ゲームとアートの複合的な展覧会「Under Commons Vol.2 - アクセスを仮設する -」が、2026年10月16日(金)から11月15日(日)まで、横浜のArt Center NEWにて開催される。本展では、『Citizen Sleeper』『The Cosmic Wheel Sisterhood』『Analogue: A Hate Story』といったインディーゲームと現代アーティストによるコラボレーション作品を中心に、ゲームとアートを通じて「アクセス」という概念を探す。
Under Commonsは、2025年10月〜11月に同会場で第1弾が開催されており、クィア・ゲームをテーマにビデオゲーム5作をプレイ可能な形で展示するという、他に類を見ない構成で注目を集めた展覧会だ。今回のVol.2はその第2弾にあたる。
アーティストがゲームを"読み解く"コラボレーションブース
中心となるコラボレーションブースでは、3人のアーティストがそれぞれインディーゲームを実際にプレイし、そのテーマやルール、制作背景などを読み解いたうえで制作した作品を展示する。組み合わせは以下の通り(敬称略)。
- 遠藤麻衣 × 『Analogue: A Hate Story』(Love Conquers All Games, 2012)
- 大石一貴 × 『The Cosmic Wheel Sisterhood』(Deconstructeam, 2023)
- 清原啓 × 『Citizen Sleeper』(Jump Over The Age, 2022)



いずれも家父長制、選択と結果の引き受け方、資本主義下での労働と連帯といったテーマを扱う作品であり、3人のアーティストがそれぞれの制作領域からこれらをどう解釈するかが見どころとなりそうだ。
『Milk inside a bag of milk』シリーズなども展示
上記コラボブース以外にも、以下のゲームやアート作品が展示される。
- Nikita Kryukov『Milk inside a bag of milk inside a bag of milk』(2020)/『Milk outside a bag of milk outside a bag of milk』(2021)
- Deconstructeam『Behind Every Great One』(2019)
- 近藤銀河『Trace of Queer』(2026)― 作者自身と同じ車椅子の主人公が、公共空間や美術史の中で消されたクィアな痕跡を辿るゲーム
- Finnegan Shannon『Time travel with me』(2022の再構成)― 展覧会全体の視覚情報を言葉にし録音した音声作品



なお、メインビジュアルは、本展出品作『Citizen Sleeper』のイラストレーションも手がけたフランスの漫画家Guillaume Singelin氏が担当している。インディーゲームと現代アートが交差する本展。インディーゲームとして人気の高い作品がアーティストたちの手によってどのように読み解かれ、新たな表現へとつながっていくのか、気になる方はぜひ会場まで足を運んでほしい。
| 基本情報 | Under Commons Vol.2 - アクセスを仮設する - |
|---|---|
| 会期 | 2026年10月16日(金)~11月15日(日)12:00~20:00 |
| 会場 | Art Center NEW(横浜・みなとみらい線「新高島」駅B1F) |
| 入場料 | 一般1,000円、大学生800円、高校生以下無料 |
| 公式サイト | https://artcenter-new.jp/under-commons-vol2/ |
ライター:ばんじーよこすか 編集:LayerQ