
このゲームにはパーティも、ゲームマスターもいない。何をするかを決めるのは君で、ダイスを振るのも君、その結果を引き受けるのも君だ。暗黒城は君の行いをすべて覚えていて、君が何を選ぶかで世界の応え方は変わっていく。
お伽噺にも謳われる魔女イヌボーグが、王都エリシングに宮廷魔術師として迎えられ、民衆は歓喜に沸いた。だが流行り病とともに、黒い噂が広がっていく──「魔女は国を亡ぼす悪鬼だ」。いま、その街へ向かうふたりの旅人がいる。君はどちらかを選んで冒険する。戦士は、ほかならぬその魔女に育てられた男。魔法使いは記憶を失った女で、魔女に招かれたまま消息を絶った恩師を捜している。ふたりの道は、どちらも暗黒城へ続いている。
剣を抜いて斬り込んでもいい。口八丁で切り抜けてもいい。見て見ぬふりで通り過ぎてもいい。この世界をどう渡っていくかは君の自由だ。君の冒険が険しいものとなるか、穏やかなものとなるか──それも君の選択次第だ。
戦闘はターン制で、テンポが速く、あえてシンプルに設計されている。本作は、複雑なビルドやステータス育成に重きを置いたゲームではない。重要なのは、判断と度胸。そして幸運の女神に愛されることだ。
君が向かうのは、まともな人間なら近寄らない危険な場所だ。ちょっとした判断ミスが命取りとなり、ダイスの出目ひとつで、あっさりと死ぬこともある。しかし、死は決して罰ではない。暗黒城が不用心な旅人に返す、当然の答えなのだ。慎重な者は、行動する前によく考える。勇敢な者こそ、こまめにセーブする。
バックパックは小さく、旅路は長い。何を持ち、何を置いていくか──それも君が下すべき重要な判断のひとつだ。冒険の果てに待ち受ける結末は、君がやったこと、やらなかったこと、そのすべての合計となる。
本作ではひとつの旅が終わったら、もうひとりの選ばなかったほうの旅人として、同じ道をもう一度歩くことができる。そこでは同じ物語が反対側から見え、最初の旅では見えなかった真実が明らかになるだろう。
本作の開発者である西村芳雄は、ゲーム業界30年のベテラン。カプコンでは初代『モンスターハンター』にリード背景アーティストとして参加。ヴァニラウェアでは『オーディンスフィア』『ドラゴンズクラウン』『十三機兵防衛圏』を手がけた。ヴァニラウェアを「卒業」した後は奈良の山奥にある小村「曽爾村」に居を構え、畑を耕しながらゲーム制作に打ち込んでいる。本作に登場する300枚を超えるイラストは、すべて彼自身の手で描かれている。生成AIはいっさい使用していない。
音楽は崎元仁と、彼のスタジオであるベイシスケイプ(代表作:『ファイナルファンタジータクティクス』『ベイグラントストーリー』『十三機兵防衛圏』)が作曲している。
テキスト量: 30万字以上
1周のプレイ時間: 6〜8時間
全要素回収(両方の主人公・全エンディング・全隠し要素): 約10時間
プレイスタイル: 戦闘・交渉・回避のいずれでも進行可能
リスペクト: 『グレイルクエスト』『ソーサリー』『ファイティング・ファンタジー』
実況・配信・動画化、すべて歓迎します
個人・法人を問わず、収益化OKです
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