
待っていたのは、これ以上ない絶望だった。
トイレの外では、彼女のご両親が待っている。
今日は人生最大級のイベント、両家顔合わせの日。
トイレの中では……突然襲ってきた腹痛をどうにか抑え込み、ようやく安堵の息をついたところ。
気持ちよく出し切った喜びも束の間、
ふと横を見たその瞬間、ゾンビや幽霊なんかよりよほど背筋が凍る現実が目に飛び込んでくる。
そう。
そこにあったのは、見事なまでに空っぽのトイレットペーパーの芯だった。

ありがちなモンスターや鍵探しが出てくる脱出ゲームは、もう忘れてください。
このゲーム最大の武器はグラフィックではありません。
プレイヤーの想像力の襟首をつかんで最後まで引きずっていく、やけに生々しくてクセになるテキストです。
トイレの中は静かなのに、画面を埋め尽くすのは、生き残るための必死すぎる脳内会議と苦し紛れの言い訳ばかり。
テキストを読み進めるうちに、いつの間にか悪臭まで漂ってくるような、とんでもない没入感に引きずり込まれるはずです。
ほんの一瞬の迷いと、たった一度の間の抜けた選択が、一生消えない黒歴史をリアルタイムで更新していきます。

たった一坪の密室で、目の前にある物や持ち物を使い、何としてでもこの危機を切り抜けなければなりません。
目の前にあるものは、すべてが武器(?)です。
ネクタイ、ズボン、下着……この空間にある何かを選び、涙ぐましい“後始末”に挑んでみてください。
ただし、その必死で不潔な選択が、平凡な結果で終わることは決してありません。

トイレットペーパーの代わりに、想像を超える何かを犠牲にした代償はあまりにも過酷です。
10億ウォンの損害賠償、対テロ部隊の出動、そして涙の破談まで。
スリラーとB級コメディのあいだを全力で駆け抜ける、25の予測不能な結末が待っています。
ゲームオーバーになっても、腹が立つどころか思わず笑いがこみ上げてきます。
このゲームの目的は、無事に脱出することだけではありません。
「ちょっと待って、ここでこれで拭いたら、いったい何が起きるんだ?」
そんな変態じみた好奇心が、あなたのスクロールを止めさせてくれません。
ほとんどの結末は、
「……大事に育てられてきた自分が、こんなもの見ていいのか……?」
と思わず額に手を当てたくなるものばかりですが、
無事に生き延びたときの爽快感から、腹を抱えて転げ回るようなトンデモエピローグまで、完璧なブラックコメディショーが用意されています。

外にいる人たちは、何も知りません。
この狭いトイレの中で、あなたがどれほど壮絶な死闘を繰り広げていたのかを。
守るべきものは、たった二つ。社会的なメンツと、生存。
さあ、世界でいちばん臭くて、世界でいちばん愉快な密室サバイバルへ、今すぐ飛び込んでください!