『Feastopia』は、幼い神様に食事を捧げて満足させることを目指す、ローグライト街づくりシミュレーションだ。神様のさまざまな要求に応えられるよう、街を発展させて準備を整えよう。開発はWhite Star Studio、パブリッシングをIndieArkが担当している。
『Against the Storm』にインスパイアされ制作されたという本作。今回、IndieArkよりSteamキーを提供いただきプレイの機会に恵まれたので、実際の体験をもとに、本作の魅力や特徴について紹介していこう。


モチモチの機嫌を保ちながら街づくり
プレイ開始時、神様である「モチモチ」はまだ卵の状態である。時間経過によって孵化し空腹をうったえはじめるので、制限時間内に食事を捧げよう。子どもとはいえ大きなモチモチは大量の食事を必要とするうえ、要求ぶんは一度にまとめて捧げる必要があるので、プレイヤーはあらかじめ食料を生産して蓄えておかねばならない。
モチモチには「わくわく度」と「いらいら度」があり、それを示すゲージが画面上部に表示されていて、リアルタイムで変動する。制限時間内にモチモチに食事を与えたり、「願いごと」を叶えたりすることでモチモチの「わくわく度」を上げることができ、ゲージを満たせばステージクリアだ。逆に「いらいら度」がMAXに到達してしまうとゲームオーバーとなるので注意しよう。クリア後は、新たなマップで次の難易度に挑戦することができる。

街づくりの内容としては、おおむね一般的なシティビルダー系の流れを汲んだ、分かりやすいものとなっている。住宅を建て労働者を増やし、農場で作物を育て食料を備蓄、食堂を設置して労働者の幸福度を上げていく。倉庫を含む各施設には接続範囲があり、農場から倉庫、倉庫から食堂、食堂から住宅がきちんと繋がるように建設していこう。
モチモチの要求を満たすだけの食料を確保するためには、幸福度を上げたり作業着を生産したりして労働者のグレードを上げる、農場や牧場では土地を広く使って収穫効率を上げるなどの工夫が必要だ。

ストラテジーらしく土地スペースと戦いながら効率のよい配置を試行錯誤していくことになるが、施設の移動や道路の敷設はノーコストでおこなえるため、時間を停止していくらでも組み直すことが可能だ。かわいい見た目ながらやりごたえがあり、ひとつひとつの課題に向き合っているとあっという間に時間が過ぎていくという、街づくりならではの魅力をしっかり備えた作品だ。
ときには壁が立ち塞がる、ローグライトらしい難しさも
本作におけるひとつめのステージは難易度0で、クリアまでが実質的なチュートリアルだ。次回の難易度1からがいよいよ本番であり、ランダム要素がぐっと増える。例えば、獲得できる施設の設計図やモチモチの願いごとの内容などだが、これがなかなかやっかいなのだ。

労働者のグレードアップのためには住宅を「増築」する必要があるが、そのための必要素材である「窓」は、伐採所で原木を得て、それを木材に加工し、ガラス加工場でガラスと合わせることで生産可能。ガラスについても同様に、砂を採取して石炭で焼くという工程が必要だ。このように素材の生産過程が入り組んでいるので、出現した施設の設計図を選ぶときは、「将来的にどういった目的・タイミングで建設するものか」をしっかり考える必要がある。
モチモチの願いごとも、ステージ開始時には解放されていないもの・生産にひと手間かかる食料などが多く並ぶので、これまでに獲得した設計図や作物に応じて臨機応変に選択することが大切だ。

筆者個人の体感だが、難易度0で「パズルのように施設の配置を見直して土地を上手く使う方法」を学び、難易度1では「生産ラインを理解し、その根元から着手して資源を管理することの重要さ」を学ぶというように、きちんと順を追って遊べるように作られていると感じた。必要な設計図がなかなか出ないといったことも起きるが、ゲームオーバーまでの猶予は長めに設定されているので、根気強くプレイしていこう。
ランダム要素による試行錯誤・流動的なプレイ体験を好むプレイヤー諸氏にはもちろん、自動化など生産ラインを管理する作業が好きなユーザーにもおすすめな『Feastopia』。2026年1月29日よりPC(Steam)にて発売中で、ゲーム内は英語・日本語・中国語(簡体字, 繁体字)に対応している。2月12日まで10%オフのリリース記念セールも開催されているので、気になった方はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
| 基本情報 | Feastopia |
|---|---|
| 開発 | White Star Studio |
| 販売 | IndieArk |
| 配信日 | 2026年1月29日 |
| 言語 | 日本語有り |
| 価格 | 1,600円(Steam) |
ライター:しわしわ 編集:LayerQ

