【IF作戦室】崖の先には笑いと絶望が待っている! 最大4人協力でキャンピングカーを操る激ムズサバイバルアクション『RV There Yet?』プレイレポ

くまっち

2025/10/23

RV There Yet?』は、「RV(Recreational Vehicle)」つまりキャンピングカーを操りながら、過酷な地形を仲間と乗り越えるオンライン協力型のドライブアクションゲームだ。"Nuggets Entertainment"が手がけるデビュー作で、2025年10月21日にPC(Steam)向けにリリースされた。発売からわずか2日で2,100件以上のレビューを集め話題を呼んでいる。

本稿では、Indie Freaksイベント作戦室メンバー(sanku, ぺこた, Harry, くまっち)が実際にプレイした体験をもとに、本作の緊張感と協力プレイの魅力を紹介していこう。

Steamで10% OFF:RV There Yet?
キャンピングカー(RV)を運転して家に帰る協力型アドベンチャー。

崖も谷も、声を掛け合って乗り越える

物語の舞台は、休暇の帰り道にマバッツ渓谷で立ち往生してしまった4人組。彼らはRVを運転し、ルート65を目指して危険な山道を進んでいく。一見すると「のんびりドライブゲーム」に思えるが、実際はオブジェクトやアイテムを上手く活用し、アスレチックコースのような悪路を仲間と共に乗り越える「サバイバルアクションゲーム」だ。

運転はクラッチやギアを駆使する完全マニュアル車仕様。坂道発進ひとつ取っても油断すれば転落、崖から落ちれば一巻の終わりだ。それでも、不思議と“失敗が笑いになる”のがこのゲームの魅力だ。

転落してみんなで笑い、リトライで成功した時の達成感、そしてまた失敗…そんな繰り返しのなかで少しずつ呼吸が合っていくチームワークの醸成に夢中になり、思わず時間を忘れてしまったほどだ。

▲断崖絶壁もウィンチで切り拓ける、息をのむ瞬間の連続

RVの前後に備わる「ウィンチ(牽引ワイヤー)」は、落下寸前の車体を引き上げたり、切り立った崖をよじ登ったりする重要な装備。ウィンチの最大距離は30メートルだ。ちょうど良い位置にある木に括り付けたり、自分で設置をした消費アイテム「ウィンチポール」を壁や地面に刺したりすることで任意の方向に車体を引っ張ることが可能だ。最初は扱いに苦労するが、コツを掴むとどんな難しい障害物でも乗り越えることができる旅の生命線となる存在だ。

誰かがウィンチを張り、もう一人が安全確認をし、さらに一人がリモコンの操作をする——自然と役割が生まれる瞬間に協力プレイの面白さを強く感じた。

▲仲間の合図ひとつで運命が変わる。視界の悪い運転手を導け!

運転席からの視界は狭く、足元はおろか道すらまったく見えないことも多い。多様なジェスチャーで誘導しながら、崖ぎわを慎重に進む時間は、まるで実際の登山のような緊張感を味わうことができる。

プレイ中、誰かが「そこ行ける?」「うそでしょ!?」と叫ぶたびに笑いが起き、チーム全体が一体感を増していった。

▲緊迫の橋渡り。それぞれの知恵と工夫で道を切り拓こう。

道中も楽しみながら難所に備える

『RV There Yet?』は、運転手の技量以上に各々の判断と貢献が大切なゲームだ。崩れた橋に板をかけたり、地雷原の地雷処理を手分けしたり、RVを狙うクマの囮として走り回ったりと、道中の出来事がすべてプレイヤー同士の判断に委ねられている。

▲定期的に見つかるチェックポイントの安心感

各エリアにはガレージガソリンスタンドのチェックポイントがあり、補給用の物資や車体の整備ができるようになっている。

RVが大破しても直前のチェックポイントから再開できる。失敗を恐れず挑める設計のおかげで、リトライが苦にならない。むしろ、試行錯誤そのものが遊びの中心となってほしいという思いが開発チームにはありそうだ。

