「人間は飲み物です」怪物と生存者の2つの視点で終末を体験しよう。尖ったアートが魅力的なホラーFPS『Juice』ブースレポート【DREAMSCAPE#4】

ばんじーよこすか

2026/02/07

2026年1月18日に、東京都・秋葉原 UDX Galleryにて開催された「DREAMSCAPE#4」の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。

なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。

※本稿では、暴力的なシーンや描写があるゲームを紹介しています。

DREAMSCAPE
インディーゲームの可能性を拡張する支援プロジェクト

終末の世界を2視点で体験しよう

Juice』は、終末の世界を1人の生存者と未知の怪物の2つの視点で体験するホラーFPSだ。開発はColorfictionが手掛ける。

今回は、会場では試遊版をプレイさせていただいた。なお、現時点で試遊版には日本語が実装されていないため、本稿で使用する日本語訳は筆者によるものであり、製品版の日本語とは異なることに留意されたい。

Steam:Juice
残酷なホラーFPSで生き延びろ! JUICEは暴走する怪物と、たった一人の最後の抵抗を描く。世界を滅ぼすか、それとも新しい夜明けを見るか?

試遊版には、STORY DEMOとARCADE DEMOの2つのプレイモードが用意されていたので、早速STORY DEMOからプレイした。舞台は終末の世界で、高台にある研究施設のような場所から逃げ出したらしい怪物の視点で物語が始まる。映像は漫画のコマ割りのようなスタイルで流れていた。

その流れで表示されたのが、"imagine a sick af intro here" (ここで激ヤバの導入部分を想像して)という一文。つまり、未実装のシーンを各自で思い浮かべて、という試遊版らしい開発者の方のユーモアだ。思わずニヤついてしまった。

そうしてニヤつきながら川を下ると、チュートリアルがスタート。操作方法を一通り覚えると、崖の下を走る電車に飛び降りた。

▲製品版ではどんなシーンになるか楽しみだ
▲チュートリアルがスタート

電車には、『ペーパーマリオRPG』のようなペーパーライクの人間がたくさん乗車していた。そこで画面に表示されるのは、「HUMANS ARE JUICE」という強烈な言葉。つまり、怪物にとって人間とは飲み物、怪物は人間の血を欲しているというわけだ。左クリックして人間を次々と喰らいながら前に進む。紙のような薄っぺらい人間から、画面いっぱいに血が吹き出す。時に血で前が見えなくなるほどだった。

どんどん増えていく無抵抗の人間を喰らいながら、電車の先まで進んでいると、乗っていた電車がクラッシュ! 怪物は街に降り立った。

▲怪物にとって人間は飲み物です
▲血液(飲み物)を求めて、人間を喰らう!

街に降りた怪物は、さらに血を求めて人間を喰らう。やがて画面が切り替わり、今度は、生存者視点の物語が始まった。

自宅で目を覚ました男性の周りには、サイレンのような音が鳴り響き、外は炎に包まれていた。ドアには「No Way, staying inside」(アホか、中にいろ)と落書きされている。不安な空気の中、ブラインドを開け閉めしたりコーヒーを飲んだりしながら、家の中をうろつく。

やがて、テレビが突然途切れ、「NATIONAL ALERT」(緊急警報)の文字と共に警報音が鳴り響く。ただ事ではない…! という場面で試遊版は終了。怪物視点と生存者視点のふたつの物語がこの先どのように交わり、どんな終わりを迎えるのだろうか。それは、製品版のお楽しみだ。

STORY DEMOでは、やはり漫画のコマ割りのように展開していくシーンが印象的だった。また、モノクロの世界で血だけが赤く強調される配色や、思わず笑ってしまうユーモアによって、終末世界を舞台にした独自の空気感が生まれていた。

▲6時に起きる朝型の男
▲外は火の海

次に、ARCADE DEMOを遊んでみた。こちらのモードは、STORY DEMOの世界観そのままに、終末を徘徊する怪物となり、できるだけ早く人間を一掃するタイムアタックだ。

フィールドには300人の人間が歩きまわっている。左クリックを連打して、人間を喰らって回ろう。前半は、ダッシュを活用してフィールド内を大胆に走り回り、後半は、いかにすばやく人間を見つけるかが鍵となりそうだ。

▲すべての人間をできるだけ早く喰らおう!
▲人間を追いかけろ!

ちなみに、筆者のベストタイムは3分5秒で、PCに残されていたベストタイムは28秒だった。あまりの差に思わず二度見をしてしまったが、筆者のプレイにはまだまだ伸びしろがある…ということにしておこう。

▲何度も再挑戦したくなる

本作を手掛けた開発者は、『Mouthwashing』や『Buckshot Roulette』のパブリッシャー「CRITICAL REFLEX」のアートディレクターとしても知られている。本作では、ビジュアル面のこだわりが随所に感じられた。終末を表現するモノクロの世界と赤い血の対比、ペーパーライクな人間たち、そして漫画のコマ割りのように展開するストーリーなど、その要素すべてが非常に魅力的だった。

そんな『Juice』の発売は、試遊版のゲーム内表記によると、202X年とのこと。Steamでは試遊版が公開されているので、気になる方はぜひチェックしてほしい。


基本情報 Juice
開発 Colorfiction
販売 Colorfiction
配信日 未定
言語 未定
価格 未定(Steam

ライター:ばんじーよこすか 編集:LayerQ

この記事で紹介されているゲーム

Buckshot Roulette

インディー

アクション

シミュレーション

日本語対応
10%¥315

Juice

インディー

アクション

アドベンチャー

Mouthwashing

インディー

アドベンチャー

日本語対応
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発売日To be announced
ジャンル
アドベンチャー
アクション
インディー

カテゴリ
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Juice

残酷なホラーFPSで生き延びろ! JUICEは暴走する怪物と、たった一人の最後の抵抗を描く。世界を滅ぼすか、それとも新しい夜明けを見るか?

JUICEは世界の終わりをめぐる2つの物語で語られるホラーFPS。飢えた獣と孤独な生存者をプレイしよう。素早く残虐な戦闘で暴れ回り、よだれを垂らす幼生から巨体の恐怖へ成長。 同時に家をバリケードし、愛する人と別れ、すべてが崩れる前に平静を保とう。

特徴:

  • 高速ゴアアクション
    電光石火のシュータームーブと凶暴な近接で吐き気を催す惨劇を。

  • 手描きの世界
    暗いノワール都市を血で染め上げろ。

  • 短くても濃密
    数回のプレイで完結する濃縮体験。

  • 2本のリンクした物語、2つのエンディング
    世界を救うか破滅させるか、決めるのはあなた。

  • アーケードモード
    複数のアリーナで人間を狩りまくり、スコアを稼げ。

  • メタルノイズコアサウンドトラック
    耳から血が出る覚悟を。