Studio KobaとAeternum Game Studiosの協業による新作『Future Knight』が発表。80年代液晶ゲームをモダンに再構築

朝比奈 / Asahina

2026/02/07

2026年2月4日、スペインに拠点を置く"Studio Koba"と"Aeternum Game Studios"は、共同開発による新作タイトル『Future Knight』を発表し、Steamストアページとティーザートレーラーを公開した。先行して1月に告知されていた両スタジオによる協業プロジェクトが、ついに姿を現した形だ。

本作は、カルト教団に立ち向かうロボット「Future Knight」の戦いを描く2Dアクションとシューティングを融合させたゲームだ。80年代の液晶ゲームにインスパイアされた独特のビジュアルを特徴とし、プレイヤーはスタイルの異なる2人のキャラクターを切り替えながら、人類の記憶を守るため決死の任務に挑む。

Steam:Future Knight
切り替えアクション × LCDレトロ!ロボットと謎の共生体を瞬時に切り替え、奇妙なカルト集団を阻止せよ。人類の記憶が消されるまで残り8時間。グロテスクなボス、空を滑走するFuture Board、レトロフューチャー東京を舞台にした高速2Dシューティング。

1993年の終末を描く物語と液晶ゲームへのオマージュ

舞台は1993年5月23日。人類の記憶消去を企てるカルト教団「プレゼント」を阻止するため、極秘開発されたロボット「Future Knight(フューチャーナイト)」と、その腹部に住み着いた良性腫瘍の相棒「Two More(トゥーモア)」は、終末の瞬間から8時間前の世界へと時を遡る。

彼らの使命は、世界の終わりへと向かう女教祖の日常に張り付いて、1時間ごとに阻止すること。公園、工事現場、食べ放題レストラン――何気ない日常のシーンに隠された野望をひとつずつ暴き、食い止めなければならない。

ビジュアル面では、80年代の携帯型液晶ゲームへのオマージュを表現しながらも、現代水準の技術、緻密なアート、複雑なアニメーションをふんだんに盛り込み、ノスタルジーとモダンさを両立させようとしている。

物語のテーマには「時間」と「忘却」を掲げ、Studio Kobaの前作『Narita Boy』と『Haneda Girl』の楽曲を手がけたSalvinsky氏による、エレクトロニカに意外性のあるボーカルやアーバンなリズムを融合させた、プレイ意欲をかき立てるサウンドが独特の空気感を放っている。

2人のキャラクターを操るユニークな戦闘システム

本作を象徴するのは、2人のキャラクターを同時に操る「コレオグラフィー型(※)」の戦闘システムだ。戦闘では、2人のキャラクターを自在に切り替えながら、それぞれの得意分野を活かした連携攻撃を繰り出していく。

※本来「コレオグラフィー」は、ダンスの振り付けや、舞台・映画における殺陣を指す言葉。本作においては、2人のキャラクターの緻密な連携をダンス的なニュアンスとして、このキーワードで表現しているようだ。

Future Knightは量子銃「テクノ・ブラスター」による火力と強力な近接攻撃を振るい、相棒のTwo Moreは壁登りやスーパーダッシュ、狭所への侵入など、圧倒的な機動力を発揮。局面に合わせて操作対象を瞬時に選択する判断が重要だ。

ロボットと良性腫瘍という奇妙な関係性だが、両者は互いを必要不可欠な存在として戦い抜いていく。操作を切り替えた際に互いの体力を回復し合うといったシナジーも用意されており、この独特なバディによる連携は"死のダンス"とも表現されている。単なるアクションの連続に留まらない、キャラクター同士の相互補完が不可欠なバランスになるようだ。

実績あるスペインのスタジオによる協力体制

開発を手掛けるのは、スペインを拠点とするStudio KobaとAeternum Game Studios。Studio Kobaは『Narita Boy』や『Haneda Girl』で知られ、レトロフューチャーな世界観と、絶妙に狙いすましたかのようなコミカルな"ノリ"を挟み込んでくる魅力的なストーリー描写が多くのファンを魅了してきた。

一方のAeternum Game Studiosも、2024年にリリースした『Eden Genesis』で同じくレトロフューチャーな世界観と、アクション性の高い作品を表現。実績あるスタジオの個性が融合した、インディーゲームらしい尖った作品が生み出されようとしている。

Future Knight』は、PC(Steam)・コンソール(Nintendo Switch, PlayStation 5, Xbox Series X/S)でのリリースに向けて鋭意開発中だ。


