2025年8月3日に、東京・浜松町にて開催された東京ゲームダンジョン9の出展タイトルから、筆者が注目する魅力的なタイトルをピックアップして紹介しよう。
なお、基本的には今後リリース予定の開発中のタイトルや、ローンチから間もないタイトル、早期アクセス中のタイトルを対象としている。
2016年にリリースされたクリーチャー育成RPG『ディスクリーチャーズ』が、完全新作ともいえる規模のリメイク作『ディスクリーチャーズWORLD』として、2026年にSteamで登場する。
システム、グラフィック、サウンドの全てを1から見直し、開発者である兄弟2人が本当に作りたかったものを詰め込んだ作品となっている。本記事では今作の魅力について紹介しよう。


クリーチャーと共存する不思議な世界
『ディスクリーチャーズWORLD』は、人と不思議なクリーチャーが共存する世界。ここでは、クリーチャーの情報を記録し、その能力を再現する「ディスク」と呼ばれる技術が社会の基盤となっている。このディスクを駆使してクリーチャーを獲得していくシステムとなっている。
そして、クリーチャーと共に数々の事件に挑む専門家こそが「ディスカー」だ。プレイヤーは1人のディスカーとしてこの世界に飛び込み、冒険を通じてクリーチャーたちとの絆を紡いでいく。
ゲームは、ディスカーにミッションを斡旋する施設「D-セントラル」で依頼を受けるオムニバス形式で展開。敵対するクリーチャーやディスカーが引き起こす奇妙な事件を解決するため、広大な世界を冒険していく。旅をしながら、主人公は自身の宿命と幻のクリーチャーの謎へと迫っていくことになる。

3on3バトルに凝縮された、知略と駆け引き
フィールドでは、3体のクリーチャーを連れて自由に探索でき、敵シンボルとの接触でバトルが始まる。バトルは、メイン3体と控え3体でパーティーを編成し、3on3の形式で繰り広げられる。その戦術性の核となるのが、3体で共有するリソース「エナジー」だ。強力な特技ほど多くのエナジーを消費するため、限られたリソースを誰に集中させ、どのタイミングで勝負を仕掛けるか、常に的確な判断が求められる。
クリーチャーが1体でも倒されると減少し、ゼロになれば敗北が確定する「バッテリー」の存在は、常に戦況全体を見渡す緊張感を生み出し、プレイヤーの知略を試すだろう。

300種の仲間たちと、無限に広がる育成の道
戦略的なバトルを支えるのが、300種類以上にもおよぶ個性豊かなクリーチャーたちだ。捕獲のシステムは、クリーチャーを弱らせ、ディスクを用いてテンポよく収集できる工夫が凝らされている。全てのクリーチャーを収集することができるのも非常に魅力的だ。
また、育成の鍵を握る「シェイクシステム」は、冒険で絆を深めたクリーチャーを「シェイク体」と呼ばれる別のフォルムへと変化させる。シェイク体は元の姿に戻したり、さらに別のシェイク体へと変えたりすることが可能で、パーティー構成や戦局に応じた運用ができる。
道中では敵対するディスカーとの熾烈なバトルもあり、メリハリが効いている。さらに、仲間を集めるたびに手に入る「ディスコレカード」の収集要素も用意されている。


育成ゲームの黎明期からこのジャンルを愛し続けてきた兄弟が作り出す本作。300種以上のクリーチャーとの出会い、そして新システム『シェイク』がもたらす奥深い育成を体験しよう。この広大な世界で、あなただけの最強パーティーを編成する楽しみが待っている。
前作をプレイしたベテランも、本作で初めて触れるルーキーも、誰もが夢中になれる要素が本作にある。2026年のリリースに期待して備えよう。
基本情報 | ディスクリーチャーズWORLD |
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開発 | Picorinne Soft |
販売 | Picorinne Soft |
配信日 | 2026年予定 |
言語 | 日本語有り |
価格 | 未定(Steam) |