
『Rewoven Self(再び紡がれた私)』は、
一人称インタラクションと2.5Dプラットフォーム探索を組み合わせた、
二つの視点から描かれる叙事型パズルゲームです。
プレイヤーは「現実」と「幻想」という
絡み合う二つの世界を行き来します。
現実世界での折る・切る・縫うといった具体的な行為が、
幻想世界の紙の存在の旅路に間接的な影響を与え、
やがて感情の統合と自己成長へとつながっていきます。
章構成 ―― 感情の変化を象徴する三幕構造
第一章 幻想への逃避
紙を折り重ね、脆くも美しい幻想の世界を築く。
孤独から逃れ、幻想を拠り所とする主人公の心を描く章。
第二章 現実という牢獄
幻想が崩壊し、理想と現実の狭間で葛藤する。
支えを失い、感情の崩れゆく過程を描く。
第三章 幻想と現実の再織
二つの世界を糸で縫い合わせる――
それは、傷ついた心が癒えた後の再生の象徴。
もはや逃げず、幻想を携えて新たな現実へと踏み出す章です。
本作は非戦闘型のパズルと象徴的なメカニクスを重視し、
横スクロール探索と一人称の操作を融合させることで、
「逃避 → 葛藤 → 統合」という感情の旅をプレイヤーに体験させます。
私は、プレイヤーに「感情を操作で感じてほしい」と考えました。
ただ観るだけでなく、触れて感じる物語として。
『Rewoven Self(再び紡がれた私)』は、
幻想から現実へ――
逃避から統合へ――
その旅路を描いた作品です。
“折る” は想像で築かれた脆い避難所。
“切る” は崩壊と解放。
そして “縫う” は、離れた二つの世界を再び結ぶ行為。
それらが合わさり、ひとつの「自分」へと戻っていきます
この作品は、単なるゲームではなく、
私自身が「理解し、癒え、再び歩き出す」ための過程でもありました。
あなたがその扉をくぐるとき――
どうか、自分なりの「完全さ」を胸に、
あなた自身のやり方で世界を織り直してほしい。