作のゲームシステムは、さまざまなロケーションからなる広大なマップを自由に探索し、要所での強敵との戦いやイベントを通じてストーリーが展開していく、いわゆるメトロイドヴァニアと呼ばれるもの。新たなスキルやキーアイテムを発見することで探索範囲が徐々に広がっていく。
先述のとおりストーリーはクトゥルフ神話からだが、実際にゲームをスタートすると、そのアートワークやアクションは『Hollow Knight』から大きく影響を受けていることが見て取れる。
また、製品版においてもスタート位置が同様になるとは限らないが、最初に目にする光景とBGMはどこかエジプトを思わせる異国情緒あふれるもの。ピンとくる方もいらっしゃると思うが、これはクトゥルフ神話におけるナイアーラトテップをイメージしているようだ。

特殊な能力がなければ先に進めないところを除き、プレイヤーが自由に探索できるのはメトロイドヴァニアの醍醐味。一筋縄ではいかないモブがあふれるエリアを切り抜け、その先に待ち受けるボス級の強敵とは歯応えのある戦いが待っている。
さらに、「アーティファクト」と呼ばれるアイテムを装備すれば、それぞれに備わったユニークな能力が発揮される。特殊な攻撃方法を備えたものや、自身の能力を引き上げるものなど、冒険を通じて30種類以上のアーティファクトが発見できるとのことだ。


積極的にフィードバックしてみよう
一通りデモ版をプレイしてみると、ジャンルファンの方々にとってはグッとくる魅力的なテーマと、既に完成度の高いゲームシステムが製品版への期待を十分に高めてくれた。また、デモ版ながらクオリティの高い日本語も実装されている。
一方で、ダッシュ中にも当たり判定があるため敵をすり抜けられずにダメージを受けてしまったり、足場のフチに掴まっている最中は攻撃ができなかったりと、少し気にかかる部分もあった。これらはアーティファクトによって解消されるかもしれないが、仕様である可能性もあるだろう。

まだまだ開発段階にあり、こうした遊びやすさに直結する部分はプレイヤーの意見が反映されやすい傾向があるので、デモ版をプレイされた方は今のうちに積極的なフィードバックを行ってみてはいかがだろうか。
『Voidwrought』は、2024年内リリースを目標に鋭意開発中だ。
基本情報 | Voidwrought |
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開発 | Powersnake |
販売 | Kwalee |
配信日 | 2024年 / 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |