構想9年! 手描きアニメーションの極致。2Dアクション・アドベンチャー『The Eternal Life of Goldman』体験版プレイレポ

セン星人

2026/03/02

The Eternal Life of Goldman』は、アニメ映画の世界に飛び込んだような感覚を味わえる2Dアクションアドベンチャーゲームだ。開発は『This Is the Police』を手掛けたWeappy Studio、販売はTHQ Nordicが手掛ける。

リリース日は未定で、対応機種は、Steam, Nintendo Switch, PlayStation 5, Xbox Series X/Sに展開されるとのことだ。

制作に9年という歳月を費やした本作は、全編が手描きのアニメーションで構成されるという、執念すら感じるこだわりが最大の特徴だ。本稿では、横スクロールのシンプルなアクションと、圧倒的なビジュアルが特徴の『The Eternal Life of Goldman』の魅力について紹介しよう。

Steam:The Eternal Life of Goldman
息を呑むようなこのプラットフォーマー・アドベンチャーで、手描きのArchipelagoを旅し、謎に満ちたDeityを倒しましょう。古代の寓話にインスピレーションを受け、クラシックなフレームバイフレームのアニメーションで描かれた世界をお楽しみください。

魔法の杖を手に、不気味で美しい諸島を巡る旅

The Eternal Life of Goldman』のゲームシステムは、横スクロールのプラットフォーマーをベースとしている。プレイヤーは主人公の老人を操作し、魔法の杖を駆使して広大な諸島「Archipelago」を探索。道中で手に入るパーツで杖を強化し、新たなアクションを解放していくメトロイドヴァニアの要素も備えている。主な操作は、非常にシンプルで「攻撃」「ジャンプ」「掴む」「しゃがむ」などだ。

ゲームの目的は、島に潜む謎の存在「Deity」を暗殺すること。しかし、その道中には緻密な操作を要求される難所や、手強い敵が待ち受けている。操作ミスによってトゲに接触したり、敵からダメージを受け続けたりすると体力が減っていき、すべて失われるとチェックポイントからやり直しとなる。

▲アクションは、非常にシンプルだ
▲背景、敵、エフェクト…すべてのビジュアルが目を見張るクォリティ

動く芸術品、フレーム単位で描かれた圧倒的ビジュアル

本作の最も際立った要素は、1フレームずつ丁寧に描かれた「フレーム・バイ・フレーム」のアニメーションだ。近年主流のボーンアニメーションでは出せない、滑らかで温かみのある動きが、奇妙でどこか不気味な世界に命を吹き込んでいる。背景の細部に至るまで描き込まれた景観は、まさに「動く芸術」と呼ぶにふさわしい。このビジュアルは、体験版を開始して1分くらいで感じることができる。これが、本当に感動できるレベルだ。大げさな表現ではなく筆者は本気で感動した。

例を上げると、1990年代前半のディズニー映画(アラジンやライオンキングなど)の中をゲームでプレイしているかのような感覚だ。背景に描かれる風に舞う草、燃え盛る炎、飛び交う鳥や虫。主人公や敵のアクション時のエフェクト表現。画面すべての表現が、とんでもない細かさで描かれている。ぜひ、現在プレイ可能な体験版で、その感動を味わってほしい。

また、音楽面も非常に豪華だ。『メイドインアビス』のケビン・ペンキン氏や、『オクトパストラベラー』の西木康智氏ら著名な作曲家が参加。美しくもダークな世界観を、重厚なサウンドがさらに引き立てている。

▲画面全体が細かく描かれて表現されている

創意工夫が道を拓く、魔法の杖のカスタマイズと強化

本作において、主人公の老人が手にする「魔法の杖」は、単なる武器ではない。探索の過程で新たなパーツを発見し、それらを杖に組み込むことで、アクションの幅が広がっていく。

強化の核心は、パーツの組み合わせによる「機能の拡張」にある。例えば、特定のパーツを装着することで、空中での滞空時間を延ばしたり、地形を利用した特殊な跳躍が可能になったりする。新しい能力を得るたびに、それまで通行不能だった場所が新たなルートへと変わり、世界の見え方そのものが変貌していく。

また、杖の強化において特筆すべきは、状況に応じた「即興性」だ。決まった正解をなぞるのではなく、直面した難所に対して「どのパーツが有効か」をプレイヤー自身が考え、試行錯誤する過程が重視されている。強力な敵との戦闘、あるいは緻密な操作を要するアスレチック地帯。それぞれの場面で杖の性能を最適化することが、攻略の鍵を握る。パーツの入手は、隠されたエリアの探索や手強いボスの撃破など、リスクを冒した先にある「報酬」として用意されている。これこそが、本作がメトロイドヴァニアとしての奥深さを備えている要素と言えるだろう。

▲状況に応じて、杖のカスタマイズを行う

本作は、理不尽な繰り返しを強いるのではなく、プレイヤーの発見と習達を重視した設計。手描きグラフィックの柔らかい印象とは裏腹に、シンプルな操作ながら手応えのあるアクション体験が約束されている。

現在、PC(Steam)向けに約90分間のボリュームを誇る体験版が配信中。製品版のリリース日は未定だが、まずはこの唯一無二の操作感と圧倒的なビジュアルを自らの目で確かめてほしい。


基本情報 The Eternal Life of Goldman
開発 Weappy Studio
販売 THQ Nordic
配信日 未定
言語 日本語有り
価格 未定(Steam
未定(Nintendo Switch)
未定(PlayStation 5
未定(Xbox Series X/S

ライター:セン星人 編集:LayerQ

この記事で紹介されているゲーム

This Is the Police

アドベンチャー

ストラテジー

インディー

日本語対応

The Eternal Life of Goldman Demo

アクション

アドベンチャー

日本語対応

The Eternal Life of Goldman

インディー

アドベンチャー

アクション

日本語対応

オクトパストラベラー

RPG

日本語対応
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ジャンル
アドベンチャー
アクション

カテゴリ
シングルプレイヤー
フルコントローラサポート
ゲームの体験版
時間制限付き入力なしでプレイ可能
いつでもセーブ可能
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The Eternal Life of Goldman Demo

息を呑むようなこのプラットフォーマー・アドベンチャーで、手描きのArchipelagoを旅し、謎に満ちたDeityを倒しましょう。古代の寓話にインスピレーションを受け、クラシックなフレームバイフレームのアニメーションで描かれた世界をお楽しみください。

このデモ版の所要時間は約90分で、本編の冒頭部分を試遊していただけます。

息を呑むようなこのプラットフォーマー・アドベンチャーで、手描きのArchipelagoを旅し、謎に満ちたDeityを倒しましょう。古代の寓話にインスピレーションを受け、クラシックなフレームバイフレームのアニメーションで描かれた世界をお楽しみください。

『The Eternal Life of Goldman』は、伝説、おとぎ話、神話を織り交ぜた、鮮やかでありながらもダークな雰囲気に包まれたアドベンチャーです。独創的な視点からこのジャンルに切り込んでおり、あらゆる場面で予想外の展開が待ち受けます。

Archipelagoにやってきたプレイヤーは、奇妙な任務を請け負うことに。誰もが話題にしながらも誰もその姿を見たことがない、Deityなる人物を暗殺することです。Deityを見つけるためには、島に秘められた数々の謎を解き明かさなければなりません。その中で、悲劇に見舞われ、奇妙な人物や驚くべきコントラストに彩られた場所を目撃することになります。

新しいパーツで杖をアップグレードして、新しい能力をアンロックしましょう。Archipelagoを隅々まで探索して、驚異的なクリーチャーと対峙するのです。

『The Eternal Life of Goldman』は、皆さんと同じく、アニメやコミック、ゲームを愛好するスタッフの数年がかりの努力の結晶です。私たちは、驚くほど美しく妥協のない2Dゲームを作りたいと考え、このジャンルのルーツに立ち返り、可能な限り最も困難な道を歩みました。そこで、古典的なフレームバイフレームの技法を採用し、手作業で細心の注意を払って描画、着色、アニメーション化の作業を行いました。手抜きは一切なし。結果はこの作品に表れています。『The Eternal Life of Goldman』では、同じような部屋や風景は一つとしてありません。すべての場所、すべてのオブジェクト、すべてのキャラクター、すべての視覚効果が綿密に設計され、細部まで入念に仕上げられています。

皆さんが子供だった頃のことを思い出してください。16ビットのプラットフォームゲームを初めて見て自分の目が信じられなくなった経験はありませんか?そのときの気持ちを皆さんに今一度…いえ、ともすれば初めて体験してもらおうと思っています。

何も考えずに決まり文句や定型に頼るのではなく、『The Eternal Life of Goldman』はジャンルを根底から覆します。このゲームでは、さまざまなスタイル、トレンド、時代を横断して、横スクロールアクションで私たちが最も愛する要素すべてを注意深く取り入れています。そして、無意味で時間の無駄でイライラするような要素はすべて排除しています。

挑戦的なプラットフォームゲームで正確さが求められますが、一連のアクションを記憶して系統的に実行しなければならないという過酷な体験とは一切無縁です。成功の鍵は即興と創意工夫です。

本作は各地を探索していくことで、発見の喜びを味わえるゲームです。しかし、新しい能力やアーティファクトを獲得するたびによく分からないまま来た道を引き返す、なんてこともありません。『The Eternal Life of Goldman』の世界には、常に興味深いことが待ち受けています。

最後に、このゲームは複雑なシーン、力強いキャラクター、多層的なストーリーを備えていますが、さかしらぶったり中身のないこけおどしに陥ったりすることはありません。すべての要素が組み合わさって、息を呑み胸が張り裂けんばかりの冒険が生まれるのです。