2025年8月3日に、東京・浜松町にて開催された東京ゲームダンジョン9の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。
なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。
トランプゲームの中でもポピュラーな「ブラックジャック」を、斬新なバトルシステムに取り入れたRPG『Brave × Junction』の魅力とゲームシステムについて、本記事にて紹介していこう。

運と戦略が融合する独創的なバトルシステム
『Brave × Junction』を語る上で欠かせないのが、やはり「ブラックジャック」をベースにした1対1のターン制バトルだろう。プレイヤーとモンスターが交互にカードを引き、手札の合計を「21」に近づける。より「21」に近い方が相手に攻撃できるという、シンプルながらもヒリつくような緊張感がたまらない。
もちろんカードの引きには運が絡むが、ただの運ゲーで終わらないのがこのゲームのおもしろいところだ。キャラクターが持つスキルや武器に付与された特殊効果を駆使すれば、不利な状況を覆すこともできる。どのタイミングでカードを引くか、いつスキルを使うかなど、運と戦略が絶妙に絡み合うのが魅力的だ。


個性豊かな3人の主人公と奥深い育成要素
プレイヤーの分身となるのは、それぞれ異なる戦い方を得意とする3人のキャラクターだ。真っ向勝負が得意なストレートなファイター、危険を察知し華麗に回避することに長けたシーフ、そして、特殊なスキルで戦況をコントロールし相手を翻弄するマジシャンの中から1人を選ぶことになる。
彼らは冒険の中で手に入る「成長カード」によってステータスを強化し、新たなスキルを習得していく。さらに、武器やアクセサリーは街の加工屋で合成でき、自分だけのオリジナル装備を作り出すことも可能だ。誰を選び、どう育て、どんな装備をさせるか。その全てが、ダンジョン攻略の自由度と戦略の幅を広げてくれる。


ファンタジー世界に潜む強敵と嬉しいサプライズ
冒険の舞台としては、スライムやドラゴンといった、ファンタジーではおなじみのモンスターが生息する世界だ。しかし、ただのモンスターではない。見せ札を隠してくるゴーストや、合計値が21を超えてもバーストしないトロールなど、ブラックジャックのルールを逆手に取ったような、一筋縄ではいかない敵がプレイヤーを待ち受けている。
さらに、開発元ライドオンジャパンのファンにはたまらないサプライズも用意されている。過去作である『不思議の国の冒険酒場』や「マーセナリーズサーガ」シリーズから、ゲストモンスターが登場することが明かされているのだ。
今後の展開と最新情報
『Brave × Junction』は、Steam, Nintendo Switch, PlayStation 4/5でのリリースが予定されている。すでにSteamでは2025年6月に体験版が配信され、ゲームファンの期待を集めているようだ。今後の最新情報やセールスに関する告知は、ライドオンジャパンの公式SNSやウェブサイトで随時発表される予定。この斬新なRPG体験に乗り遅れないよう、今後の情報から目を離さないようにしよう。
ブラックジャックという有名なルールを採用しながらも、キャラクター育成、武具のカスタマイズといったRPGの王道要素を巧みに融合させた本作。シンプルさと奥深さを両立させ、ライトユーザーからヘビーゲーマーまで、幅広い層を魅了するポテンシャルを秘めていると感じた。

基本情報 | Brave × Junction |
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開発 | RideonJapan |
販売 | RideonJapan |
配信日 | 未定 |
言語 | 日本語有り |
価格 | 未定(Steam) |