自転車でトリックを決めながら郵便物をお届け! タヌキによる真夏の神社再建物語『TANUKI: Pon's Summer』【BitSummit the 13th】

ばんじーよこすか

2025/07/31

2025年7月18日~20日に、京都市勧業館みやこめっせにて開催された「BitSummit the 13th Summer of Yokai」の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。

なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。

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自転車でトリックを決めながら配達をして神社を再建しよう!

TANUKI: Pon's Summer』は、BMX(競技用の小径自転車)に乗って郵便配達をするタヌキとなり、神社の再建を目指す3Dアドベンチャーゲームだ。開発は、京都に拠点を置くDenkiworksが手掛ける。

物語の舞台となるのは、京都、青森、札幌、そして別府などの日本各地にインスパイアされた美しい街並み。プレイヤーは主人公ポンとなって、住人たちと関係を築きながら50年に一度の夏祭りに向けて準備を整えていく。

Steam:TANUKI: Pon’s Summer
タヌキ祭りまで1か月しかないのに神社は荒れ放題。ちょっと怠け者のタヌキのポンとなり、郵便局で働きながら夏が終わる前に神社を建て直そう。小包を届け、友達を作り、立派な神社を建ててタヌキ祭りを迎えるんだ!

本作は郵便配達を軸に、住人との交流、報酬獲得、神社改築という流れで進行する。ポンはBMXで小包配達を行いながら、野球や釣りなどの活動を通じて住人との関係を深める。友好度が向上すると新たなイベントが解放され、稼いだ報酬で神社を飾り付けていく。夏の1ヶ月間という時間制限があるため、計画的な活動が重要だ。

今回の出展では、基本操作を学ぶチュートリアルパートと郵便局での初仕事を体験できた。チュートリアルではBMXの乗り降りから始まり、バニーホップで障害物を飛び越えたり、グラインドでレールを滑ったりと、さまざまなトリックを習得していく。トリックに失敗してBMXが壊れても、1ボタンですぐ再開できるため、心置きなく練習できた。

▲バニーホップが決まった!
▲「タヌキ チュートリアル」では1つずつトリックを覚えられる

トリックを習得したら、郵便配達業務の始まりだ。郵便局の荷物を持ち物スペースに詰め込み、空いたスペースには手紙を入れる。各手紙には、配達時のクエストが書かれており、配達中にそのクエストをクリアすれば、もらえる報酬が増える仕組みだ。準備が整うと、いよいよ配達に出発する。

手紙クエストの他にも、先ほど覚えたトリックを決めると報酬を獲得できる。村にはトリック用のスロープや坂が点在しているので、いろいろなトリックを決めて効率的に報酬を稼いでいこう。

▲ポンの職場である郵便局
▲この村の住人は個性豊かな人ばかりだ

製品版ではさらなる遊びやイベントを実装

今回は体験できなかったが、本作には多彩なミニゲーム要素が用意されている。たとえば、関取相手に相撲を取ったり、お店でドリンクを注いだりする場面も。それぞれ独立したミニゲーム形式で楽しめ、異なる操作や戦略が求められる設計となっているとのこと。

他にも、住人との関係性によって参加できるイベントが変化するシステムや、神社のアップグレードによってゲーム体験が変わる要素など、リプレイ性を高める仕組みが随所に盛り込まれているという。各種アクションには慣れが必要だが、習熟によってプレイが滑らかになる調整が施されており、プレイヤーの成長を実感できる作りになっている。

▲荷物の送り主や中身も個性的
▲村の構造もかなりユニークだ

本作を手掛けたDenkiworksは、京都を拠点とする3人による開発スタジオ。以前から他のインディーゲーム『Cursed to Golf』などのプロジェクトで協働してきた経験を持つ。優れたチームケミストリーを認識した彼らがスタジオ設立を決め、プロトタイピングを経て、本作の開発に至ったとのこと。

一方、本作のパブリッシングを担当するCRITICAL REFLEXは、『Mouthwashing』や『Buckshot Roulette』といったローポリホラー作品で知られるパブリッシャーであり、本作のような温かみのあるファミリーフレンドリーなタイトルは、同社にとって異色の存在と言えるだろう。実際に、会場でも本作はCRITICAL REFLEXブース内でひときわ目立つかわいい作品として強い存在感を放っていた。本記事のトップ画像に使用したブースの写真からもそれを感じていただけるはずだ。

TANUKI: Pon's Summer』は、2025年内にSteam版とXbox Series版をリリース予定。Nintendo Switch版も予定されているが、具体的な時期は未定となっている。Steam版では、主人公ポンの就業1周目をプレイできる体験版が公開されているので、チェックしてほしい。製品版のウィッシュリストの登録もお忘れなく。

基本情報 TANUKI: Pon's Summer
開発 Denkiworks
販売 CRITICAL REFLEX
配信日 2025年内
言語 日本語有り
価格 未定(Steam
価格 未定(Nintendo Switch)
価格 未定(Xbox Series)

この記事で紹介されているゲーム

Cursed to Golf

アドベンチャー

アクション

インディー

スポーツ

日本語対応

Buckshot Roulette

アクション

インディー

シミュレーション

日本語対応
10%¥315

Mouthwashing

インディー

アドベンチャー

日本語対応

TANUKI: Pon's Summer

インディー

カジュアル

シミュレーション

日本語対応
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シミュレーション
カジュアル
インディー

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シングルプレイヤー
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TANUKI: Pon's Summer

タヌキ祭りまで1か月しかないのに神社は荒れ放題。ちょっと怠け者のタヌキのポンとなり、郵便局で働きながら夏が終わる前に神社を建て直そう。小包を届け、友達を作り、立派な神社を建ててタヌキ祭りを迎えるんだ!

暑いひと夏の物語…

小包を届けよう

BMX用の自転車に乗ってタヌキたちが住む4つの街を駆け巡り、小包や手紙を届けていこう。小包は大きさも重さもさまざま。どうやって配達するかは君次第だ。

アクティビティを楽しもう

町の住民たちと親しくなるにつれて、色々なスポーツやアクティビティに誘ってもらえるようになる。積極的に参加すれば、神社の修復に役立つアイテムや報酬が手に入るよ。

立派な神社を取り戻そう

配達員の仕事で稼いだお金やアクティビティで手に入れたアイテムは、神社の修復や飾りつけに使える。夏の終わりに行われるお祭りの準備を進めていこう!

4つの町を訪れよう

京都、青森、札幌、別府をモデルにした4つの町を探索して、それぞれの町で目標を達成したり、住民たちの依頼に応えたりしていこう。

間近にせまったタヌキ祭にむけて、ポンは立派な神社を取り戻さなくてはならない。お金を稼ぎ、住民たちとの交流を深めて、一生の思い出に残るお祭りを成功させよう。

タヌキの郵便配達員となり、BMXのトリックをきめて町の人々の心をつかもう!タヌキの大祭までは1か月。それまでに神社を修復するお金を稼がなくてはならない。郵便を届けながらスポーツや寿司作りに挑戦し、タヌキの町で思いっきり夏を楽しもう!