ゲームレーベルHYPER REALが、新たなパブリッシングタイトルとして『DIGITAL EXORCIST(デジタルエクソシスト)』を発表。本作はサイバー悪魔が人類を脅かす世界を舞台に、悪魔祓いで超常犯罪に立ち向かうアドベンチャーゲームだ。「BitSummit the 13th」に試遊出展される。
開発元は、ラテンアメリカ出身のメンバーを中心にした多国籍インディーチームCOOL BEANS PRODUCTIONS。彼らは『スナッチャー』『シルバー事件』といった日本のゲームや、80/90年代のアニメに強く影響を受けて育ったという。『DIGITAL EXORCIST』は、PC-98風のピクセルアートと、社会的なテーマにも切り込むシナリオなどが特徴とのことだ。
プロローグの日本語版が無料配信
プロローグにあたる『DIGITAL EXORCIST case_(0);』はSteamにて無料で配信中で、7月10日のアップデートにより日本語に対応した。プロローグ版の日本語翻訳は武藤陽生氏が担当。武藤氏は、本作と同じく『スナッチャー』をリスペクトした『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』の翻訳を手掛け、『ゲームデザイナー 小島秀夫論』(ハーツハイム・ブライアン・ヒカリ著)の訳者でもある。リスペクト元の『スナッチャー』をよく知る武藤氏によるローカライズにも注目だ。



デジタルエクソシストとなってサイバー悪魔を祓え
『DIGITAL EXORCIST』の舞台となるのは、オカルト魔術によって駆動する高度なシステムと20世紀末のテクノロジーが融合した世界。
プレイヤーは機関の元エージェントでデジタルエクソシストの「ソーヤー」を操作し、超常犯罪を解決してサイバー悪魔を祓う。悪魔との対決では、プロローグ版と同様に、拾ったアイテムや武器を選んで互いの体力を削るターン制戦闘となるようだ。ソーヤーは、デジタルコンパニオンの「トモダッチ」と共に犯行現場を調査をし、証拠を集め、事件に隠された真実を追う。

プロローグ版では職務から離れていたソーヤーだが、本編では教師として高校に潜入しつつ、新たに担当官となった「新田逆儺(しんだ さかな)」やトモダッチと共に事件を捜査する。ストアページによると、生徒たちの個人的な悩みを聞き、解決に力を貸して絆を深めるという社会的なつながりが物語に大きな影響を与えるという。


「BitSummit the 13th」に試遊出展
HYPER REALは、2025年7月18日~20日に京都みやこめっせで開催される「BitSummit the 13th」に出展する。ブース番号はIP2-16(会場マップ)。
『DIGITAL EXORCIST』の世界初公開となる試遊デモが日本語でプレイできるほか、『SAEKO: Giantess Dating Sim』『SKY THE SCRAPER (スカイ・ザ・スクレーパー)』のデモ展示や、『Telebbit』での賞品付きタイムアタックチャレンジを予定している。
ブースを訪問する前に、プロローグ版の『DIGITAL EXORCIST case_(0);』を遊んでみてはいかがだろうか。

基本情報 | DIGITAL EXORCIST |
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開発 | COOL BEANS PRODUCTIONS |
販売 | HYPER REAL |
配信日 | 2026年 |
言語 | 日本語有り |
定価 | 未定(Steam) |