緊張感のある探索と戦闘がポイント! 重厚な雰囲気が味わい深いクラシックなダンジョン探索RPG『Thysiastery(ジシアステリー)』体験版レポート

朝比奈 / Asahina

2024/11/28

Indie Gemは、リリースを控える期待の作品群から、明日を煌めく原石のようなタイトルを発掘し、体験版を元に紹介していくコーナー!


Thysiastery(ジシアステリー)』は、クラシックな雰囲気のビジュアルが特徴的なターン制の本格ダンジョン探索型ローグライクRPGだ。フィンランドのゲーム開発スタジオ"DIRGA"が手掛ける。

謎めいた広大なダンジョン「ラビリンス」に引き寄せられたあなたは、同じくその身に"ブランド(烙印)"を押された者たちと出会い、迷宮に関する謎の解明と脱出を目指して探索を進めていくこととなる。今回、アルファビルドの体験版をプレイする機会を得たので、その内容についてご紹介しよう。

Steam:THYSIASTERY
『THYSIASTERY』は、ターン制の本格ダンジョン探索型ローグライクRPG。広大な《ラビリンス》の中、体に《ブランド》を持つ人々を率いて、仲間を増やしていきながら、出口を探す。
THYSIASTERY – a dungeon crawler RPG featuring traditional roguelike and turn-based gameplay. Command a party of bearers of the Brand, drawn into a vast Labyrinth. Recruit while exploring the Labyrinth in hope of finding a way out, and its secrets will be revealed as you delve deeper.

謎めいたダンジョンの深部を目指せ

本作は、プレイヤーの主観的な視点(一人称視点)で3Dダンジョン内部の探索をしていく。その中で武器防具やアイテムを発見し、危険なモンスターと戦いを繰り広げながら、ボス討伐や秘められた謎へと迫っていくことが目的だ。

同ジャンルの代表的なタイトルとしては『Wizardry(ウィザードリィ)』などが挙げられる。

探索の舞台となるダンジョン内部のマップはマス目状で構成されていて、古びた坑道のような場所や、地下であるにも拘らず鬱蒼とした木々が生い茂る地下森林など、さまざまなロケーションを一歩ずつ進んでいく。

プレイヤーは、戦士魔法剣士魔術師といったさまざまなクラスを備えた仲間たちと最大4人パーティを組むこととなるが、本作のユニークなところはダンジョンの構造だけでなく、仲間たちの顔ぶれも探索に挑む度にランダムに変化するところだ。

今回の筆者がプレイした際の体験版では、魔法剣士とローグの2人パーティでの開始となった。それぞれレベル1からで最低限の武器防具を装備しており、任意で発動するアクションスキルと、回避率アップといったパッシブスキルを1つずつ覚えている状態。

手探りで探索を進めていくと、シンボルエンカウント方式で最初のモンスターに遭遇。戦いはターン制のコマンドバトルとなっていて、攻撃や防御、スキルを駆使して戦うオーソドックスな形だ。幸いなことに敵モンスターは常に1匹ずつ相対することになり、最初だけあってひたすら殴っているだけで勝利を収めた。

しかし、2人パーティはさすがに心もとないと思っていたところ、罠にかかって檻に囚われた人影を発見。話を聞くと彼も"ブランド(烙印)"を押された者の1人で、解放することで3人目として仲間に加えることができた。

このように、ダンジョン内で仲間と遭遇することでパーティを拡充していくことになるのだろう。今回加わった新たな仲間は戦士。しかも、回復スキル持ちというすばらしさ。スキルは一定の条件を満たすことで他人に習得させることもできるそうなので、全員に覚えさせたいぐらいだ。

▲囚われている人物を解放するかしないかは、あなた次第だ

限りあるリソースを駆使していく面白さ

だが、そのスキルはTPと呼ばれるポイントを消費して扱うもの。本作は根本的にHP/TPを回復させる手段が乏しく、キャンプ地を発見して休息するか、まれに遭遇する「回復の泉」のようなスポットに立ち寄らなければならない。

そのため、探索中はできるだけ消耗を抑えたいが、戦わなければ経験値も手に入らない。レベルが上がれば新たなスキルも習得できるが、とは言え、積極的に戦い続けるのはさすがに無理が出てくる。このような探索と戦闘のバランスを探りながら進めていく緊張感が楽しめるという印象を受けた。

