少女の心の内をアーティスティックに描いたADV『GRIS』のプレイヤー数が300万人を突破

2024年9月26日、そのアーティスティックな表現をベースとしたゲームとしての作品性が高く評価されたアドベンチャーゲーム『GRIS』のプレイヤー数が300万人を突破したことが、同作を手掛けた開発スタジオ"Nomada Studio"の公式X、および、Steamニュースにて報告された。

Steamにて本作がローンチを迎えたのは2018年12月13日。それから、実に6年という年月を経ての達成となるが、奇しくも新作『Neva』のリリースを目前に控えたタイミングでの嬉しいニュースとなる。

GRIS－GRIS has sold over 3 million copies!－Steamニュース

To celebrate this incredible milestone, we’re excited to introduce something that players have been requesting for a long time — Steam community items!

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『GRIS』とは？

『GRIS』は、人生での辛い体験によって、自分自身の世界に迷い込んでしまった1人の女の子の姿を描いたアドベンチャーゲームだ。スペイン・バルセロナのゲーム開発スタジオ"Nomada Studio"が手掛ける。

作中で言語やテキストを用いることなく、色彩あふれるグラフィック、キャラクターの仕草や表情、音楽・サウンドによって世界観を表現する手法を用い、その作品性が高く評価されたゲーム作品として知られている。

ゲームシステムとしては、横スクロールで進む広大なステージを舞台に、簡単なパズル要素を解きながら道なりに進んでいくというシンプルな構成。道中でアクションを習得することによって、新たな道も拓けるといったメトロイドヴァニア要素も。

戦闘や死に繋がるようなシーンもないため、緊張感や達成感はそれほどないアクションアドベンチャーという趣きだが、主人公の心象風景を映し出したかのような本作の世界観と、画面の中を移りゆくシーンの1つ1つがまるでアート作品であるかように見せていることが本作をユニークなものとしているようだ。

作中には言葉やテキストによる説明がないため、画面に映し出される情報から手がかりを得て、見せられたものがなんであったのか、どういう意味があったのかというものをプレイヤー自身が想像する必要がある。

先述のとおり、緊張感や達成感といったものからは遠い位置にあるが、美しいものを見たというエモーショナルな満足感が残るような作品だ。

新作『Neva』のリリースはもう間もなく

本作を手掛けた"Nomada Studio"の6年ぶりの新作『Neva』が、PC・コンソール向けに2024年10月16日にローンチを迎える。

主人公Albaと子オオカミの旅路を描く同作では、アーティスティックな作風は引き継ぎながらも、剣を振るって闇へと立ち向かう姿も描かれていく。新たな世界観で表現される物語がどのようなものとなるのか、それを目にできる日はもう間もなくだ。

Steam：Neva

若き女性と、体が小さな頃から彼女と共に過ごしている威厳あるオオカミ。急速に死へと向かう世界を旅する彼らのエモーショナルな物語を体験しよう。

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