基本情報 Future Knight
開発 Studio Koba, Aeternum Game Studios
販売 Aeternum Game Studios
配信日 未定
言語 日本語有り
価格 未定(Steam

ライター:朝比奈 編集:LayerQ

この記事で紹介されているゲーム

Future Knight

カジュアル

アドベンチャー

アクション

インディー

日本語対応

Narita Boy

アドベンチャー

インディー

日本語対応
¥2,570

Haneda Girl

インディー

アクション

日本語対応
10%¥1,349

Eden Genesis

アクション

アドベンチャー

日本語対応
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発売日
ジャンル
アドベンチャー
カジュアル
アクション
インディー

カテゴリ
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フルコントローラサポート
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ファミリーシェアリング
ステレオサウンド
字幕オプション
サラウンドサウンド
時間制限付き入力なしでプレイ可能
キーボードのみのオプション
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Future Knight

切り替えアクション × LCDレトロ!ロボットと謎の共生体を瞬時に切り替え、奇妙なカルト集団を阻止せよ。人類の記憶が消されるまで残り8時間。グロテスクなボス、空を滑走するFuture Board、レトロフューチャー東京を舞台にした高速2Dシューティング。

Future Knight は、液晶ゲームのノスタルジーと、現代的な高速アクションを融合した2Dシューティングゲームです。

80〜90年代の携帯ゲーム機を思わせるビジュアルに、切り替えを軸とした戦略的バトルを、少し奇妙でクセの強い物語に詰めました。

世界の終わりまで、残り8時間

時は1993年5月23日。
カルト集団「プレゼント」を率いる謎の女によって、人類の記憶は消されようとしている。

それを止められるのは、90年代のテレビ俳優の残骸から30年かけて作られたロボットFuture Knight だけ。

Future Knightの体内には Two Moreと呼ばれる意思を持った存在が共生している。

彼らのミッションは、黙示録の8時間前の過去に戻ること。
黙示録の8時間前へ戻り、彼女の日常を1時間ずつ阻止しなければ人類の記憶は滅亡してしまう。

各ステージは、彼女が記憶を消去するまでの各1時間だ。
公園、工事現場、食べ放題レストラン……
何気ない日常が、世界の終わりへとつながっている。

時は刻一刻と迫る。
Future Knightよ、未来が過去になる前に救えるか?

死のダンス:切り替えて、破壊せよ

Future Knight の鍵は「シナジー」。
――「一人で速く。二人なら、より遠くまで。」

■ Future Knight(爆力)

量子プラズマのテクノ・ブラスターで射撃し、致命的な噛みつき攻撃を繰り出し、ローリングで回避。重火器で戦場を混沌に叩き込め。

■ Two More(機動力)

相棒を体外へ放て!
超高速スーパーダッシュ、粘性を活かした壁登り、近距離射撃、狭い場所への侵入が可能。

● シナジーシステム

2体を瞬時に切り替えることで、体力回復やエネルギー補充が可能。
攻め続けるための“流れ”を作ることが、勝利への鍵に。

ネオ・レトロな液晶世界

本作の舞台は、電卓と液晶ディスプレイの内部
可愛らしさとグロテスクさが同居する、不気味なビジュアルを作り上げました。
今敏監督の作品や、日本的ビザール表現に影響を受けています。

画面に映るのは、動き回るインクの染み……
――でも、こんなインクの動き、見たことはないはず。

主な特徴

■ 時間との戦い

8時間=8ステージ。たどり着く結末はひとつ。
横スクロール、縦スクロール、そして狂った物理演算が入り混じるステージ構成。
危険な工事現場から、殺意に満ちた回転寿司レーンまで――
すべてが記憶消去直前の“運命の1時間”。

■ 戦闘シナジーとビルド要素

撃つだけでは生き残れない。踊れ。
Future Knightの圧倒的火力と、Two Moreの粘着的な機動力を瞬時に切り替え、致命的な連携を生み出せ。
カルトの謎の三角形を集め、それこそが真実への道を開く唯一の鍵となる。

■ 液晶クリスタル・ピクセルアート

LCDノスタルジーが命を吹き返す、唯一無二のアートディレクション。
手描きアニメーションによるインクのような動きが、可愛さと狂気を融合。
80年代携帯ゲーム機へのビジュアルオマージュ。

■ 遠慮なしのビザール・ストーリー

「気取らず、もっと楽しく」。
ピラミッドカルト、シュールな現実離れした状況、ブラックユーモアと社会風刺に満ちた物語が展開される。