▲戦闘ログが表示されているところも筆者の好み

そうして探索を進めていくと、その階層の最深部でボスと対峙することになった。一撃の重さがそれまでのモンスターとはまるで比較にならず、スキルの特性を理解して、しっかりと弱点を突いていくような戦い方をしていかないとあっという間に全滅してしまうほどの強さだ。

本作では最大HPを超えるダメージを受けても、確率でKO(ノックアウト)状態に陥り、一時的に戦闘不能にはなるものの死亡せずに踏みとどまれる。時間経過で戦線に復帰できるし、回復してもらえれば即座に復帰も可能。全幅の信頼を置くわけにはいかないが、ギリギリで戦っているような感覚が面白い。

▲次なる階層ではそのロケーションや色調もガラリと変化する

何とかボスを倒せれば、次の階層へと進むことができ、ボーナス的にHP/TPなどパーティの状態も全快。新たなロケーションの階層で再び探索を進めていくこととなる。

今回はあくまでアルファビルドの内容で、基本的なゲームシステムを体験できる程度のものとなっていたが、もう少し武器防具が手に入りやすいとよりRPGらしさが出るかもしれない。

Thysiastery(ジシアステリー)』は、PC(Steam)にて2025第2四半期のローンチに向けて鋭意開発中だ。現時点でSteamでは体験版は公開されていないが、今後「Steam Nextフェス」などで公開予定もあるようなので、その際にはぜひ触れてみてはいかがだろうか。

なお、本作は日本語サポートが予定されているが、やはりダンジョン探索と言えば、テーブルトークRPGやゲームブックを想起させるような淡々とした口調で語ってほしいもの。既にそうした雰囲気を感じさせる英文テキストが表示されていたので、製品版ではそんなところにも期待したい。


基本情報 Thysiastery
開発 DIRGA
販売 DIRGA
配信日 2025第2四半期 / 日本語有り
定価 未定(Steam

この記事で紹介されているゲーム

THYSIASTERY (ジシアステリー)

RPG

インディー

日本語対応
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発売日Q2 2025
ジャンル
RPG
インディー

カテゴリ
シングルプレイヤー
Steam実績
フルコントローラサポート
Steamクラウド
ファミリーシェアリング
データ
Steamランキング
キャプション使用可能
カスタム音量調整
難易度の調整
ステレオサウンド
時間制限付き入力なしでプレイ可能
いつでもセーブ可能
キーボードのみのオプション
色のオプション
ストアページリンク

THYSIASTERY (ジシアステリー)

『THYSIASTERY』はターン制ローグライク3DダンジョンRPG。広大な《ラビリンス》に引きこまれた《烙印》を持つ人々。《ラビリンス》を探索し、仲間と出会い、彼らを率いて出口を探そう。どんな結末が待ち受けてようとも…

『THYSIASTERY』(ジシアステリー)は、レトロ調ビジュアルのターン制ローグライク3DダンジョンRPG。

謎に満ちた広大な《ラビリンス》。体に自分と同じ《烙印》を持つ人々を引き連れて探索をしてゆく。道中で様々な人物と出会い、助け合い、お互いを頼り、知識を分け合い、共に出口を探す。《ラビリンス》の奥は地下森林に水没都市、あらゆる古代の神秘が眠っている。

見えない糸で結ばれているかのように、《烙印》を中心に引き寄せられていく人々。
《ラビリンス》がふたたび渇き、飢える。
この目に映る光景は幻か、それとも……?

本作の特徴

  • 移動や戦闘はすべてターン制。じっくり作戦を練って、敵の弱点を突いて戦闘を有利に進めよう。もちろん、自分たちの弱点が突かれる前に……。

  • 本格的なローグライク要素満載。キャラクターはパーマデスで、一度死ぬと帰ってこない。新たなゲームをスタートするたび、《ラビリンス》の構造も、出会う仲間もランダムで入れ替わるため、毎回違うプレイ体験が楽しめる。

  • 膨大な数のスキル。各キャラはスキルの習得や成長、発見はもちろん、他キャラへの伝授が可能。

  • 多種多様なエリアや、奇妙な建築物やアーティファクトを調べよう。《ラビリンス》の住民には、味方もいるかもしれない。

  • 多くの難易度モディファイアーにより、自在な難易度設定が可能。

  • 色数を絞ったレトロ調ビジュアル。切り替えも可能。