▲立ち入り禁止の空き家を嬉しそうに物色するsankuさん

探索の楽しさも本作の魅力で、寄り道が思わぬ発見を生むこともある。崖底や脇道など、マップの至るところでさまざまなアイテムを発見できる。車を押し上げるジャッキ、使い捨てグリル、取得直後は効果すら分からないローション…こうしたアイテムをどう活かすか考えるのも楽しい。時には意外なアイテムが思わぬ突破口を生む瞬間があり、プレイヤーの創意が光る。

また、マップは想像以上に広く、配信では5時間遊び続けたがゴールがまだ見えなかった。安全なルートを探すも良し、あえて危険な道を切り拓くも良し。スピードランや縛りプレイも成立しそうで、挑戦の幅が広いのも印象的だった。

▲広大なマップは遊び方次第で表情を変える
▲苦労のあとにみんなで焼くハンバーガーのパティが最高のご褒美だ

絶望の中に笑いがある

一見すると理不尽に見える難所も、誰かが突破口を見つけると場が一気に盛り上がる。RVが穴を乗り越える度に歓声が上がり、崖下まで真っ逆さまになったら爆笑が起こる。どんな結末も笑って受け入れられる、この“空気の共有”こそが本作の魅力だろう。

▲重力すら笑い飛ばす瞬間。成功も失敗も等しく楽しい

近年は『R.E.P.O.』や『PEAK』など、仲間と挑む高難度アクションが注目を集めているが、『RV There Yet?』もその流れの中でしっかり存在感を放つ一作だと感じた。難しさの裏に“人と遊ぶ楽しさ”が根底にあるところが最大の魅力だ。

皆さんも気の合う仲間や家族と、ぜひ崖の旅に出かけてみてほしい。

Indie Freaks公式YouTubeでは、本作を遊んでいる配信アーカイブを公開しており、私たちが実際に悲鳴を上げながら和気あいあいと進む様子も見られる。この雰囲気をぜひ動画でも感じていただけたらと幸いだ。

🎮 配信アーカイブはこちら → YouTube
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基本情報 RV There Yet?
開発 Nuggets Entertainment
販売 Nuggets Entertainment
配信日 2025年10月21日
言語 日本語無し
定価 920円(Steam

この記事で紹介されているゲーム

RV There Yet?

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RV There Yet?

キャンピングカー(RV)を運転して家に帰る協力型アドベンチャー。

家路につく

あなたと仲間達はリラックスした休暇から帰る途中、別のルートを取らざるを得なくなった。キャンピングカーで山の奥地を抜け、ルート65への出口を見つけよう。

マバッツ渓谷を生き延びろ

マバッツ渓谷に足を踏み入れた者 全てが生き残れるわけじゃない。ハンバーガー、解毒剤、そして必需品のエピペン(アナフィラキシー用注射器)を常に切らさず携帯しておこう。

ウィンチを使いこなせ

物理法則に基づいたウィンチ操作をマスターし、リモート操作のメイン指揮官になろう。車両の前後に備わったウィンチで、キャンピングカーはほとんどの道路の障害物を乗り越えたり、くぐったり、突破したりできる能力を備えている。

自分の身を守り、仲間とも助け合おう

冷えたビールとフィルター付きの低タールタバコはご自由にどうぞ。ただし、この旅は運転手ひとりではとても乗り切れないということを忘れずに。

ガラクタとタフな仲間たち

見つけたものは何でも活用し、キャンピングカーと友情の両方を守り抜こう。

特徴:

  • 最大4人のプレイヤーで1台の車を協力運転

  • ウィンチ搭載

  • 単独マップ

  • 近接チャット対応

  • オンライン協力プレイ

  • 帽子カスタマイズ

  • 冷凍ハンバーグのグリル調理

  • 喫煙可能